★ローズィ・エウジェニオ
●IGTカベルネ・フラン NV2017,2018.2019
*IGT Cabernet Franc 2017,2018.2019 / Rosi Eugenio
*森田屋のお気に入りのカベルネ・フランは
今年も相変わらずクールでスペシャル。
今回12本確保出来ました。
口に入った瞬間からエレガントさがひろがります。
抜栓後2日目の試飲ですので
開けたての印象はないのですが
綺麗に伸びる液体はスミレや山葡萄、
少しブルーベ
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リーのニュアンスも残し
シルキーで伸びのある印象、
含んでいると旨味とほんのり優しい
まろ味のある果実がゆっくりと膨らんできます。
どんどん引きずりこまれそうな魅了を持ち合わせた
ドライなエレガントな余韻が印象的。
9/8/2023試飲
*品種:カベルネ・フラン100%
樹齢30年、すべてフランコ・ピエーデ(自根)にて
植樹された畑。
強烈な砂質土壌。
収穫後古バリックにて約2ヶ月、
果皮と共に醗酵を続ける。
2017、2018、2019 という
3つのヴィンテージを組み合わせる
(一部を注ぎ足す)ことで、
樽内で酵母の活動期間を伸ばし、
果皮でもSO2でもなく酸化のリスクを
軽減するというオリジナリティあふれるワイン。
密でありながらなめらかで柔らかい、
決して強くはない繊細さを
失っていないカベルネ・フラン。
ロヴェレート近郊の砂質土壌の畑より
収穫されるカベルネ・フラン。
カベルネ・ソーヴィニヨンとは違い、その繊細さ、
柔和さが特徴ともいえるブドウ。
「エゼジェズィのように、
マセレーションを長くする方法では、
カベルネ フランの繊細さを包み隠してしまう、、」
そこで彼がたどり着いたのはマルサーラや
シェリーなどで行われているソレラという手法。
「果皮によってワインを守るのではなく、
酵母の活動期間を長く継続させることで、
酸化を恐れずにSO2にも頼らずに、
樽での長い熟成ができる」、
そう考えるエウジェーニオ。
圧搾した17年のフランは極力酸素との
接触を避けながら熟成。
そして翌年の収穫、醗酵に合わせオリ引きを行い、
ここに醗酵が終わりきる前の18年を加える、
すると活動している18年の酵母によって、
全体が活性化する。
2019年の収穫でもう一度繰り返し、
3ヴィンテージで 3年間の熟成をするという
誰も思いつかないような、
独創的な醸造方法によって生まれるワイン。
十分に完熟したトレンティーノのカベルネ・フラン。
イタリアでフランのイメージは、
どうしても「重い、強い」と考えがちです。
しかし、非常に繊細な果実と心地良い酸。
複雑な味わいとは 相反する飲み心地の良さ。
良い意味で想像を裏切ってくれる
カベルネ・フランだと思います。
濃密でありながらなめらかで柔らかい、
決して強くはない繊細さを失っていなず、
アプローチは奇抜過ぎますが、
味わいは一切の不安定さのない
完成度を持ったワインです。
容量:750ml
生産年:NV2017,2018.2019年
生産国:イタリア・トレンティー ノ・アルト= アディジェ
生産者:ローズィ・エウジェニオ
葡萄品種:カベルネ・フラン
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