おもしろワインや もりたやのホームページにようこそ!
144-0046
東京都大田区東六郷2-9-12
MAP
電話 03-3731-2046
e-mail sakemorita@nifty.com
営業時間 AM 12:00 〜 PM8:00
実店舗の定休日 日曜、月曜日
■は定休日です。
■は午後2時頃からの営業。
*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2025年 03月 04日 です。
2025年3月 | ||||||
★シャトー・ド・ベル
●シャブリ・テロワール・ド・ベル 2019
*Chablis Terroirs de Beru 2019 / Chateau de Beru
*ヴォルテックスさんのコメント
薄濁りの仄かに青みがかった黄色。
新鮮な日向夏やレモン、早生みかんを想わせる
爽やかな印象に、黄柑橘のピール菓子、
かぐわしい白い花々、
火打石のようなニュアンスが加わります。
口に含むとシャブリらしいシャープな酸が
印象的でありながら、
角が取れた優しい口あたりで、
熟した黄柑橘の甘やかさが舌先に留まり、
弾けるような果汁感と一直線に
突き抜けるようなキレのある酸が、
調和しながら伸びやかに口中へと広がります。
次第に桃やパイナップル、
温州みかんなどの芳醇な果実の風味が膨らみ、
塩味や柑橘の内皮のようなほろ苦さが
アクセントとなり、メリハリを与え、
旨みの絡み合う味わいが長く続きます。
今後の熟成が進むにつれて
薄濁りの色合いが透明感を増し、
液中に旨みがたっぷりと溶け込み、
澄んだ飲み心地と果実味が
さらに調和していくことでしょう。
生産年:2019年
生産国:フランス・ブルゴーニュ
生産者:シャトー・ド・ベル
葡萄品種:シャルドネ
2025年3月 | ||||||
★ シャトー・ド・ベル
CHATEAU de BERU
★シャブリの東側、村人60名のベル村の中心に
築400年のシャトー・ド・ベルはあります。
ファサードには、15世紀に描かれた世界最古の日時計と暦が
(現存するのはこちらとケンブリッジの2つ)残されていますが、
現在でも使用可能なのはこちらのみだそうです。
このユニークな建物は、1600年代から
ベルファミリーによって維持されています。
1995年までは父がワイン造りをし、ネゴシアンに販売していましたが
病のため栽培が出来なくなり2005年に亡くなるまで
近所の栽培者に畑をすべて貸していました。
撒かれた農薬でカチカチに荒れ雑草1本生えていませんでした。
畑を前に意を決した当主娘のアテネさんは、2003年まで勤めていた
パリの投資銀行を辞め、ボーヌの醸造学校を出るとサヴィニーレボーヌの
シャンドン・ド・ブリアーユ(ビオディナミ栽培)で1年間働きます。
ここで、彼女が目指すビオロジック栽培の基礎ができました。
現在は、実験的に1haのみ馬で耕していますが、機械のように
深く掘り下げない為、土が乾きにくくぶどうの状態も良いとの
手応えを感じています。
その後、最先端の技術を駆使してワインを造る
アフリカのドメーヌへ1年勉強に行きます。
温度、酵母、亜硫酸などすべてデータや機械に頼る醸造を見たアテネは
「ビオロジックを実践しないと本当のテロワールは出ないと思う。」との
結論を持ち帰ります。
そして2004年の末にシャトー・ド・ベルを引き継ぎました。
小さなころから自然や家庭菜園が大好きで育ったアテネは、
技術もさることながら葡萄1本1本の状態を見ながら栽培しています。
例えば、夏の選定を皆が終える頃でも伸び放題にそのままで
エネルギッシュに育てているとのこと。
理由を聞くと「樹液が上がるときに、樹液のある所に病気が出やすいので
樹液を貯めないで思いっきり延ばしてから選定に入るのよ。」とのこと。
将来が楽しみなアテネのワイン造りは始まったばかりです。
折りたたむ