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実店舗の定休日 日曜、月曜日
■は定休日です。
■は午後2時頃からの営業。
*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ソイル・セラピ
●アルザス・ブラン 2020
* Alsace Blanc 2020 / Soil Therapy
*大きな試飲会は苦手でオフィスの試飲会以外は
あまり参加しないんですが、
野村ユニソンのMくんがいるので行ってきました。
正直、落ち着いて試飲できない為、
コメントも不安がありますが
Mくんに美味しいかったと言っていたそうです。
安定した野村ユニソンさんのコメントを参考に。
クリアな麦藁色。
真っ先にミュスカらしいフルーティーで
フレッシュなアロマが立ち上ります。
徐々に白い花、花梨やリンゴ、グレープフルーツ、
フレッシュハーブの香り、
更にブリーチーズのような
美しさのあるクリーミーさも感じられ、
味わいには柔らかい酸と
塩味を感じるようなミネラル、
グレープフルーツ系の柑橘のニュアンスが溢れ、
食欲が増していきます。
香り、味共にどんどん膨らんで来ますが、
柑橘の皮の様なちょっとした苦みが
フィニッシュを引き締めるので、
ダレることなく飲み進めることが出来ます。
酒質は非常に安定しており、
1週間後でも安定して飲むことが出来ます。
春から夏に掛けて最適なキュヴェで、
少々冷やし目にして飲むことをお勧めします。
生産年:2020年
生産国:フランス・アルザス
生産者:ソイル・セラピ
葡萄品種:シルヴァネール、リースリング、 ゲヴェルツトラミネール、ミュスカ
2024年11月 | ||||||
★ ソイル・セラピ
SOIL THERAPY
★アルザスのナチュラルワイン中心地であるコルマール近郊で
2017年よりワイン造りを始めた、いわゆる若手生産者ですが、
彼らの経験は普通の若手生産者とは括れないものでした。
ワインとは無縁な家庭に育ったオーナーのトマとパートナーのミードリー。
トマはパリに生まれ、ワイン造りに進むと決心してから
ボルドー、エルミタージュ、モンペリエで栽培、醸造、販売の全てを学び、
2011年からは数年オーストラリアで修行し、
その後アルザスのドメーヌ オステルターグで2016年まで修行しました。
パートナーのミードリーは、ミュールーズで生まれ、
10年間パリで国際的なビジネスの勉強と仕事をしていましたが、
家族の元へ戻ることを決意し、アルザスで栽培と醸造を学びました。
この数年間はマルク・クレイデンヴァイスで修行をし、
2017年からトマと共にソイル セラピーを設立。
若い彼らが自らの望むワインを継続して造るために採用したのは、
ミクロネゴスというスタイル。
アルザスはブルゴーニュ、シャンパーニュと並び、
畑が非常に高額で売りに出にくい地域。
望む畑が手に入らないのであればと、
望むブドウを購入するスタイルでワイン造りを始める事にしました。
勿論、自らが納得し厳選した生産者からブドウを購入し、
区画や収穫日を選び、栽培や収穫を自ら行っています。
更に彼らは自由な考えのワインを少しづつ広げていきたいという考えから、
毎年少なくとも1つの新しいキュヴェ(テロワール)を
生産するようにしています。
トマがワイン造りで最も大切にしているのは、
各キュヴェにリューディーの個性を明確に表現させる事と、
忘れ去られてしまった目立たないリューディーにもスポットを当てる事です。
特に注目されがちなグランクリュではなく、
アルザス南部の美しい丘陵地帯にある個性的なリューディーに焦点を当てました。
最大の目的は、グランクリュだけでなく、
地味だけれども素晴らしいポテンシャルを持つ畑の認知度向上と復興に貢献し、
生産者とソムリエの間で、アルザスの偉大なテロワールの豊かさと
質的な可能性についての認識を高めることだそうです。
彼らのワインはシュレールやビネールが切り拓いてきた
ナチュラルワインの自由な考え、自由なワインに、
アルザスワインが本来持つトラディショナルな部分をMIXした
アルザスワインの新しいスタイル。
新時代の芽吹きを感じられる生産者です。
《ラベルについて》
彼らの(特徴的な)ラベルに表現されている作品は、
オーレリアン・ガブリエル・コーエンによるもので、
Représentation d'un geste symbiotique
(共生のジェスチャーの表現)と名付けられています。
人間が植物、発酵、熟成と言う、いわば錬金術を通して
様々な自然の要因を明らかにする過程と
テロワールの概念を象徴的に捉え、表現したものです。