設立当初は4haのブドウ畑がついた農村の建物でしたが、
のちに新たな農場を2ha購入し、その規模を広げていました。
1950年にマッジョーレ・フェッロが牛に踏み潰されてしまい亡くなり、
息子のカルロをおじのジョヴァンニが手伝う形で後を継ぎました。
それから数年の間に、リンゴの樹の栽培をやめて新たにブドウを植樹し、
栽培醸造を行うワイナリーとしての性格を強めていきました。
新たに植えられたブドウは主にバルベーラです。
現在のブドウ畑の面積は、13haにいたります。
ワインづくりにおける決定的な転機は1961年に訪れます。
ワイナリーを継いだカルロが、ヴァンダと結婚をしたのです。
ヴァンダもまた農家の出身で、カルッシンが常に製品のクオリティーを
追求しようとするうえで、想像だにしなかった手法で手助けをしました。
1962年にはブルーナが生まれ、彼女は勉学を終えてからすぐ、
両親とともにブドウ樹の難しい栽培手法と
品質の高いワインづくりの手法の確立のために献身しました。
1988年、カルロ・フェッロは娘であるブルーナに、
これまでに得た貴重な経験と知恵を引き渡しました。
手助けを受けながら、熱い情熱を持って、
自ら進んで巻き込まれてしまいそうな魅力的な醸造という仕事を続けたのです。
現在では、ルイージとブルーナが受け継いだものの上に
彼らの人生の哲学を加えています。
彼らの「夢を接ぎ木した」とでも言いましょうか。
ルーカとマッテオが家族を手助けしています。
1984年から、自然にとって有害な物質の使用は全面的に行っていません。
加えて、レオナルド・アネッロ博士とタッグを組み、
ブドウ畑を現代のビオディナミ農法に導きました。
いい結果が得られていて、将来的にはカンティーナでの
仕事にも拡大する予定です。
(Suolo e Salute スオーロ・エ・サルーテという組織によるビオの認証をとる予定。)
カルッシンでは、ワイナリーへの訪問を歓迎しています。
コースは、ブルーナの祖先たちが働いていた「最愛なるセラー」から始まります。
木樽とビン詰めされたワインがおかれた熟成庫を経て、
醸造設備、圧搾機やビン詰めのための機械が置かれた空間を通り過ぎます。
加えて、小さなロバたちとの仕事もとても印象的です。
ブルーナは、ロバに対する自身の大きな情熱と愛情を、
愉快な仕事も生み出しながら教育的な意味も持った
農場「Asinoi, Pane e Coccole」という形で実現しました。
その農場はロバが体現する「喜ばせるということ」「多面的な無邪気さ」を
伝えるという役割を果たしています。
ロバとは、簡単な散歩をいっしょにすることもできます。
ロバの持ち前の先祖代々の良識のおかげで、
豊かさを感じることができるでしょう。
この言葉が示すところの現実を知っていただきたく、お待ちしております。
「生きることを夢見るよりも、私たちの夢の中に生きようとする。
インポーターのビー・ビー・アールさんの資料より
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