面積:0,82ha
畑・土壌:AOCコート・ド・カスティヨン
粘土石灰質土壌
コート・ド・カスティヨンは、
サンテミリオンから同じ土壌が続く、緩やかな丘陵地で森も多く、
秋にはセップも採れる場所です。
ワインはボルドーの伝統的な造りをしている生産者が多くいてますが、
近年はサン・テミリオンのシャトーもカスティオンでワインを
作り始めています。
(ベコ・ネイペルグ・ドーノンクール・ヴェレット・プリセット等々)
粘土は全体の力強さを、石灰はフィニッシュに繊細な酸を
ワインに与えます。
特に粘土の多い場所にメルロー、
石灰の多い場所にカベルネ・フランが植えられています。
北向き斜面の粘土石灰質土壌なので、
甘いワインは作れませんが、
力強く綺麗な酸味のワインを造れる土壌です。
平均樹齢:40年。
栽培:出来るだけ機械などを使わず、人の手で出来る作業は手で行い、
葡萄がストレスを感じない栽培方法。
収穫:手で収穫し。畑で良い房だけを選び、
その房の問題のある粒を取除く作業を行っています。
醸造:新しい技術は使わず、土壌に合った醸造方法を毎年試行錯誤しながら
作業しています。
昔からワインを造っているシャトーは
長年の経験と研究の結果、毎年美味しいワインを作る事が出来ていますが、
私は2002年から始めたばかりなので、
まだ土壌に合った醸造方法が見つけられていません。
初ヴィンテージから毎年醸造方法を変えているので、
毎年ワインのスタイルが変わっているのもその為です。
熟成:全てフランス製の樽で熟成。年によっても変わりますが
16か月から19か月間。
2007年よりブルゴーニュ樽を使用。
理想は力強く繊細なワインです。
樽熟成に関して:
以前は新樽率60%以上でしたが2007年から
30%程に落としました。
理由はこれ位の量が樽からのタンニンや香りが
私のワインと合いもっと複雑な香りになっていると思います。
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