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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ピエール・ゴワゼ
●ヴァン・ド・フランス・ブラン・ル・ケリー 2022
*Vin de France Blanc Le Query 2022 / Pierre Goiset
*1920~60年代に植樹された古木が栽培されている
花崗岩土壌の“ル・ケリー”に由来する
リューディ・キュヴェ!
*少し還元気味、あんず、青いハーブ、シソのニュアンス,
柔らかいミネラル感と優しいスパイス感が印象的。
余韻はアフターに甘みがあり優しいフィニッシュを迎えます。
10/30/2023試飲
容量:750ml
生産年:2022年
生産国:フランス・ロワール
生産者:ピエール・ゴワゼ
葡萄品種:ムロン・ド・ブルゴーニュ
2024年11月 | ||||||
★ ピエール・ゴワゼ
PIERRE GOISET
★大変革の真っ只中にあるミュスカデ。
この地のナチュールの先達であるランドロンや
ド・ベル・ヴューに続く、新世代の若いドメーヌが
次々と誕生しています。
2020 年に故郷のナントに戻り、
新しくドメーヌを興したピエール・ゴワゼも
その一人です。
ナント生まれのピエールは、学業を修めた後、
サンテティエンヌでカメラマン兼
ビデオディレクターとして
10年近く働いていましたが、40歳を目前に、
妻と二人の子供と共に生まれ故郷であるナントに移住。
ヴィニュロンに転身し、
ナチュラルワイン造りを始めたのです。
古木の畑をビオディナミで耕作し、
リューディ・キュヴェを造るピエールの畑の
8割を占めるのは、マッサルセレクションで
1950年代に植樹された60年を超える
ヴィエイユ・ヴィーニュのムロン・ド・ブルゴーニュ。
片麻岩(へんまがん)と石英、花崗岩の2つの区画から、
テロワールを表現するリューディの
ミュスカデを手掛けています。
ドメーヌのワインは2021 年は初ヴィンテージですが、
既に三ツ星のレジス・エ・ジャック・マルコンを始め、
ナントやパリの若い星付きのレストランで
サービスされて好評を博しています。
大きな変革の真っ只中にあるミュスカデ。
この地のナチュールの先達であるランドロンや
ド・ベル・ヴューに続く、新世代の若いドメーヌが、
今ミュスカデに次々と誕生しています。
2020年に故郷のナントに戻り、
新しくドメーヌを興した
ピエール・ゴワゼもその一人です。
ナント生まれのピエールは、学業を修めた後、
サンテティエンヌでカメラマン兼
ビデオディレクターとして
10年近く働いていました。
しかし、サンテティエンヌにあるナチュラルワインのバー
「シェ・ルル」で多くのナチュラルワインを
味わううちに、ナチュラルワインの虜に。
当初はブドウの収穫の手伝いに行くだけでしたが、
次第にワイン造りにも興味を持ち始め、
北ローヌの ピエール・ジャン・ヴィラ と
レ・デプロード・ド・タルタラで働き始めます。
並行してブドウ栽培と醸造のバカロレアの
免状を取得しました。
その直後、ピエールはナント近郊にある家族のブドウ畑を
継承することになります。
その時に妻のマリーが
「さあ、本格的にワイン造りを始めましょうよ!」と
言ったのです。
こうして、ピエールは40歳を目前に、
妻と二人の子供と共に生まれ故郷であるナントに移住。
ヴィニュロンに転身し、
ナチュラルワイン造りを始めたのです。
ドメーヌは、ナント近郊の
サン・フィアクル・シュール・メーヌにあります。
セーヴル川とメーヌ川の合流点にあり、
なだらかな丘陵が点在し、最高点は海抜約60メートル。
ナントとサンテティエンヌの間を繋ぐ
ロワール河の河口近くにあるため
海の影響を受ける海洋性気候です。
ドメーヌの栽培面積は3 ヘクタールで、
ムロン・ド・ブルゴーニュとメルローを栽培しています。
畑の8 割を占めるムロン・ド・ブルゴーニュは
マッサルセレクションで1950 年代に植樹された
60年を超えるヴィエイユ・ヴィーニュで、
残りの2割はジューヌ・ヴィーニュのメルロ-です。
ドメーヌの畑は古代に侵食された
アルモリカン山の麓にあります。
片麻岩(へんまがん)と石英、花崗岩などの
火山のマグマに由来する変成岩が
モザイク状に広がっています。
畑は、以下の2つのリュー・ディに分かれています。
■ラ・モーギトニエール
メスドン・シュール・セーヴルの
コミューンにある畑で、樹齢1950年代に植樹された
樹齢60 年を超える古木のムロン・ド・ブルゴーニュが
栽培されている。
表土の浅い、片麻岩とシレックスの土壌。
■ル・ケリー
1920~60年代植樹の古木の
ムロン・ド・ブルゴーニュと、
樹齢の若いメルローが栽培されている区画。
花崗岩土壌でシャトー・テボーの
コミューンに位置する。
栽培と醸造について
栽培はビオロジックとビオディナミで、
馬による耕作も行っています。
畝の間にはカバークロップを生やしているため、
ドメーヌの畑には、昆虫やトカゲ、
野ウサギなどが沢山います。
剪定方法はギュイヨ・プーサールで、
芽かきの段階で厳格に摘み取りを行って
収量を調整します。
ドメーヌの畑のブドウは成育力が低く、
自然に低収量になるため、
グリーンハーベストや除葉は行いません。
温暖化の影響で摘芯も行いません。
ピエールは、ブドウ畑で自然が対立しないように、
草を生やし、土に生命を吹き込むように、
自然そのものを表現しようと努めています。
醸造においても、ピエールは全てを自分自身の手で、
アーティザナル(職人的)な手作業で行うことに
こだわりを持っています。
このため収穫は手摘みブドウが潰れないように
小さなケースで醸造所に運び、
古い木製の手動式の垂直圧搾機で圧搾します。
醗酵は野生酵母で行われ、清澄や濾過をせずに熟成され、
マロ発酵も自然に行われます。
ピエールは真っ直ぐで逸脱しないワインを
造ろうと努めているため、
瓶詰め前に必要最小限の亜硫酸塩を添加します。
瓶詰めもラベル貼り、ワックスがけも全て手作業です。
ピエールはローヌで働いていた経験から、
ローヌの白ワインが好きで、ワイン造りにおいても、
酸よりも苦みを重視しています。
このため、ドメーヌのワインは他のミュスカデの
ドメーヌのワインと比べて、熟していて、
まろやかで、ボリュームがあるのが特徴です。
(もちろんヴィンテージによって
緊張感があるキュヴェも存在します)。
また、伝統的にミュスカデでは
マロ発酵がブロックされていますが、
ドメーヌでは、マロ発酵を自発的に行わせて、
ワインにボリュームを与え、アロマを変化させています。
さらに、亜硫酸の添加量が少ないため、
よりオープンなワインとなっています。
ドメーヌが目指しているのは、
その年のヴィンテージを反映してくれる
表現力豊かなワインです。
ピエールは、コンプレモンテールのマリオン・ペシューと
マニュエル・ランドロン、
ドメーヌ・ランドロンのジョー(父)と
エレーヌ(娘)達と定期的に交流して、
ブドウ栽培やワイン造りについて、
意見交換をしています。
また、ペトゥアン・エ・アンラジェなど、
この数年にミュスカデで設立された、
新しいドメーヌの交流グループがあり、
それにも参加して知見を深めています。
ドメーヌのワインは2021 年は初ヴィンテージですが、
既に三ツ星のレジス・エ・ジャック・マルコンを始め、
ナントやパリの若い星付きのレストランで
サービスされて好評を博しています。
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