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更新日は 2024年 11月 17日 です。

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ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン
小公子 2017

ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン
小公子 2017

税込価格¥6,517(税抜き¥5,925)

*La Ggrande Colline Japan Shoukoushi 2017

*大岡さんのして販売価格には
 岡山からの配送料金が入っていない為、
 ¥87を加算させて頂いております。

はじめに
 なぜ日本固有種にこだわるか。
 ワインの品質はテロワール(気候、土壌など)と
 単位面積当たりの収量でほぼ決まります。
 日本は畑の狭さや人件費の高さの問題があり、
 いかに狭い土地で高い収量をあげるかを
 目指す傾向にあります。
 高収量の葡萄でワインを造ると、
 水っぽい薄いワインになります。
 ヨーロッパの品種を高温多湿の日本で植えても、
 病気に弱いので農薬をたくさん撒く必要があり、
 肥沃な土壌では葡萄が沢山出来るので、
 完熟した葡萄を作るのは難しいです。
 世界に通用する品質を目指すならば、
 ヨーロッパ以上に収量を落とすことが
 必要となるでしょう。
 そうするとワインの出来る量は減るので、
 値段を上げる必要があります。
 それでは経営として成り立ちにくいです。

 世界に通用する日本ワインとは日本の気候にあった
 日本独自の品種を使うことが必要です。
 他にない個性を持つことがワインの
 価値につながります。
 幸いに、日本にはヤマブドウという
 土着の品種があります。
 しかも固有品種は日本の気候に適応しているため
 病気耐性に優れています。
 露地で有機栽培が可能です。
 古くは、1万年以上前の縄文時代の遺跡からも山葡萄の種が発見され、
 また、古事記や日本書紀にも記載されている
 日本人には太古から縁のあるものです。
 滋賀県甲賀市の紫香楽宮(しがらきのみや)から、
 約六百個のヤマブドウの種が出土し、
 ワインを醸造していた可能性があり、
 正倉院にはワイングラスのような
 ガラス細工が残っていることから
 聖武天皇はブドウ酒飲んだかもと
 橿原考古学研究所の菅谷文則所長も語っています。
 ヤマブドウの品質に目を向けると、
 小さい実で、糖が高く、
 しかも酸も高く、タンニンが豊富です。
 すべてグランヴァンに必要な要素です。
 (亜硫酸無添加のワインを作るのにも
 適している要素です。)
 山葡萄は雌雄異株なので受粉が必要なので
 安定した栽培は難しいですが、
 その交配種を使えばその問題もクリアできます。
 小公子は日本の遺伝子を組み込んだ、
 露地で有機栽培できる品種です。
 畑
 このワインはその小公子を作った澤登家の畑。
 山梨の牧丘で完全無農薬で栽培されています。
 澤登早苗さんは恵泉大学教授、
 日本有機学会長でもあります。
 その葡萄をラ・グランド・コリーヌ・ジャポンが岡山で、
 フランスで培った知識と経験に基づき醸造しました。
 添加物を一切加えず、フィルターも
 熱処理もしていない本物の自然派ワインです。

 ワインの特徴:赤ワイン
     ぶどうの産地:山梨県山梨市牧丘
 ぶどうの品種:小公子
 ぶどうの樹齢:約13年
 土壌:淡色アロフェン質黒ボク土

 醸造法:葡萄を収穫後、冷蔵車にて岡山に輸送。
     葡萄の房を丸ごとタンクにいれて、
     二週間マセラシオンカルボニックを行う。
     タンクから葡萄を取り出し、
     伝統的な垂直式プレスによって、
     3日かけてゆっくり絞ります。
     ワインはそのまま樽に詰められ、
     醗酵を続けます。
     醗酵後もそのまま9か月間熟成。
     タンクにいったんワインを戻し、
     味わいを均一化したあと、
     重力を用いて瓶詰。
     一度もポンプは使用しておりません。
     亜硫酸など一切無添加。
     フィルターも熱処理もしていない
     微生物のバランスで
     味わいが保たれている本物のワインです。
 亜硫酸無添加ですので、
 14度以下での保存をお願いいたします。
*お一人様2本まで、
 ご注文が集中した場合は振り分けとなります。
 輸入元はラ・グランド・コリーヌ・ジャポンさんです。24本

生産年:2017年

生産国:日本

生産者:ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン

葡萄品種:小公子

ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン
LA GRANDE COLLINE JAPAN

果物の国で、ワイン用のぶどうを育てる
 私たちの葡萄畑と醸造場がある岡山市北区津高一宮地区は
 「清水白桃」の発祥の地であり、
 「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の
 温室栽培が最初に始まった土地です。
 岡山県のキャッチフレーズ“晴れの国”通りの恵まれた気候と、
 砕けた花崗岩でできた水はけのよい土壌が合わさり、
 果物の名産地として知られています。
 こんなに恵まれた良質の果物を作れる裕福な産地でも、
 高齢化にともなう農業人口の減少が問題になっています。
 村人の平均年齢は65歳ぐらい。
 私たちの子供3人が通う小学校は全校生徒あわせて16人しかいません。
 ここは空港から車で5分、
 岡山駅まで30分という交通の便利な場所であるのにも関わらず、
 このような状況なのです。
 高齢化により耕作できる面積は年々減少します。
 作物を栽培していない農地を荒らさないため、
 皆が草刈りに追われますが、お年寄りが夏の猛暑の中、
 草刈り機を担いでいる姿を見るたびに心がいたみます。
 村の外れでは少しずつ耕作放棄地が増え、
 使われないガラス温室は朽ち果てていっています。
 あと10年したら、さらにこの状況は悪化し、
 農地に戻すのはとても難しくなるでしょう。
 私のところには、「将来ワインをつくりたい」という
 若者からよく連絡がきます。
 フランスでは労働許可の認可が下りづらいのですが、
 労働局に掛け合い、日本の若者に仕事を教え、
 手伝ってもらいながら人材を育成してきました。
 私たちも彼らから学ぶことが多かったです。
 農業を営みたい若者もいるのです。
 ただ、自分のワイナリーを立ち上げるとなると
 かなりハードルが高くなります。
 レストラン業界なら、料理を覚えた若者はシェフになれますが、
 日本のワイン業界は小さいのでワイン造りを覚えても職は少なく、
 自分でワイナリーを立ちあげて独立し
 オーナーにならざるを得ません。
 もちろんそれが彼らの夢でもあるのですが、
 技術に加え、経営センス、
 そしてなによりも資金が必要となります。
 現在日本でワイナリーを立ち上げようとすると
 数千万円から1億円必要だとされています。
 これではやる気がある若者でも独立することは不可能です。

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