★ダミアン・ポドヴェルシッチ
●DOC ヴェネツィア・ジュリア・ビアンコ・リボッラ・ジャッラ 2019
*DOC Venezia Giulia Bianco Ribolla Gialla 2019 / Damijan Podversic
*2019年は綺麗な透明感のある味わいに
仕上がっております。
液体のスムーズさはダミアンらしからぬ
洗練された印象です。
これからの方向性が見える印象です。
正直、森田屋は戸惑いがありますが
とてもよいワインに仕上がっています。
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是非この変化を体感して下さい。
2024年10月9日試飲
エヴィーノの新津くんの感動のコメントも添えます。
以前ダミアンが語っていた言葉ですが、
「ヴィンテージの特徴は1年間の気候に
左右されるものではない、
収穫前1ヶ月間の気候(気温差、雨、日照)によって
色付けされる」。
それを裏付けるように前回2017 は、
一般的には「暑い年」と言われますが、
ダミアンにおいては正反対の
「冷涼さ、繊細さ」を感じるワインでした。
2018年は、貴腐の割合でいえば
2017年ほどではありませんが、果実の成熟、
酸の柔らかさ、これまでのヴィンテージにはない
バラ ンス感をもった年だと思います。
全体的には暑さよりも冷涼さや
雨の多いヴィンテージではありました。
しかし収穫前の1ヶ月、
例年より昼夜の気温差が少なかったこと、
そして湿度が高く全体 40%ほどに
貴腐の恩恵があった事で、
ダミアン的には「暑い年」、
「寒い年」両方の表情を持ち合わせた
ヴィンテ ージだと考えると、
非常にわかりやすいかと思います。
種子・果皮まで完熟し、
さらに貴腐の恩恵も持っているリボッラ ジャッラ。
貴腐由来の繊細でいて奥行きのある酒質と、
果実由 のふくよかさやアロマ、
余韻の長さは、例年に比べ非常にストレートで
伝わりやすい、そして何より現時点で
非常にバランスが取れている事に驚かされます。
これまでのダミアンで、リリースの時点で
ここまで均整がとれているのは珍しく、
ヴィンテージの変化以上に、
近年ワインのクオリティが上がっている事を
実感しております。
*品種:リボッラ・ジャッラ100%。
樹齢:20〜40年。
収穫を可能な限り遅らせることで
最大限に成熟した果実、果皮には
多くの貴腐の恩恵を受けたブドウと
腐敗果を徹底し選果を行う
徐梗して果皮、種子と共に3ヶ月、
圧搾後、大樽にて36ヶ月、瓶内にて18ヶ月熟成。
雹害によって収穫量を失ったものの、
果皮や種子だけでなく果梗までの成熟を見せた2019年。
全体に感じる透明感とエレガントさ、
幅の広い複雑な余韻を持つリボッラ。
以前ダミアンが語っていた言葉ですが、
「ヴィンテージの特徴は1年間の気候に
左右されるものではない、
収穫前1ヶ月間の気候(気温差、雨、日照)
によって色付けされる」。
2019年は一般的にはそれほど暑くなく、
バランスの取れたヴィンテージですが、
収穫前の1ヶ月は日照に恵まれ
非常に乾燥していたことで、
果皮が成熟しフェノールの熟成がよく見られた年。
その分湿度が上がらず、
貴腐の影響があまり見られなかった
年でもあります。
ダミアン曰く、「貴腐の多いヴィンテージは複雑さ、
奥行きを強く感じる。
対照的に貴腐が少なく日照に恵まれたヴィンテージは、
果実の成熟・凝縮が強く、表情豊かで、
ポジティヴさを持つ。」、相反しつつも、
それぞれ異なった魅力を持っている
ダミアンのワイン。
彼が栽培するブドウの中で、
最も収穫の遅いリボッラ・ジャッラ。
8月の雹によって収穫量が
減ってしまったものの、
残ったブドウは非常に健全な状態で成熟し、
果皮や種子だけでなく、
果梗まで栗色に変わるほどの熟成を見せた2019年。
さらに昼夜の気温差によって酸も
豊富な状態で収穫を迎えたといいます。
そして何よりこの2019年から、
彼の畑のあるモンテ・カルヴァリオ、
畑の隣に建てたカンティーナで醸造。
全体に感じる透明感とエレガントさ、
これまでのダミアンを悪く言うつもりはないですが、
明らかに異なること透き通った印象に
本当に驚かされました。
この味わいを知っていただくと、
やはり醸造する場所や設備の大切さに
改めて気づかされます。
1998年から始まり、20年を経て
ようやく自身のカンティーナを手に入れたダミアン。
「ようやく自分の夢が一つ叶った」
そう感慨深い彼の表情に、嬉しくなります。
そしてこれからさらなる進化を見せるダミアン、
その序章ともいうべき2019年。
ぜひ皆さんに体感していただきたいワインです!
インポーターはエヴィーノさん
容量:750ml
生産年:2019年
生産国:イタリア・フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア
生産者:ダミアン・ポドヴェルシッチ
葡萄品種:リボッラ・ジャッラ
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