ペリンヌは子供の頃から父親のブドウ栽培を手伝って育ちました。
当初は別の分野のことを学んでいましたが、家業への興味が深まり、
アヴィーズでワインマーケティングの学位とドメーヌ経営の学位を取得。
その後、ノミネ・ルナールのオフィスで5年間働きながら、
WSETのLevel2とLevel3を取得しました。
醸造に関しては、独学で学びました。
彼女は、別のグローワーで輸出マネージャーをしている
パートナーのケヴィン、そして父の手助けを受けながら、
ほぼ一人でドメーヌを運営しています。
ペリンヌは、特にアヴィーズのエティエンヌ・カルサックの
シャンパーニュから多くのインスピレーションを受けたそうです。
彼女の目標は、女性的なアプローチで、
セルミエのテロワールを表現した“グランヴァン”と呼べる
シャンパーニュを造ることだそうです。
栽培に関しては、父から畑を継承した後、
すぐに農薬の使用を止め、ビオロジックに転換しました。
畑では、ビオディナミのアプローチを含めて、
様々なテストを行いながら、将来的により自然な栽培方法へと
進化できるように試行錯誤しています。
認証に関しては、認証機関やその過度な制限に縛られたくないため、
取得するつもりはないそうです。
現在、栽培ブドウの2/3をメゾンに売却し、
1/3の収穫ブドウ(ペリンヌがその年の出来が最上と判断した
厳選した複数の区画のブドウ)のみをドメーヌで醸造しています。
今後は、ヴィレール・オー・ヌーのリュー・ディのブドウによる
ロゼ・ト・マセラシオンのキュヴェや、
セルミエのリュー・ディのムニエ100%のキュヴェなど、
続々とリリースになる予定です。
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