★マルコ・サーラは2000年に父からワイナリーを引き継ぎました。
現在ピコリットやヴェルドゥッツォを用いた貴腐ワインなどの甘口ワインを
メインに生産しています。
2003年に参加したヴェロネッリ(イタリアの有名なワイン評価本)などが
主催したCritical wine という、土地や環境の問題、人生や農民文化、
物質生活における生活クオリティ などの問題について
意見交換を目的としたプロジェクトが 彼らのワイン造りに大きな影響を与えました。
そして有機栽培へと全面転換し、 それまではバルク売りを行ってきましたが
2005年にピコリットとヴェルドゥッツォを初めてボトリングしました。
彼らはすべての生き物や地球をリスペクトする 有機栽培こそが、
葡萄の質と本来の風味を引き出す最上の手段だと 信じています。
環境とのバランスを計り、 自然のサイクルを尊重することが
生活とワイナリー運営での基本方針。
ブドウ畑は、コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリの最西端に位置し、
標高75~300mに約5haほどの葡萄畑と3つの森を所有しています。
この土地は、ポンカと呼ばれる泥灰土が主で、近くの丘には砂岩粘土質の畑もあります。
畑は外界からのバリアーとなる森で囲まれ、 特別の微気候を形成しています。
葡萄畑はの3箇所に分かれており、 そのうちの2つの畑は貴腐ワインにとって
重要な畑となります。
Wさんの資料より