★ダニエーレ ピッチニンは、もともとレストランの共同経営者の1人として、
ソムリエを担っていましたが、2003年にアンジョリーノをはじめとする
造り手たちのワインと出会い、それまでのワイン観を大きく覆されます。
比較的近所だったということもあり、アンジョリーノと仲良くなり、とある日、
畑やセラーでの仕事を手伝わせてくれないかとアンジョリーノに依頼します。
ソムリエがちょっとワイン造りを知ったつもりになりたいんだろうと
高をくくったアンジョリーノが安請け合いすると、
ダニエーレはレストランが休みの日は毎回、朝6時にはアンジョリーノ家に現れ、
終日畑仕事からセラー仕事までを手伝っていたそうです。
そして2006年、レストランの権利を売却、 自らワイン造りを始めました。
畑はヴェローナ北東部、サン・ジョヴァンニ・イラリオーネという町の
郊外にあるチーモ山の、標高300mから450mの南東向きの斜面にあります。
自ら開墾した畑には、この地域に1000年近くにわたって存在したことが
確認されている白ブドウ品種であるドゥレッラと、
気象条件や標高が適合するのではという考えからピノ・ネーロが植えられている。
2009年までは賃借した1.6haの畑(平均樹齢20年)のもので、
醸造はアンジョリーノ・マウレのセラーを借りて醸造、ボトリングを
行っていましたが、2010年にはムーニにセラーが完成し、
彼一人でのワイン造りが始まりました。畑ではバイオダイナミクス農法を実践。
シャルドネはステンレスタンク、ドゥレッラとロッソは
古い小樽での醗酵・熟成をしております。
インポーターの資料より