畑について
栽培方法:ビオロジック、認証は受けていない。
その栽培方法の開始時期:2013年
その栽培方法を適用している畑名:全て
栽培方法の将来的な展望:ビオロジック栽培でも散布が認められている硫黄、
硫酸銅のほかハーブでの畑の管理を続けていく。
土壌:礫のおおい畑、砂質の畑がある。
微気候:昼夜の寒暖の差の大きい、モンタルチーノらしい地中海気候
自社ブドウ畑面積(ha):1ha
契約ブドウ畑面積(ha):0.6ha
自社ブドウ畑の数(ヶ所):2ヶ所
自社栽培ブドウ品種:サンジョヴェーゼ
ブドウ以外の自社農作物:オリーブオイル
ブドウ畑以外の自社畑総面積(ha): 3ha
主な仕立て方法:ゴブレ式、コルドーネ・スペロナート式
仕立ての支柱の素材:木
仕立ての添え木の素材:木
堆肥:なし、自然の緑肥のみ
醸造について
酵母のタイプ:野生酵母
圧搾方式:水平式プレス
醗酵容器の素材と容量(L):ステンレス、5~30hl
熟成容器の素材:木樽4~10hl
セラー環境:現在、セラーはモンタルチーノの街近くにあり、
またワイナリーの名前にもなっているアイエッタと
呼ばれる区画の畑に隣接している。
斜面に建てられていて、醗酵、醸造が第1層目、熟成が第2層目で行われ、
現在瓶詰め用のパートを建設中。
年間生産ボトル本数:8,000本
ラシーヌの取り扱いの歴史(玲英さんによる記述)
フランチェスコとはなかなか連絡がつかなかったのですが、
訪問前日くらいに連絡がとれ、午前中にほんの1時間ほど訪問することができました。
実際に会ってみるととても若い方で、バックボーンがあるわけでもなく
(家族は昔からモンタルチーノに住んでいましたが、ワインは造っていませんでした)
18歳で急にワインを造り始めたというのが驚きでした。
他の地方ではありえることですが、
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのような有名産地ではあまりないことだと思います。
ライエッタは、お金もなく設備も小さいけれど、
アルベレッロ(ゴブレ式仕立て)のブドウ株(フランチェスコが18歳の時に植樹した)を
もっていたり、多分醸造のレベルもいわゆるヴァン・ナチュールに
近い造りがされています。
スターターを準備したり、フィルターを通したりもしていますが
(良い悪いではなく)手作業の部分も多いです。
まだ30歳過ぎという若さと、醸造学をガチガチに勉強したというわけでなく、
18歳にして自信のワイン造りを始めた新進気鋭の生産者です。
味わいは、低価格ラインのものは、ロゼや、
軽めのものを綺麗に造っています。
ブルネッロは、注いでもらった直後にはブルネッロらしさ
(皮っぽさ、コク、熟成しそうな予感)をあまり感じませんでしたが、
ゆっくり飲むとだんだんとらしさが表れてきます。
畑について
畑名:カステルヌオーヴォ
土壌:岩がちな有機物の少ない土地
畑の標高:450m
畑の向き:南東
栽培面積 (hl):0.5ha
仕立て方法: コルドーネ・スペロナート
品種(パーセンテージ):サンジョヴェーゼ100%
平均樹齢(植樹年月日):2002年植樹
植樹密度 (本数/ha) :5,000本/ha
収穫量(hl/h):42hl/ha
畑名:アイエッタ
土壌:砂質
畑の標高:380m~500m
畑の向き:西
栽培面積 (hl):0.5ha
仕立て方法: アルベレッロ式
品種(パーセンテージ):サンジョヴェーゼ100%
平均樹齢(植樹年月日):2004年植樹
植樹密度 (本数/ha) :5,000本/ha
収穫量(hl/h):21hl/ha
畑名:ヴィーニャ・ヴェッキア(契約畑)
土壌:砂質
畑の標高:560m
畑の向き:南
栽培面積 (hl):0.6ha
仕立て方法: コルドーネ・スペロナート
品種(パーセンテージ):サンジョヴェーゼ90%、
品種不明の白品種2種、赤品種2種が 合計10%
平均樹齢(植樹年月日):60年(2015年現在)
植樹密度 (本数/ha) :10,000本/ha
収穫量(hl/h):50hl/ha
ラシーヌさんの資料より。
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