おもしろワインや もりたやのホームページにようこそ!
144-0046
東京都大田区東六郷2-9-12
MAP
電話 03-3731-2046
e-mail sakemorita@nifty.com
営業時間 AM 12:00 〜 PM8:00
実店舗の定休日 日曜、月曜日
■は定休日です。
■は午後2時頃からの営業。
*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ジェローム・ジュレ
●ヴァン・ド・フランス・ルージュ・ジャヴァ 2018
*Vin de France Rouge Java 2018 / Jerome Jouret
*野村ユニソンさんのコメント
軽く濁ったガーネット色の外観。
赤系の小粒な果実の香りが
真っ先に飛び込んできます。
時間とともに土のニュアンスと
スパイシーさ、ロックの様な
シャンピニオン香が溢れます。
味わいは非常にフルーティーで、
果実のニュアンスが甘く、
やわらかいタンニンと
適度な酸とが相まって、
エレガントな仕上がりになっています。
シンプルにグリルしたサーモンや
甘酸っぱいニュアンスの物との相性が良く、
液体の様々な要素が繊細なため、
軽く冷やしてから、徐々に温度を上げて行く
飲み方をお勧めします。
容量:750ml
生産年:2018年
生産国:フランス・ローヌ
生産者:ジェローム・ジュレ
葡萄品種:グルナッシュ、シラー
2024年11月 | ||||||
★ ジェローム・ジュレ/ドメーヌ・レ・クラパス
JEROME JOURET/DOMAINE les CLAPAS
★ヴァランスとアヴィニヨンの中間、モンテリマールの街から西に
20kmほど行ったところにジェローム・ジュレのドメーヌはあります。
アルデッシュ地方の南に位置するこの場所は、
決して複雑なテロワールを備えた土地というわけではありませんが、
当主ジェローム・ジュレの手によって素晴らしいワインを生み出しています。
実際、彼の仕事ぶりは目を見張るものがあります。
秘境とも言うべき丘陵地帯を開拓して
ブドウ樹を植えて自らの畑としたり、清潔で荘厳な醸造所を自力で建築したり、
自らの住居や新しい貯蔵庫も訪問するたびに増築されて進化していたりと、
ともかく活力と積極性に満ちた人物なのです。
ジェローム ジュレ氏はかつて同地方の自然派ワイン生産者、
ジル・アゾーニ氏の下で修をしており、
研この際に香り豊かでなめらかなアゾーニのワインに衝撃を受けて
自然派ワインを志したと言います。
その後、同じくこの地方のドメーヌ・マゼルの
ジェラール・ウストリック氏にも出会い、
自然派ワインが何たるかを心に刻みます。もっとも彼の手がけるワインは、
これら二人のスタイルとは異なります。
醸造されながら、質感や香味は非常に安定しており
還元的なニュアンスもあまり見られません。研修などを経て地元に戻った彼は、
ブドウ栽培農家であった父親のいくらかの畑を引き継ぎ、
組合にブドウを売る生活を始めます。
その中でも、荒れた土地であった山間の畑を
自らの手で開墾するなど栽培面積を広げていきます。
自然派ワインの元詰めをめざしつつも、
安定的に蔵の経営を行うためにも様々な可能性を模索します。
自分の力で美味しい自然派ワインが造れるだろうか、そんな不安をも抱えつつ、
2006年に組合から独立を果たし、ドメーヌ元詰めを開始します。
師事した二人の生産者もこの地の先鋭的存在ですが、
ジェローム ジュレのワインからは、
その二者とは異なる透明感、慎重さ、安定感、
芯の強さ、優しさが備わっています。
カリニャン、アリカンテ、シラー、グルナッシュ、メルロ、
カベルネソーヴィニヨン、ユニブラン、ヴィオニエ、シャルドネなどなど
様々な品種を栽培し、そのそれぞれでアルデッシュの常識を覆す
高品質なワインを生み出し続けています。
初ヴィンテージの2006年では、自然派ワインの手法で造ったのは
「パ・サ・パ(一歩一歩慎重に)」と「アン・ナヴァン・ドゥ・トゥ
(迷う前に迷ってないで)」の2キュヴェのみですが、
とあるサロンでこれらのワインに出会った時にはすでに、
「偉大さ」とは違うベクトルの
「きらりと光るセンスの良さ」を備えており将来性をひしひしと感じました。
2年目、3年目と経験を重ねるにつれ、
伝統的手法で生産されていた他のキュヴェや
品種のワインも自然酵母、ノンフィルタで造るようになり、
そのラインナップはどんどんと広がっています。
どのワインもテロワールだけ見れば決して恵まれた条件ではありませんが、
丁寧に丁寧に、家を建てるのと同様の素晴らしいクリエイティビティで、
魅力溢れる飲み心地のよいワインを造っています。
ある時、ジェロームに個人的に好きな生産者を尋ねてみました。
何事にも真摯な彼は、少し悩みつつ・・・
「ラングロールかな。」
確かに、ラングロールになめらかな果実味と飲み心地は、
彼のワインに通じる美点で納得させられます。
今後経験を重ねることで、より洗練されたスムーズなワインへと
進化していくことが期待されます。
野村ユニソンさんんの資料より
折りたたむ
過去の取扱いアイテム一覧
https://www.sakemorita.com/old/jeromejouret_a.html