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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★クレール・エ・フロラン・ベジョン
●ヴァン・ド・フランス・ルージュ・ピクロコル 2021
*Vin de France Rouge Piceochole 2021 / Claire & Florent Bejon
*CROSS WINESさん資料より
フレッシュでエレガントなワインが出来上がった。
シレックスの粘土土壌が、
緊張感とスモーキーなニュアンスをもたらしている。
ワインはフレッシュで飲みやすく、
ベリー類とスパイスの風味が、
石のようなミネラルに縁取られている。
いわば、グラスの中に立ち現れる秋の風景だ。
容量:750ml
生産年:2021年
生産国:フランス・ロワール
生産者:クレール・エ・フロラン・ベジョン
葡萄品種:カベルネ・フラン
2024年11月 | ||||||
★ クレール・エ・フロラン・ベジョン
CLAIRE ET FLORENT BEJON
★当主:クレール& フロラン・べジョン
Claire & Florent BEJON
醸造責任者:クレール&フロラン・ベジョン
総栽培面積:6ha
土壌:チューロニアン時代の石灰岩、
粘土シレックス、砂質土
栽培ぶどう品種:カベルネ・フラン、シュナン・ブラン
樹齢:平均 30〜55年
畑:Ligre, Lerne, Beaumont en Veron,
St Germain sur Vienne
標高:40〜110m
醸造スタイル:熟したぶどうを手摘みで収穫し、
赤は全房で密閉し3週間から 6ヶ月にわたる静置浸漬
(ピジャージュ・ルモンタージュなし)、
アンフォラ、古樽、
ダムジャンヌでの熟成。
白は直接搾汁、古樽での発酵・長期熟成
無濾過・無清澄・亜硫酸無添加
今のようなスタイルは 2016VT から。
クレール&フロラン・ベジョン夫妻は、
サン=ジェルマン=シュル=ヴィエンヌ村に構えた
小さな醸造所で、ロワール全域でも最高のワインを
静かに造り続けている。
2人のブドウを栽培とワインを生産のキャリアは
20年に及ぶが、数年前まで生産量はごくわずかで、
彼らのワインを手に入れることはほとんど不可能だった。
フロランは過去数十年にわたり、
ロワールの他のブドウ栽培者たちが
無添加でワインをボトリングするのを手伝ってきた。
彼の仕事ぶりはマルク・アンジェリなどの
スーパースターにも伝わり、彼との邂逅はフロランを、
さらなる持続可能な農業への傾倒やワインの
ピュアネスについての探求へと駆り立てたのだった。
クレールとフロランは現在、
シノンの西に位置するヴィエンヌ川の両岸に、
合計6haのブドウ畑を所有している。
ブドウ樹の平均樹齢は30〜55年。
砂、粘土、石灰岩、大量のシレックスからなる
複雑で変化に富んだ土壌からは、
エレガントな骨格とミネラルに富んだワインが生まれる。
ブドウの樹の大部分はカベルネ・フランだが、
1haの畑でシュナン・ブランも栽培しており、
少量ではあるが特筆すべき表現力の白ワインも
生産している。
ブドウ畑は有機栽培を採用し、
すべて手作業で管理されている。
それぞれの区画には固有の生態系が
健全な状態で存在するため、
彼らが伸びた新梢を剪定したり、
花を落としたり、ブドウ樹のまわりの下草を
刈り取ったりすることはほとんどない。
二人がトゥフォーTuffeau と呼ばれる
石灰岩土壌に掘られた古いセラーで作るワインは、
本質的な意味での軽さを備えている。
この特性は、長く穏やかに持続する果皮浸漬と、
古樽、ダムジャンヌ、アンフォラ(ジャー)など
さまざまな容器による
適切なエレヴァージュに由来するものだ。
フレッシュで風土そのものの香味を持つ
ブドウから生まれる彼らのワインは、
その繊細さ、純粋さ、香りにおいて、
まさに唯一無二の存在と言える。
彼らのカベルネ・フランは、
まさに比類なき存在だ。
テクスチャーと香りの点で、
この地域でよく見かける無骨なカベフラよりもむしろ、
ボジョレーの偉大なワインたちに近い。
2021 年ヴィンテージは特にその傾向が強く、
この年はロワールが歴史的に見ても
振れ幅の大きい気候であったことを
思い起こさせるような味わいだった。
出来上がったワインは軽やかでエレガント、
痛々しいほどピュアで、秋に飲むには最高だ。