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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ドメーヌ・ジョルジュ・レミ
●シャンパーニュ・エクストラ・ブリュット1erCRUレ・キャトル・テロワール NV(2018)
*Champagne Extra Brut Premier Cru Les Quatre Terroirs NV(2018)/ Domaine Georges Remy
*徹夜明けの試飲会、
一発で目が覚めたほどの充実度!
フレッシュさの中に旨味とコクを備えた
なんとも言えないエレガントさを持った味わいなのです。
昨年と同じヴィンテージなのに
デゴルジュマンの日が違うだけで、
全体の景色が全く違います。
今年は初めからアロマテックで綺麗なふくらみがあります。
梅酒のような酸は粒の細かい繊細な泡に溶け込んで、
なんとも言えない静かな抑揚があります。
丁度良いタンニンがメリハリになって
ある意味シャンパンを飲んでいることを忘れてしまうくらい、
味わいを感じる流れの良い味わいです。
一周してもう一度試飲させてもらいましたが
今回のジョルジュ・レミ、素晴らしいリズム感と
ゆったりとした静かさを持っています。
ジョン・ケージの「沈黙の4分33秒」
攻めてるんですが大人の佇まい。
造り初めて数年でこの素晴らしさ、
センス以外ないですね!
7/6/2021試飲
生産年:NV(2018)年
生産国:フランス
生産者:ドメーヌ・ジョルジュ・レミ
葡萄品種:ピノ・ノワール、シャルドネ
2024年11月 | ||||||
★ ジョルジュ・レミ
GEORGES REMY
★ジョルジュ・レミはモンターニュ・ド・ランス ブジーの小さなレコルタンです。
ブノワ・ライエ、アントワーヌ・パイヤールに続くブジー期待の新星として、
2017年末に初めてシャンパーニュをリリースした注目のグローワーです。
元詰めは栽培ブドウの20%という少量生産ながら、
欧米では一躍脚光を集めており、
既にイタリア、チェコ、ベルギー、オーストラリア、アメリカに輸出され、
世界各国のバイヤー間での争奪が始まっています。
2018年の日本初登場に続き、
今回はリューディを含む全キュヴェがリリースされました。
ジョルジュ・レミのシャンパーニュは、
ビオディナミの手法を取り入れた有機栽培、
馬による耕作、野生酵⺟のみで、ブドウと必要最低限のSO2以外には何も加えない
自然な醸造で造られ、ドザージュも少なく(もしくはゼロ)、
とてもナチュラルで柔らかい味わいが特徴です。
家業への参画前にボルドーで研鑽を積んだジョルジュは、
赤ワイン造りに強い関心を持っていました。
このためシャンパーニュよりも先にコトー・シャンプノワから
ワイン造りをスタートした異色の経歴の持ち主です。
新興グローワーにも関わらず、ジョルジュの手掛けるコトー・シャンプノワは、
シャンパーニュを代表する二つのミシュラン星付きレストラン
ラシエット・シャンプノワーズ(三ッ星)と
レ・クレイエール(二ッ星)に既にオンリストされています。
ワインレポートでも「衝撃を受けた。
エグリ・ウーリエと並ぶトップレベルに位置する。
エグリ・ウーリエがボンヌ・マールとすれば、こちらはミュジニーの趣。」と
コメントされた素晴らしい品質です。
ドメーヌは1629年から続く栽培農家です。
1812年からブジーに本拠を置き、父の代までは
栽培したブドウを全量ネゴシアンに売却していました。
現当主のジョルジュ・レミが家業に参画した2011年から
元詰めワイン造りに着手しました。
ボルドーでの醸造経験があるレミはスティルワイン造りに強い関心を持ち、
シャンパーニュよりも先にコトー・シャンプノワの生産から
元詰めワイン造りをスタートしました。
そして、ドメーヌの全権を掌握した2014 年から
シャンパーニュの醸造を始めました。
ドメーヌの栽培面積は4.66ha。
大部分がブジーに、残りはアンボネー、ルーヴォワ、
トキシエールの3つの村に点在しています。
ブジーのレ・オー・クロ、ル・モン・トキシエール、レ・ヴォダヤン、
シャポー・デ・フェール、レ・ユリオー、レ・ゼネップ、
そしてトキシエールのレ・ミュイなど、16のリューディに区画を所有しています。
ドメーヌでは以前から除草剤や殺虫剤などは一切使用していません。
そして、ジョルジュが家業を継承してからは
完全なビオロジックによる栽培を行っています。
畝の間にはカバークロップを生やし、馬で土を耕しています。
雑草は手作業で取り除いています。
同村で友人であるブノワ・ライエとアントワーヌ・パイヤールと
共同で有機堆肥を作り、畑に撒く取り組みを行っています。
また、イラクサとトクサの煎じ薬や500番調剤を畑に撒くなど、
ビオディナミの手法も積極的に取り入れています。
ドメーヌの畑には貴重なヴィエイユ・ヴィーニュが残されています。
このため、ジョルジュはアントワーヌ・パイヤールと
共同で互いのドメーヌの畑でヴィエイユ・ヴィーニュの
ブドウ木のマッサル・セレクションを行っています。
ドメーヌの畑に可能な限りヴィエイユ・ヴィーニュを残すために、
ブドウ木は死んだ木に限って植え替えを行っています。
その際には、マッサル・セレクションしたブルゴーニュ由来の
高品質で低収量のブドウ木(ピノ・ファン)の穂木を移植しています。
しかし、1 年間に植え替えるブドウ木は僅か200 本にしか過ぎません。
収穫と醸造について
収穫は手作業で行い、ブドウが潰れないように
小さなケースで醸造所まで運びます。
畑と圧搾する前の2 回厳格な選果を行います。
ドメーヌではコトー・シャンプノワの醸造にシャプタリザションは行いません。
このため、コトー・シャンプノワ用のブドウを収穫するために、
シャンパーニュ向けよりも2〜3週間も遅く収穫を行っています。
除梗も特注した台の上で、手作業で一房一房入念に除梗を行います。
また、シャンパーニュもコトー・シャンプノワも、野生酵⺟のみで、
ブドウと必要最低限のSO2以外には何も加えずに
ナチュラルな醸造を行っています。
SO2は圧搾の際に必要最低限のみ添加するのみで、
その後は瓶詰め時も添加はしません。
清澄も低温安定法を行わず、ノンフィルターで瓶詰めをしています。
このため、シャンパーニュに関しても、デゴルジュマンは行いますが、
出荷後も酒石酸等の澱が瓶内に発生することがあります。
ジョルジュ・レミは現在でも80%のブドウをネゴシアンに売却しています。
瓶詰めされるのは栽培ブドウの20%にしか過ぎません。
コトー・シャンプノワは2011 ヴィンテージから
醸造を(2015年にリリース)していますが、
シャンパーニュは2014ヴィンテージから手掛け始め、
2017年末に初めてキャトル・テロワールのキュヴェ1種類をリリースしました。
その後、リューディのキュヴェを含めた
全6種類のキュヴェがリリースされました。
●レ・キャトル・テロワール
●レ・ヴォダヤン・ロゼ(ピノ・ノワール100%)
●レ・ミュイ(シャルドネ100%)
●ブラン・ド・ノワール(ピノ・ノワール100%)
●ル・モン・ド・トキシエール(ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%
●ル・オー・クロ(ピノ・ノワール100%)
VIVITの資料より
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