★1990年設立。
年産:約3,000ケース
8ha ( Pinot Noir 4.5ha, Riesling 1.5ha, Cabernet Sauvignon 1.0ha, Syrah 0.5ha, Semillon o.5ha )
オーナーワインメーカー/ ジョン・ナゴルカ ( John Nagorcka )
ヴィンヤードはヴィクトリア州の州都メルボルンから西へ300kmほど、オーストラリアで最も冷涼な地域のひとつである
ヘンティー地区ハミルトンに位置します。Hochkirchとは、現在のワイナリーがある場所の元々の地名(現在はTarrington)で、
そのルーツは1850年代のザクセン王国(現在のドイツ)にさかのぼります。
ワインメーカーのジョンは1850年ごろザクセン王国のHochkirch村から移民をしてきた先祖をルーツに持ちます。
放射線技師だったジョンが1990年,1.2haにカベルネ・ソーヴィニョンを植樹したことがワイナリーの始まりですが、
CSを完熟させるには冷涼すぎる気候だったこともあり、ピノ・ノワールとリースリングの栽培に移行しました。
ワインのクオリティーを挙げるため、その後は栽培や醸造に改良を重ねました。
1995年~1997年にかけては植樹のレイアウトを見直し、同時にha あたり6,000本程度の密植に。
VSPで低く仕立てられた樹は、地熱を活かすため60㎝ほどの高さにワイヤーを張りブドウを実らせます。
ヴィンヤードの主な土壌は粘土層の上に砂利、そして地表近くは砂利交じりのロームと火山性玄武岩です。
1997年からBiodynamicに移行を始め2003年にDemeterの認証を取得しました。
殺虫剤、除草剤や人工肥料の使用はもとより、灌漑さえも一切行っておりません。醸造でもできるだけ手を加えないよう、
野生酵母で醗酵し清澄も濾過もしておりません。SO2はボトリング時の最小限の添加に留めております。
ワイナリーは立地斜面の条件を生かし重力式のレイアウトになっています。
*ワイナリーの和名はドイツ語の発音にすると「ホッフキルヒ」ではないか?とご指摘を受けますが、
混乱を避けるため前の代理店様が使用していた「ホッフキルシュ」をそのまま使うことにしました。