★クレモン・ポワレルは2018年ヴィンテージを最後に
引退したジャン・フランソワ・シェネの醸造所と
畑の一部を受け継ぎ、この2020年が初ヴィンテージとなります。
アンジュで先駆けて自然派ワインを造り始めた
生産者グループのひとり、父親であるFrancis Poirel率いる
Chateau de Surondeで、彼は2002年〜2004年の3年間働き
ワイン造りを学び、その後は収穫や剪定などを
ニコラ・ジョリーなどの優れた生産者で行いました。
普段のクレモンは優しく落ち着いており、
常に暖かい笑顔で接してくれます。
大切な畑と醸造所を譲ったシェネは、
「クレモンはとても誠実で畑仕事を心から愛しており、
全ての仕事をもの凄く丁寧にやることを、
ずっと前から分かっていたからだよ。」と
私たちに話してくれました。
このことはクレモンが私たちに述べた
「真に素晴らしいワインを造るならば、
畑の面積と作業する人数の理想的なバランスは
1人につき1haだと思う。
しかし生活もかかっているため、
ブドウの質を充実させつつ生計を立てることが
辛うじて可能な2haを僕は選択した。」と
彼自身の考えを教えてくれた事と
繋がっているように感じます。
2005年以降JFシェネの手により無農薬に転換された
シスト土壌の畑2haでクレモン・ポワレルは、
シュナン・ブラン、グロロー、
カベルネ・フランを栽培しています。
シュナン・ブランは主に230Lの樽
(樽も一部シェネの物を引き継ぐ)で
最低18ヶ月の熟成を基本とし、
赤は主にグラスファイバータンクで
醸造されて収穫の翌年にリリースとなります。