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実店舗の定休日 日曜、月曜日
■は定休日です。
■は午後2時頃からの営業。
*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2025年 04月 1日 です。
2025年4月 | ||||||
★シャトー・ド・ベル
●シャブリ・クロ・ベル(モノポール)・サンスフル・マグナム・セット 2017
Chablis clos beru (Monopole) sans soufre 2017 Magnum / Chateau de Beru
*前日に立野さんから連絡で
ヴォルテックスさんの事務所に呼ばれ
試飲させてもらいました。
その時の驚きと感動でその後、
このワインの事で頭が一杯になってしまった程。
素晴らしく詰まった味わいは通常のクロ・ベルとは
葡萄が違うんじゃないかと思うほど、
(僕は今でも違うと思って言いますが、)
複雑でボリューム感と圧倒的な奥行き、
それでいて素晴らしい緊張感が
フィニッシュまで続きます。
ライチや青リンゴ、洋梨の果実感は
複雑で何重にも波動の様に膨らみ広がりながら
溶け込んだ酸と、分厚いミネラルの
力強いコントラストを生みます。
これ以上喋りたくないのはうまく伝えられないから。
ただ問題は入荷数です。
日本には36本、(1本は試飲してますから)
森田屋は半分の18本貰えました。
(残りは食店用とストックのようですね。)
今回はそのうちの10本をご紹介します。
正直、売り方が難しい。
ここのところ条件をつけてトラブルになったりして
本当に凹んでいますから...。
今回は以下のセット販売にしました。
*シャブリ・クロ・ベル(モノポール)・サンスフル2017マグナム 1本
シャブリ・クロ・ベル(モノポール)2017 2本
生産年:2017年
生産国:フランス・ブルゴーニュ
生産者:シャトー・ド・ベル
葡萄品種:シャルドネ
2025年4月 | ||||||
★ シャトー・ド・ベル
CHATEAU de BERU
★シャブリの東側、村人60名のベル村の中心に
築400年のシャトー・ド・ベルはあります。
ファサードには、15世紀に描かれた世界最古の日時計と暦が
(現存するのはこちらとケンブリッジの2つ)残されていますが、
現在でも使用可能なのはこちらのみだそうです。
このユニークな建物は、1600年代から
ベルファミリーによって維持されています。
1995年までは父がワイン造りをし、ネゴシアンに販売していましたが
病のため栽培が出来なくなり2005年に亡くなるまで
近所の栽培者に畑をすべて貸していました。
撒かれた農薬でカチカチに荒れ雑草1本生えていませんでした。
畑を前に意を決した当主娘のアテネさんは、2003年まで勤めていた
パリの投資銀行を辞め、ボーヌの醸造学校を出るとサヴィニーレボーヌの
シャンドン・ド・ブリアーユ(ビオディナミ栽培)で1年間働きます。
ここで、彼女が目指すビオロジック栽培の基礎ができました。
現在は、実験的に1haのみ馬で耕していますが、機械のように
深く掘り下げない為、土が乾きにくくぶどうの状態も良いとの
手応えを感じています。
その後、最先端の技術を駆使してワインを造る
アフリカのドメーヌへ1年勉強に行きます。
温度、酵母、亜硫酸などすべてデータや機械に頼る醸造を見たアテネは
「ビオロジックを実践しないと本当のテロワールは出ないと思う。」との
結論を持ち帰ります。
そして2004年の末にシャトー・ド・ベルを引き継ぎました。
小さなころから自然や家庭菜園が大好きで育ったアテネは、
技術もさることながら葡萄1本1本の状態を見ながら栽培しています。
例えば、夏の選定を皆が終える頃でも伸び放題にそのままで
エネルギッシュに育てているとのこと。
理由を聞くと「樹液が上がるときに、樹液のある所に病気が出やすいので
樹液を貯めないで思いっきり延ばしてから選定に入るのよ。」とのこと。
将来が楽しみなアテネのワイン造りは始まったばかりです。
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