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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★サンティニ・コレクティヴ
●ブルゴーニュ・ブラン 2022
*Bourgogne Blanc2022 / Santini Collective
*2年振りに造られたサンティニのブルゴーニュ・ブラン
*少し粘度のある伸びのある味わい、
柔らかい厚みが嬉しい。
洋梨や少しスモーキーなニュアンスがあり、
冷涼で涼しげですが伸びの良い旨味と、
滑らかで引っかかりのない液体の
健やかなフニッシュが心地良い。
余韻まで伸びる、伸びる!!
2024年1月9日試飲
容量:750ml
生産年:2022年
生産国:フランス・ブルゴーニュ
生産者:サンティニ・コレクティヴ
葡萄品種:ガメイ
2024年11月 | ||||||
★ サンティニ(サンティニ・コレクティヴ)
SANTINI(SANTINI・COLLECTIVE)
★サンティニ・コレクティヴは「カーミット・リンチ」の
ブルゴーニュ・オフィスのマネージャーである
クリストファー・サンティニが設立したミクロネゴスです。
カーミット・リンチと共にフランス中の超一流ドメーヌのワインを
味わってきたサンティニですが、驚くことに彼が目指したのは、
グラン・クリュでもプリミエ・クリュでもなく、
ブルゴーニュのヴァン・ド・ソワフでした。
1940〜50年代のナチュラルなワインへのオマージュ
サンティニ・コレクティヴでは、
リージョナル・クラスの個性的なテロワールで
ビオロジックで栽培されたブドウを100%全房で野⽣酵⺟で
自発的に発酵させたナチュラルワインを造っています。
プレゼンテーションもユニークで、
ノスタルジーを感じさせるオールトスタイルです。
これは1940〜50 年代にフランスで楽しまれていた
ワインのパッケージを復刻したものです。
クリストファー・サンティニが2013年に
ブルゴーニュに興したミクロネゴスです。
サンティニは、コルシカ出⾝の⽗とアメリカ⼈の⺟との間に
1978年シカゴで⽣まれました。
ペンシルヴァニア州で幼少期を過ごしていましたが、
毎年コルシカとプロヴァンスの親戚の下で夏のヴァカンスを過ごし、
フランスとアメリカの二重国籍で成⼈しました。
クリスは放牧や野菜栽培、タバコ栽培の仕事を経験した後、
21歳の時にプロヴァンスの叔⽗の下に1年間滞在しました。
この時に、まだブラッド・ピットと
アンジェリーナ・ジョリーのカップルが所有する
前のシャトー・ミラヴァルでブドウ栽培と
ワイン醸造の仕事を経験しました。
そこで、ワイン造りへの情熱が⽣まれたそうです。
その後、アメリカの大学に戻って学業を修めたサンティニは、
2003年に再びフランスに戻り、
ボーヌでブドウ栽培とワイン醸造を学びます。
当初は1〜2年滞在するだけのつもりでしたが、
醸造学校で今の妻と知り合ったこともあり、
学業と並⾏してドゥニ・バシュレやフェヴレーなどの
ブルゴーニュのドメーヌで働き続けていました。
そして、2006年伝説のワイン商『カーミット・リンチ』と
出会ったのです。
ブルゴーニュのドメーヌに精通し、
英語もフランス語も流暢に話すクリスを
貴重な⼈材と思ったカーミット・リンチは、
クリスをカーミット・リンチのボーヌ・オフィスの
従業員に採用したのです。
その後、クリスはボーヌ・オフィスのマネージャーとなり、
カーミット・リンチと共に、コシュ・デュリやアルノー・アント、
ヴィレーヌ、メオ、コラン、ラヴノー、ラピエールなど
フランス中の超⼀流ドメーヌを訪問して数多くのワインを試飲し、
現在もカーミット・リンチで働き続けています。
しかし、カーミット・リンチで働きながらも、
クリスは自分自⾝でワイン造りがしたいとの想いが
どんどん膨らんでいったのです。
2013年にミクロネゴス『サンティニ・コレクティヴ』を
設⽴したのです。
初ヴィンテージは2014年で、
友⼈であるクリストフ・パカレの醸造所を
間借りして僅か200本のワインを造りました。
2015年ではシャントレーヴのギョームと
栗⼭朋⼦さんのセラーで醸造をしました。
2016年からはオークセイ・デュレスに本拠を移して
自前の醸造所で本格始動しました。
現在は年間約1万2千本のワインを造っています。
近年のブルゴーニュの新進気鋭のミクロネゴスは、
コート・ドールのグラン・クリュや
プルミエ・クリュなどの高額なキュヴェを手掛けるのが
主流となっていますが、
サンティニ・コレクティヴはそれとは
対極のユニークなミクロネゴスです。
なぜなら、ヴィラージュやプルミエ・クリュ、グラン・クリュの
ワインではなく、オート・コートやボージョレ、
コトー・ブルギニヨン、コート・シャロネーズ、
マコンなどのリージョナル・クラスのワインにのみ
焦点を当てているからです。
もちろん、質の高いテロワールを求めていますが、
2010 年代に⼊り急激に高騰してしまったコート・ドールの
著名な区画のブドウに高額な現⾦を⽀払う
凄まじい価格競争はしたくないというのが理由の⼀つです。
そして何よりも、クリス自⾝が、カーミット・リンチで働いて
フランスのあらゆる高級ワインを味わった結果、
最終的に、友⼈など気の置けない⼈達と気軽に楽しめる、
喉の渇きを潤してくれる手頃で飲みやすい自然なワイン、
いわゆる「ヴァン・ド・ソワフ」を
造りたいとの想いに辿り着いたからです。
このようなことから、サンティニ・コレクティヴでは、
リジョナル・レベルで興味深い個性的なテロワールの畑で、
環境に配慮してビオロジックで
ブドウを栽培している造り手から
ブドウを購⼊し、その個性的なテロワールがワインに
100%表現されるように、全房のブドウを
野⽣酵⺟で自然に発酵させたヴァン・ド・ソワフの
ナチュラルワインを造っています。
醸造について
クリストファー・サンティニは、畑も所有しておらず、
普段はカーミット・リンチでの仕事があるため
栽培にも関与していませんが、
毎年、ブドウを購⼊する造り手の区画の収穫には必ず参加して、
その場でブドウを選果して購⼊しています。
保冷⾞でオークセイ・デュレスの醸造に運び込まれたブドウは、
温度管理せずに、野⽣酵⺟のみで自発的に発酵させ、
SO2やその他の醸造添加物は⼀切加えずに醸造されます。
そして、無清澄、ノンフィルターで瓶詰めされます。
赤ワインは全房発酵、アンフュージョンもしくは
足によるピジャージュでのソフトなマセレーションと
短い抽出で、タンニンの少ない、
ボディよりも芳醇なアロマが
備わっているワインを造っています。
SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、
瓶詰め時に限り必要最小限ののみ添加されます。
サンティニのワインはプレゼンテーションも非常に個性的で、
オールディーズ調のボトルに同じくオールディーズスタイルの
エチケットとなっています。
これは1940〜50年代、クリスの祖⽗の時代に
フランスで楽しまれていた
ワインのパッケージを復刻したものだそうです。
当時は、まだ農薬や現代的醸造設備がない時代で、
ワインも自然な造りのいわゆる
ヴァン・ド・ソワフであったことから、
その時代へのオマージュとして
このようなデザインにしたそうです。
日本では言えば昭和、アメリカで言えば
古き良きアメリカと呼ばれる
ベトナム戦争前の60年代のような、
どこかノスタルジーや
レトロっぽさを感じさせる魅⼒的なデザインとなっています。
ちなみにワインのリッター瓶は⽣産者が少なくなってきており
年々⼊手が難しくなっているそうです。
サンティニ・コレクティヴのワインは、
イギリス、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、カナダ、
またカーミット・リンチ自⾝の目にも留まり
アメリカの主要な州にも輸出されています。
インポーターのVIVITさんの資料から
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過去の取扱いアイテム一覧
https://www.sakemorita.com/old/santinicollective_a.html