ブドウを糖度や酸の高さではなく、
ブドウの果皮に含まれるタンニンの成熟度に応じて収穫するのが
アラン・ビュルゲの哲学であり、ワイン作りにおいては、
個々のテロワールに忠実な表現を引き出すことをモットーとしています。
現在は、アランの息子エリックとジャン・リュックに世代交代していますが、
ワインは、アラン・ビュルゲのスタイルを忠実に受け継いでいます。
ビュルゲの自社畑の中で特に傑出しているのが
1955年に植樹されたシャン・ベルタン・クロ・ド・ベーズの0.27haの区画です。
1級畑シャンポーや複数のリュー・ディから成るジュヴレの村名畑も秀逸で、
その殆どが非常に樹齢の古い区画です。
テクニカル情報
ドメーヌ所在地:コート・ド・ニュイ地区ジュヴレ・シャンベルタン村
設立:1974年(※2011ヴィンテージより世代交代)
栽培:2012年より有機栽培、2013年よりビオディナミへ移行
(公式認定は無し)
平均収量:28~30hl/ha 植樹密度:10,000株/ha
醸造:醗酵前に3~5日間低温マセラシオン、
キュヴェゾンの期間は合計3~4週間。
選果は収穫時と収穫後に選果台で二度行い、
果梗を100%取り除いた後に更にもう一度果粒を選別して
タンク(セメント製とステンレス製の醗酵槽)に移し、
日に一度ピジャージュとルモンタージュを施しながら自然醗酵。
樽熟成期間はキュヴェにもよるが18~20ヶ月前後。
新樽率はキュヴェにより異なる。無濾過・無清澄で瓶詰。
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