その畑の手入れの行き届いた事ったら丁度選定前の貴重な時に訪問です。
その畑からウルトラ拘ったシュナン・ブランを作ろう!と決心。
Markにお願いして週5日の出勤を4日に減らし
毎週水曜日をお休みとさせてもらいました。
その水曜日と週末で自分の畑で自分だけの方法でワイン造りに挑戦。
初年度は採算性を全く無視した、
たった4hl/haの収量(信じられますか?キチガイ的な数です)の
ジュースを13ヶ月樽で熟成。
ワイン造りはその醸造家のコンセプ ト。
生活できるかどうかはさて置いて、味は保証付き。
こんなシュナン・ブランが有ったのかと思う程、
厚みが有りエレガントで豊熟でバランスの良い、非の打ち所の無いワインです。
なんでこんなに収量が少ないのか? それは単純に樹齢が古いからです。
少なくても取れたブドウの厚みや豊熟さは何とも言えない味わいです。
人間も年齢と共に魅力的になり経験と共に味わい深くなっていくのと一緒です。
だから彼のワインは蔵出しを高くしないと経営出来ません。
ha当たりの本数が少なくても基本的に畑の仕事が大幅に
減るのではないのですから、手間はどんどん掛かってくるのです。
ワイン造りはその醸造家のコンセプト。
経営的な事はさて置いて、味は保証付き。
こんなシュナンブランが有ったのかと思う程、
厚みが有りエレガントで豊熟 でバランスの良い、
非の打ち所の無いワインです。私もこういうワインを造りたいと思います。
少量しかないので本当にワインを愛する人たちに飲んで貰いたいからです。
とにかく美味しい白ワインです。(2007.2.18 第4回目訪問、新井順子)
10年ぶりに取引を再開できることとなり、
2016年2月に新たにディオニースタッフが訪問しました。
畑は3haほど増え、今年からマルクと自分の畑のWワークを卒業し、
自分の畑だけに専念することになりました。
そこで話してくれたことはシスト土壌にシュナン・ブランがとてもマッチしていて
高樹齢のブドウ樹のミネラルを引き出してくれること、
醸造では澱引きを行わずシュール・リーで複雑味を与えてること、
またかつては貴腐菌がついたブドウを収穫し
遅摘みを良しとしアルコール度数を気にしていたが、
現在は酸とアルコールのバランスを考え収穫前に
ブドウを食べ種がしっかりと実っていて、
感覚で「美味しい」と判断できた時に収穫するようになったこと、
そしてその結果SO2の添加量が減ったことな ど、
これまでの経験を通して自分なりの手法を
自分の中に落とし込んでいるステファンの姿が垣間見られました。
2015年の特徴としてはフランス全土では暑い年とされていましたが、
ステファンの畑では雨も多く涼しいミレジムだったそうで
全体的にアルコール度数が12~13度までしか上がらなかったそう。
ちなみに通常は13~14度ぐらいとなります。
しかしながらスタッフで試飲した際、
久々のロワールの崇高で高貴なシュナンの味わいに
皆が酔いしれたのは言うまでもありません。
この分厚く豊熟な味わいは低収量、高樹齢はもちろんの事、
ステファンの人には見せない長年の並々ならぬ
努力の賜物であると確信しています。
すべてのうんちくや情報を横に置いて、
ステファンのワインを純粋に味わってみてください、
想像もしない何かを感じていただけるかもしれ ません。
インポーターのディオニーさんの資料より
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