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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ドメーヌ・ジオカンティ
●AOP リヴザルト・ブラン・リヴザルト・アンブレ・ランシオ・ドゥ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 500ml 2010
*AOP Rivesaltes Blanc Rivesaltes ambre Rancio Deux Vieille Vignes 2010 / Domaine Giocanti
*びっくりニッコリはこちら!
透明感のある琥珀色の液体は
口に含めると佇まい同様に
複雑で香ばしいニュアンスに
甘すぎない心地良い味わいで
少し酸化熟成のニュアンスが
アクセントになって液体に
張りと緊張感をもたらします。
この複雑な味わいに酔いしれてしまうほど
エレガントなのです。
4/5/2023試飲
容量:500ml
生産年:2010年
生産国:フランス・ルーション
生産者:ドメーヌ・ジオカンティ
葡萄品種:グルナッシュ・グリ、グルナッシュ・ブラン、マカベウ、カリニャン・ブラン
2024年11月 | ||||||
★ ジオカンティ
DOMAINE GIOCANTI
★マニュエルの畑のあるコート・ド・ルーションのコミューン、
ラ・トゥール・ド・フランスは、
内陸部のルーションの中では特別な場所だという。
それは、既に知られた生産者が最も多く
このラ・トゥール・ド・フランスにいることから
もおのずと理解できる。
クロ・デュ・ルージュ・ゴルジュのシリル・ファル、
ドメーヌ・ポッシーブルのルイック、リヴァトンなど、
22軒の生産者がこの村にドメーヌを構えているからだ。
ルーションの土壌はシストがベースとなっているが、
ここラトウール・ド・フランスの畑には
キラキラと光るミカが多く含まれている。
土壌のpHが8ととても高いことから、
ワインにしっかりと酸が残ることが、
このコミューンが高く評価される所以だ。
父はかなり高名な数学者で、
のちにワイン生産者に転身することになるのだが、
白血病で亡くなるまでの2010〜15年の間、
マニュエルは父と共にワイン造りをした。
元数学者であっただけに、
父のワイン造りはかなり緻密なものであった。
当時の時代背景から当然ながら
父のワイン造りは抽出もしっかりし、
樽熟も24か月するなどクラシックなものであったが、
テロワールを尊重し、テロワールをしっかり
表現することを厳密に行っていた。
1991年生まれのマニュエルは現在31歳。
ルーションで自然な手法で
ワインを造る生産者としては、最も若い年齢だ。
彼は持ち前の好奇心から、自分が目を付けた生産者から
自分が疑問に思っていることをひとつ残らず聞き出した。
今の流行は、収穫を早く行い、
マセラシオン・カルボニックで軽く醸すことにより、
軽く飲みやすいグルーグルータイプのワインが主流となっている。
父からテロワールを生かす厳格なワイン造りを学んだ
マニュエルは、それに疑問を持っていた。
そんなタイプのワインにテロワールが感じられるだろうか?
生産者ともよくそんな議論をした。
Yoyoもその一人だ。
彼は、自分のワインはテロワールをしっかりと感じさせつつも
飲みやすいものでありたいと考え、
しっかりとぶどうを完熟させるが抽出は短くした。
ぶどうをしっかり熟させることにより、
テロワールの特徴はぶどうに確実に内包され、
ぶどうは熟しているので抽出は短時間で済む。
従って、飲みやすいものとなるのだ。
そうして、マニュエルのスタイルは確立された。
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