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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ローズィ・エウジェニオ
●IGTポイエーマ 2016
*口に含むと優しく変化しながら
エレガントな透明感を保ち続けます。
しなやかなリズム感、重過ぎない凝縮感に
旨味のある優しい酸が糸井を引く様に伸びていきます。
素晴らしい心地良い余韻が続きます。
うっとりです。
2/7/2022試飲
生産年:2016年
生産国:イタリア
生産者:ローズィ・エウジェニオ
葡萄品種:マルツェミーノ
2024年11月 | ||||||
★ ローズィ・エウジェニオ
ROSI EUGENIO
★これまで続けてきた途方もない実践と検証。
そして導き出された最適かつ最小限の介入。
エウジェニオのすべては、数えきれない実験の元に
成り立つといっても過言ではない。
トレントの南、ロヴェレート近郊の町ヴォラーノ。
スプマンテの生産やマルツェミーノを代表として昔から
盛んに栽培・醸造が行われてきた土地。
とはいうものの、基本的にはスフーゾ(量り売り)の文化であり、
多産に適したペルゴラ仕立てのブドウ棚の風景が良く似合う土地。
父のブドウ作りが彼にとってのスタート、そして醸造家としての道を選ぶ。
いかに的確に、効率よく、合理的に、、、そのような言葉ばかりの醸造から
解放されるきっかけとなったものは、土地の適性、
ブドウ樹の計り知れない可能性を自ら体験したこと。
古くからランブルスコマントヴァーノが造られてきた。
もう一つたとえるのであれば、有名なパルミジャーノレッジャーノの対し、
グラナパダーノというように非常に近くでありながらも、
決して譲らない土地への帰属意識を持った地域ともいえる。
農業にかかわる以前から、環境や動物に深い関心を持っていたミンマは、
運営する農場すべてで完全無農薬、無肥料栽培を徹底。
「自らが作る、そして口にするものに、
どうしてそんな毒(薬剤)を使う必要があるのか。」
あくまでも植物の環境を保つために、必要最低限の耕起のみ、
植物の種をまく「緑肥」さえ行わない徹底ぶり
(耕起によって表土の微生物環境を壊してしまうこと、
緑肥は1年という周期で見れば効果はあるものの、
長期的にみると植物の本来持っているバランスを崩し、
単一化、平面化してしまうと考えている)。
現在では畑の転作と周囲の生態環境が整ったことで、
すべての土地で不耕起、無農薬、無肥料による栽培を行えるようになった、
無農薬で作る彼らの牧草は、意思を共有する酪農家たちに届けられている。
ブドウ樹の樹齢は30年前後、背の高いコルドーネ式。
枝の剪定や除葉、選果についても極力行わない方法を取っている。
枝を落とすことは、それだけで樹を傷つけている、
という貫徹した価値観のもと栽培を手掛けている。
畑で使用するのは銅と硫黄物、年によって
異なるものの毎年最低限しか使用しない。
年間生産は20000~22000本。
醸造に関しては収穫後ステンレスタンクの中で自然酵母による醗酵を行う。
冬の到来とともにカンティーナの温度が著しく下がることによって、
残糖を残したまま醗酵が止まった状態になる。
この時点でオリ引きを行い、ノンフィルターにてボトリング、
春の到来によって暖かさを持ったカンティーナ、
瓶内にて醗酵が再び始まり、その後秋を過ぎるまで熟成してからリリース。
SO2に関しては醗酵の過程でごく少量使用するのみ。
再醗酵の過程で糖分や酵母の添加を一切行わない、
従来の造り方を今でも行っている。
ワインに残るガスの量は、残糖の量によって変化。
ヴィアダネーゼだけで造られるマントヴァーノ、ソルバーラを収穫後すぐに圧搾、
果汁だけで醗酵を行うロザート「Ven Crud」、
醗酵後開放式の大樽にて1年ほど熟成しているサッビオネータロッソ。
この地域周辺に古くから残っている品種アンチェロッタは、
果皮が厚く糖分の高い品種。厚みあるタンニンとヴォリューム感、
豊かな果実と十分な体躯をもつ個性的な赤。その年ごとに起きる現象を、
そのまま受け入れる。言葉の通り、
全く飾りっ気のない彼女のワインには驚くほどの味わいと、
心地よい飲み口が待っている。
気取ることなく食事とともに頬張っていただきたい。
ランブルスコヴィアダネーゼ、樹齢30年。収穫後、5日間のマセレーション。
野生酵母にて醗。
エヴィーノさんの資料より
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過去の取扱いアイテム一覧
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