おもしろワインや もりたやのホームページにようこそ!
144-0046
東京都大田区東六郷2-9-12
MAP
電話 03-3731-2046
e-mail sakemorita@nifty.com
営業時間 AM 12:00 〜 PM8:00
実店舗の定休日 日曜、月曜日
■は定休日です。
■は午後2時頃からの営業。
*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ラ・ヴィーニュ・デュ・ペロン/フランソワ・グリナン
●ヴァン・ド・フランス・ブラン・カタリナ・ヴォルテックス 2021
*Vin de France Blanc Katarina 2021 / La Vigne du Perron / Francois Grinand
*以前はカタフーナって言ってましが、
いつからカタリナなったんでしょうか?
*ヴォルテックスの鎌田さんのコメント
文旦や晩柑、八朔、レモンなどの
柑橘の爽やかな果実香に、
黄色や白の花々のふっくらとした優しい香り、
メレンゲ菓子、火打石のニュアンスが伺えます。
ピリピリと微細なガスのクリスプ感が
感じられ溌剌とした印象で、
優しい甘みが舌先を包み込みながら、
凛としたシャープな酸が全体を引き締め、
舌の上を滑るように流れていきます。
柑橘をギュッと搾ったような
溌剌とした果実の風味に、
円みのある柔らかいフローラル系の香りや
蜂蜜の風味のコク深さや
ほどよいリッチ感が調和し、
口中へと広がります。
開いていくにつれて、黄プラムや桃、
黄柑橘のピール菓子の甘やかさ、
柑橘の内皮を想わせる旨みを
伴うほろ苦い風味が重なり、
膨らみのあるフルーティーな果実味や
抑揚、奥行き感じられる辛口の仕上がりです。
容量:750ml
生産年:2021年
生産国:フランス・サヴォア
生産者:ラ・ヴィーニュ・デュ・ペロン/フランソワ・グリナン
葡萄品種:シャルドネ
2024年11月 | ||||||
★ ラ・ヴィーニュ・デュ・ペロン/フランソワ・グリナン
La VIGNU du PERRON /FRANCIOS GRINARD
★リヨンから北東に1時間ほど行ったところにあるサヴォア地方で、
1年のブランクを空けて、フランソワ・グリナン氏がワイン作りを再会しました。
(この再出発にあたって、ベルギー人の2人のナチュラルワイン愛好家が
共同経営者として参加しています。)
4種類のワインのうち、ルーセットとピノ・ノワールは、以前同様、
ヴィル・ボワ村にある自社畑のものです。ガメイとシャルドネは、
ビオロジック栽培をする生産者からぶどうを買っていますが、
4つ全てを合計しても2.1Haという、以前より少ない生産量です。
ナチュラルワインを作り始める前はピアニストだったというグリナン氏。
古くて小さな醸造所をきちんと改装しているあたりは、氏の人柄が表れています。
勿論ワイン作りもとても丹念です。 大変暑かった2009年は、
濃厚で骨格がしっかりとした厚みのあるボディーながら、
きめ細かなタンニが果実に上手に溶け込んでいます。
ジャムのような甘さがあるのに、
少し時間をおいて味わうとミネラル感が出てきて、後口が上品できれいです。
グリナン氏らしい繊細なワインが復活しました。
栽培・醸造
ヴィル・ボワ村は山間部へと続く渓谷にあるため、
ぶどう畑は標高約250mの斜面に点在します。
夏であっても、夜になると冷涼な風が吹くため、
ワインにフレッシュ感と締りが生まれるのです。
ピノ・ノワールが植わる「レ・ゼタップ」の区画は、
コート・ロティの畑のように歩くのさえ大変な急斜面です。
畑の周りは季節の草花が絨毯のようにさまざまな色の花を咲かせています。
醸造面では人口培養酵母や酵素は使いませんし、補糖もしません。
そして清澄や濾過もしない、現代において当然となった醸造技術や
人的介入を控えたワイン作りをするには、
ビオロジック栽培で育てた健全なぶどうが必要なのです。
具体的に言うと、合成化学物質の農薬を使ったぶどうには、
野生酵母が少ないため培養酵母を加えなければ醗酵が安定しない場合があります。
ビオロジック栽培のぶどうは、野生酵母の数が多く活力があるため、
作柄が不安定な年でも問題なく醗酵が進んでくれます。
そしてSO2を使わずに醗酵と熟成を行いますが、
そうするとSO2を控えるための注意が必要です。
できるだけ空気に触れさせずにワイン作りをすれば、
ワインが還元状態になる可能性が高くなります。
還元を起こりにくくするためには、
醸造の時だけではなく、ぶどうが育つ段階から考えなければなりません。
堆肥を多くやりすぎると、ワイン作りの過程で還元しやすくなりますし、
一方で地中の窒素成分が少なすぎると醗酵の妨げになるため、
バランスを取るのが大切です。
AOC法では2009年から「AOC Vin de Bugey」を名乗れるのですが、
それを用いずVDTにすることに決めました。
インポーターのヴォルテックスさんより
過去の取扱いアイテム一覧
https://www.sakemorita.com/old/lavigneduperron_a.html