★ヴァルテル・デ・バッテ(プリマ・テッラ)
●ヴィノ・ロッソ・ヴィーニャ・デッレ・ピエトレ・ネーレ 2017
*Vino Rosso Vigna delle Pietre Nere 2017 / Walter de Batte(Prima Terra)
*熱量がありながらどこかクール。
長期間のマセレーションの
おきまりの感じがまっったくなく、
滑らかでキレがある。
心地よい酸と塩気にミネラルからくる
鉱物的な粘度が口に広がっていく時の
なんとも心地よいエレガントさ。
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思わず森田屋「うめ〜」って。
ビターでシルキーなチョコレートの様。
これは飲んでもらわないと伝えきれませんよ!
11/9/2021試飲
*品種:シラー65%、メルロー25%、
チリエジョーロ10%
樹齢:20年前後。
収穫後、除梗し果皮と共に約 70 日のマセレーション、
野生酵母での醗酵。
圧搾後 古バリックにて18ヶ月、
ボトル詰め後24ヶ月の熟成。
2017 年は猛暑と水不足で非常に
ブドウの糖度が高くなったヴィンテージ。
凝縮 しているのはもちろん、
海由来の塩気を感じるかのような強い味わい。
他の土地で は表現しえない個性を感じるシラー。
口に広がる塩気のようなミネラルと
ヴォリュームを感に、染み出すような旨味と柔らかみ。
個性が際立つ赤。
新津くんのコメント
そして今回、初リリースとなる
ヴィーニャ・デッレ・ピエトレ・ネーレ。
プリマテッラとしてではではなく、
ヴァルテル・デ・バッテとしてリリースされる
初めての赤ワイン。
サラデーロと同じ区画に植わっていたシラーと
メルロー、そしてチリエジョーロ。
ヴァルテルの考えでは白ブドウとは違い、
果皮の持つすべての要素を引き出すために、
長期間のマセレーションを行うという特徴的なワイン。
彼らしく徹底的に収穫量を抑え凝縮し、
果皮まで完熟してから収穫。
そしてなんと、2か月以上果皮と共に醗酵を行ったという赤。
2017年は猛暑で非常にブドウの糖度が高くなったヴィンテージ。
凝縮しているのはもちろん、
海由来の塩気を感じるかのような強い味わい。
エチケットはこちらも彼自身が描いた、
チンクエテッレの階段状の畑をイメージした画。
名前の通り畑に広がる「黒い石」が太陽の熱を蓄え、
ブドウの生育を助けることで、
生育的に厳しいチンクエ テッレの貧しい土壌でも、
素晴らしく完熟し糖度を高めたブドウが生まれる、
という事を証明した彼。
同じチンクエ テッレのブドウで造られる赤、
「Cerico セリコ」とは対照的ともいえる果実と
熱量を持ったワイン。
濃密で果実を強く感じつつも、
全体的なヴォリュームと旨味を感じる味わい。
そして口いっぱいに広がる塩気のようなミネラルと
心地よい酸、決して高すぎないヴォリューム。
筋肉質でいながら染み出すような味わいを併せ持つ、
個性を持った赤。
リリースまでに十分に時間をかけた、
ヴァルテルの考えが伝わるポテンシャルを
秘めた赤ワインです。
インポーターはエヴィーノさん。12本
生産年:2017年
生産国:イタリア・リグーリア
生産者:ヴァルテル・デ・バッテ(プリマ・テッラ)
葡萄品種:ボスコ、アルバローラ、ヴェルメンティーノ、ロッセーゼ ビアンコ、ロッサーノ ディ ニッ ツァ(ルーサンヌ)、マルサン(マルサンヌ)
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