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*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2025年 03月 04日 です。
2025年3月 | ||||||
★メンティ
●ロンカイエ・ヴィーノ・フリッツァンテ 2022
*Roncaie vino frizzante 2022 / Menti
容量:750ml
生産年:2022年
生産国:イタリア・ヴェネト
生産者:メンティ
葡萄品種:ガルガーネガ
2025年3月 | ||||||
★ メンティ
MENTI
★地域:Veneto
地区: ガンベッラーラ
造り手:Stefano Menti ステーファノ・メンティ
HomePage:http://www.giovannimenti.com
出会い:3月初旬にヴェネツィアのレストランで
出会ったとあるワインに惹かれ、
ヴェローナ近郊の造り手をヴィニタリー直前に訪ねました。
17世紀の農家の作業場めいた醸造所は、
冷んやりとした澄んだ空気に満たされ、
建物が呼吸していることが感じられました。
森の側にある畑は冷涼で、もちろん灌漑もしていません。
年若き生産者が、2001年に父親と
仕事をするようになってから
ビオロジックに転換したためか、
鷹・鷲・雉・うさぎなど様々な生物がいて
理想的な環境が整っています。
「何故、今まで、どの試飲会にも
参加しなかったのですか」と尋ねたら、
「ヴィ・ナチュールの人たちとは考えがあわず、
ヴィニ・ヴェーリは新しいエントリーを受け付けていなく、
ヴィニタリーは参加費が高すぎて縁がなかった。
けれども、今年VIVITが設けられ、しかも出展料が安いので、
初めてヴィニタリーに参加することができた」
という答えが返ってきました。
若さに似ず、しっかりとした考え方と理論がみごとに栽培・醸造を
貫いており、それに基づいて造られる自然な醸造のワインには、
優しさと芯のある確かな味わいが満ち溢れています。
陽のしずむ夕方の訪問時、教会のカリオンが響く美しい村に
春の訪れを感じ、幸せな思いでいっぱいになりました。
イタリアの自然派ワイン界は、メンティの登場で面目を
一新したといっても過言ではありません。
ソアーヴェ地区の東に隣接する畑から、
かくも理にかなった各種のワインを、抑えられた情熱をもって
秘かに育て上げてきた、造り手ステーファノ・メンティ氏に、
満腔の拍手を贈りたいと思います。
(2012年4月発行 『ラシーヌ便り』No.78 合田泰子)
19世紀末に設立された家族規模の
ワイナリーです。創業者のメンティ・ジョヴァンニ氏は、
現在のオウナー(名前は同じくジョヴァンニ)の
祖父にあたり、もともと自分たち家族で
消費するために造っていた
ワインの販売をはじめました。
現在ワイナリーは、ガンベッラーラの歴史的な地区にある
7.5haのブドウ畑を管理しています。
栽培されているブドウ品種は、
ガルガーネガとドゥレッラです。これらのブドウから、
辛口の白ワインと、陰干ししたブドウから得られる
甘口の白ワインが造られています。
畑の管理からボトリング、
さらには発泡性ワインの醸造にいたるまでの
作業はすべて、自分たちのチームで直接行われています。
自然と地域の伝統に対して最大限の敬意を払ったうえで、
造られるワインは、最高のクオリティを求めた
コルク栓で封をされエレガントに外装を整えられます。
2007年にワイナリーは
ISO 9001:2000の認証をうけました。
これは、品質を高めていくうえで、新たな一歩を
踏み出したことになります。
長年にわたり、このワイナリーのワインはイタリアを
代表するワインガイドに掲載されています。
重要なイタリア国内のレストランに加え、
ヨーロッパのみでなく、
アメリカやアジアのインポーターや、
個人顧客に購入されています。
栽培:作業はすべて、手作業で、自分たちで行っています。
冬の剪定はステーファノとその父がすべて行い、
それ以外の誰の手も借りません。ステーファノ父子は、
それぞれの畑を知っていて、
土壌の構成によって左右される樹勢の強弱や、
それぞれの樹の樹齢、斜面の向きにあわせて、
どのように剪定を行うのかを決めています。
剪定を行った古い樹には、
その後の植樹のため、1年経った若い樹を接ぎ木します。
若木からなる小さな畑の数々は、
ガンベッラーラの地で最も典型的な畑なのです。
剪定にくわえ、冬の間には、緑肥を行います。
オーガニック農法によって
得られた数種の植物の種を蒔き、
春の草刈期には、水分や様々な物質を土壌に残します。
数年をかけ、それらの様々な物資が、
土壌やブドウの樹々に有益だと
認識することができました。
また、ビオディナミのプレパラート500番である
雌牛の糞をつめた雌牛の角と、
501番(補足:牛の角に水晶の粉をつめたもの)も
冬の間に準備を行います。
冬の終わりには、legagioneを行い、
土壌が十分に水分を含んでいれば、
より生きた土壌にするため、1度か2度、
プレパラート501番の処置を施します。
ベト病からブドウ畑を守るため、
銅と、含有アルコールの蜜蝋を用います。
オイディウム対策としては、鉱山性の硫黄を、
蛾にはバチルス・チューリンゲンシスを用います。
天気予報を注意深く確認し、
処置がなるべく少なくて済むようにしています。
もし春に雨が多く降れば、
プレパラート501番である水晶をつめた
牛の角の処置を必要な回数だけ施します。
そうすれば、ブドウの葉はより軽くなり、
大気中の日光との伝達がよくなるのです。
ラシーヌさんの資料より
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