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実店舗の定休日 日曜、月曜日
■は定休日です。
■は午後2時頃からの営業。
*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★スケルリ
●IGTヴェネツィア・ジュリア・ブラン・マルヴァジア 2018
*塩分を感じるミネラル感は相変わらず、
メロンやライチのような果実感に、
粘度のある液体がとても心地良い舌触りで
なんとも言えないスケルリらしい
ゆったりとしたリズムを刻みます。
3/8/2022試飲
生産年:2018年
生産国:イタリア
生産者:スケルリ
葡萄品種:マルヴァージア・イストゥリアーナ
2024年11月 | ||||||
★ スケルリ
SKERJ
★トリエステから北西に10Km、内陸の町サレス。
海までは15Kmと離れていて、スロヴェニアとの国境までは2~3Kmと近い。
標高は260~300m、大地のほとんどが固い岩石(石灰岩)、
岩盤質でできており、表層土がほとんどないのが特徴。
カルソ地域はこうしたカルスト地形、石灰岩、
鍾乳石などの水溶性の岩石が覆い尽くす土地。
そのため、現在ある畑はすべて人工的に造られたもの。
上の岩石を取り除いて、海岸の町(ドゥイーノ)から
赤土を運び入れて作った。
また雨が少なく、そして何より冬に吹く強い風ボーラ(Bora)は
風速150Km、気温はマイナス8℃にもなり、
立っていられないほどの強い風は、
植物の栽培にとってかなり厳しい環境を作りだしている。
オリーヴなど根の深く伸びない樹は簡単に倒れてしまう、
建物も風に強い石造りの街並みも特徴的。
2006年、まだ27歳という若さでありながら、
自家醸造用の1haの畑を基本に周囲の放棄されたブドウ畑
(高齢化、離農が進み、多くの畑が手入れさえされていない)を借り、
自家醸造・ボトル詰め用のワインの生産を開始。
畑は代々引き継いできた樹齢の高い畑(40~60年)が0.6ha、
他には2003年、2006年と自ら切り開いた畑が各0.5ha。
どちらも放棄地をゼロから開墾(地中にある分厚い石灰岩層を削岩機で砕き、
表土は近隣に点在するDulineと呼ばれる場所より赤土を運ぶ、
という途方もない作業。)、
高密植、アルベレッロ仕立てにてヴィトフスカ、
マルヴァージア イストゥリアーナを植樹。
テッラーノは樹の特徴からグイヨーに仕立てる。
開墾当初のみ、微量ながら堆肥を使用したものの、
高樹齢の土地や2年目以降の畑では一切の肥料、堆肥を使わない。
もちろん薬品類も一切使用せず、最低限の銅と硫黄物のみ。
基本的には畑の自然環境を整えることで土地自体のバランス感、
しいてはブドウ樹の自己管理能力を高めることを尊重。
収穫した果実は除梗したのち、
開放式の大樽にて約2週間のマセレーション。
野生酵母による醗酵を行う。途中一切の温度管理を行わない。
状況として醸造学的に“危険”といわれる状況に陥った場合でも、
果実的な安定が取れている限り“欠陥のあるワイン”にはなりえない、
と考えるマテイ。
圧搾後約12か月間、大樽にて熟成。
SO2の使用はボトル詰めの際にごく少量のみ行う。
インポーターのエヴィーノさんの資料より
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