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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ヴィットーリオ・グラツィアーノ
●ヴィノ・ビアンコ・タルビアナーツ 2017
*Vino Bianco Tarbianaaz 2017 / Vittorio Graziano
*2014年の美味しさはいまだに印象に残っております。
2017年は腰の据わった味わいで果実感たっぷり。
トロンとした味わいにクールなエレガンス。
お試しあれの味わいなのです。
カチッとした骨格のしっかりとれた低重心の味わいは
黄桃、熟れた洋梨に花梨のコクのある酸、
ほんのり蜜の甘みを感じながら爽快感と
ドライハーヴのクールさがなんともエレガント。
大好きなヴィットーリオ・グラツィアーノ、
2017年はこう来たかっ!て感じです。
5/13/2019試飲
容量:750ml
生産年:2017年
生産国:イタリア・エミリア=ロマーニャ・モデナーカステルヴェートロ ディ・モデナ
生産者:ヴィットーリオ・グラツィアーノ
葡萄品種:トレッビアーノ・モンタナーロ
2024年11月 | ||||||
★ ヴィットーリオ・グラツィアーノ
VITTORIO GURAZIANO
★モデナより南へ10km、丘陵地との境目にあるカステルヴェートロディモデナ。
ランブルスコの中でもグラスパロッサを用いた
「Modeneseモデネーゼ」と呼ばれる
ランブルスコの銘醸地でもある。
ヴィットーリオのカンティーナはカステルヴェートロの南、小高い丘の上に位置。
標高は200m~220m、カンティーナ周辺の1haと標高300mにある丘陵地4ha。
周辺の土壌は非常に強い粘土質、そして石灰質を含む土壌。
丘陵地特有の風に恵まれた土地という事もあり、夏場の高温と夜間の温度差は、
酸の強いランブルスコに欠かせないものでもあります。
畑の樹齢は20~30年、ヴィットーリオは近年の大量生産の
ランブルスコ造りというものを嫌い、
古くから残っていた古樹・品種を尊重したうえで
自然環境を重視した栽培、そして瓶内での2次醗酵という
古典的な醸造にこだわる。
ブドウはランブルスコ系のグラスパロッサ、サラミーノ、ソルバーラ。
そしてトレッビアーノモンタナーロ、
トレッビアーノディスパーニャといった地品種を栽培。
栽培については、ヴィットーリオの考える「最低限必要な介入」、
化学的な農薬や肥料は一切使わず、最小限の銅を使用。
硫黄についてはほとんど使用しない。肥料については数年に一度、
自宅で飼育する鶏糞を元に醗酵・熟成した堆肥を、
耕転した段階において使用するのみ。
雑草については基本的に刈り取ることさえしない
(ブドウ樹が埋もれてしまう場合のみ刈り倒す程度)という栽培。
収穫量については驚くほど少なく、樹1本あたり1.5㎏~2㎏。
完全に自然環境が残る畑から生まれる、それぞれ十分な個性を持った果実。
「ランブルスコ系でいえば、モデナを代表するといってもいいグラスパロッサは、
その名の通り梗(及び葉)が赤く、果皮の厚みと房の大きさあるブドウ。
だけど、巷にあるグラスパロッサには、
この畑にあるような個性はほとんど見られないな。
そのように改良されてしまっているんだ。
そして最も古くからあるとされているソルバーラ、
結実がとても悪く色調も薄いものの、
素晴らしく繊細な香りと酸を持っている。
そして房が小さいサラミーノは果実が密集、豊かなタンニン。
トレッビアーノについても同じ、モンタナーロは暑い果皮と十分なエキス分。
そしてスパーニャは未知な部分が多いブドウだけれど、
繊細な酸と奥行きのあるブドウ。」
そう語るヴィットーリオ、醸造においてもその考えは一貫しており、
培養酵母や温度管理を行わない手法にこだわっている。
使う道具にしても、ステンレスタンクや
ポンプ、フィルターといった機械は使用せず、
重力を使ってのオリ引きやボトル詰めを行っている。
それほどにワインに負荷をかけたくないというヴィットーリオの思い。
「樽を鎖で高く上げればポンプなんて必要ないし、
時間をかけており引きすればフィルターだって必要ない。
ステンレスタンクよりも木の柔らか味、
呼吸することがワインには必要だと思わないか?」
収穫後、木樽にて短期間のマセレーション
(ランブルスコにおいては約7日)を行い、
酵母添加や温度管理を行わずに醗酵。
その後オリ引きを行った後、ボトル詰め。
瓶内2次醗酵の段階でも一切の添加を行わずに
ブドウ自身の糖分と酵母のみでの醗酵を促す。
(年によってブドウの糖分が変わるため、ガス圧に変化が出る場合に限り、
同様に収穫したブドウをアパッシメント(陰干し)して
造ったパッシート(甘口ワイン)を添加することで調整。)
その後オリとともに最低でも24か月の熟成を行うことで、
オリからのエキス分を十分に引き出すことができる。
しかしそれだけの期間がたったというのに、
オリの持つネガティブな要素が一切感じられないという事に驚かされてしまう。
エヴィーノさんの資料より
インポーターのエヴィーノさんの資料より
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