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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ロアーニャ・アジィエンダ・アグリコーラ・イ・パイエーリ
●ランゲ・ビアンコ 2014
*Langhe Bianco 2019 / Roagna Azienda Agricola I Paglieri
容量:750ml
生産年:2014年
生産国:イタリア
生産者:ロアーニャ・アジィエンダ・アグリコーラ・イ・パイエーリ
葡萄品種:シャルドネ主体、ネッビオーロ
2024年11月 | ||||||
★ ロアーニャ・アジィエンダ・アグリコーラ・イ・パイエーリ
ROAGNA AZIENDA AGRICOLA I PAGLIERI
★オーナー: Alfred e Luca Roagna アルフレード&ルーカ・ロアーニャ
地域:Barolo, Barbaresco バローロ、バルバレスコ
地区、村:Castiglione Falletto, Barbaresco
カスティリオーネ・ファッレット、バルバレスコ
醸造責任者 :Alfred e Luca Roagna アルフレード&ルーカ・ロアーニャ
栽培責任者:Alfred e Luca Roagna アルフレード&ルーカ・ロアーニャ
ホームページ:http://www.roagna.com/
アルバの地に古くから根ざすネッビオーロ種ですが、緩やかなランゲの丘、
バルバレスコ村で育つものは、
他の土地では見られない独特の個性を備えています。
古くからワイン醸造を行ってきたロアーニャ家は、
その手法や技術を代々受け継ぎ、
バルバレスコの伝統を守り続けています。
ロアーニャ家がぶどうの栽培・醸造を始めたのは150年以上も前のこと。
初代のヴィンチェンツォが所有していたワイナリーはバルバレスコ村の
中央に位置しており、霧の季節が始まる頃に収穫したぶどう
(ネッビオーロの語源になっている"nebbia"は
イタリア語で「霧」を意味します。)
を使い木樽でワインを醸造していました。
そして、150年経った今日もこの手法は変わらず行われています。
その後、ジョヴァンニ・ロアーニャとマリア・カンディーダの代に、
現在も醸造所を構えるパリエリ地区(ピエモンテの方言ではパイエ)に
ネッビオーロにとって最も適したテロワールであるという理由から
拠点を移しました。
さらに、農業学校を卒業しジョヴァンニのもとでワイン醸造を学んでいた
アルフレッドが1990年にカスティリオーネ ディ ファッレート村のロッケ地区、
500年以上の歴史を持つカッシーナ ピーラを購入したことで、
ワイナリーはバローロの生産にも乗り出すという大きな一歩を進めました。
現在、ワイナリーの仕事を取り仕切るのは、5代目のルーカ ロアーニャ。
彼が今の仕事に従事し始めたのは1990年代の終わり。
アリアンナ・オキピンティをして
「若いけれど、ものすごく畑のことを知っている。」
と言い、畑に立てば延々と畑と人との関わりを語り続ける若き情熱家です。
ロアーニャでは、100年以上前から化学肥料はもちろん有機肥料すらも
施したことが無く、畑を活力のある状態に保つために厳密な除草を行わず、
春に刈り込みのみを行います。
様々な雑草やハーブ、ブドウ以外の植物との共存が
より複雑な自然環境を生み出し、病害や害虫への耐性も自然に
備わってくると言います。
農薬に関してもボルドー液、硫黄という伝統的な農薬以外は
一切使用したことがありません。
醸造に関しても150年前から変わらない伝統的な手法を採用しており、
自然酵母による大樽での醗酵、100日にも及ぶ長期間のマセレーション
(果皮や種子を果汁に浸す醸しの作業)など
ネッビオーロの持つポテンシャルを高め、
バルバレスコのテロワールを表現したクラシックなワインを生み出しています。
「僕たちは一世紀半以上前から、全く変らない。今後も変ることはないだろう。
それはワインに対する哲学というよりは、人生の選択なんだ。
テクノロジーに助けられることもあることは認めるし、
必要があればある程度取り入れるのはやぶさかではないけれど、
それはあくまで、ネッビオーロという
この土地のテロワールの最大の表現方法である
ブドウのアイデンティティーの追求に有効であるという場合にのみ限られる。
ランゲのワインの偉大さは、ひしめき合った丘のひとつひとつがそれぞれに
違った個性を持っているということだ。
そのテロワールをどこまで見極められるか、
そしてそれをどうしたら損なわずにワインに表現できるかをひたすら観察し、
自然が与えてくれるものをただただ壊さないよう注意することだけが、
僕らに与えられた唯一の課題だと思う。だから、ロアーニャは変らないんだ。」
歴史
・1880年 バルバレスコワインの誕生
現在のような「バルバレスコ」という格付けワインが
初めてボトル詰めされたのは、
1880年だと分かっている。村の歴史的な中心地で、
バルバレスコワインが初めてヴィンチェンツォとローザによって造られた。
ロアーニャ家では1880年以前から、ワイン造りをしてきた。
そのワインは当時から常に、
長い歴史を誇るユニークなワインであるとされてきたのだが、
我々のワイン造りの歴史はこの年代まで遡る。
・1912年 ジョヴァンニ・ロアーニャ生誕。
・1915年 マリア・カンディーダ・ロッカ・ロアーニャ誕生。
・1929年 『モンテフィーコ』パーセルの畑を購入。
・1949年 ルイジーナ・マルヴィチーノ・ロアーニャ誕生。
・1953年 ジョヴァンニとマリア・カンディーダの二人が、
歴史のある『カッシーナ・パイエ』を購入。
アルフレード・ロアーニャ誕生
・1958年 パイエの畑から選ばれた最上区画で醸造された、
現行『クリケット・パイエ』が初めて誕生。
・1961年 ジョヴァンニ、『アジリ』地区の畑の中心部に0.22haの畑を購入。
・1971年 アルフレード、初の収穫。
・1974年~1976年 この数年の間に、
区画ごとに分けた
(シングル・ヴィニヤード)醸造が始まる。
・1978年 祖父ジョヴァンニの長年の選別から生まれた
『クリケット・パイエ』、
ロアーニャ家の最重要ワインとして初めて市場に出る。
・1979年 キュヴェ『オペラ・プリマ』、アルフレードの手により誕生。
・1981年 ルーカ・ロアーニャ誕生。
・1989年 アルフレードとルイジーナ、
バローロ地域のカスティリオーネ・ファッレット城塞近傍にある、
歴史的な『カッシーナ・ピーラ』を購入し、
『ラ・ロッカ』と『ラ・ピーラ』の2つのバローロを醸造。
徐々にラ・ピーラの地名ワインで、この地を代表させる。
・2001年 ルーカ・ロアーニャの初収穫。
・2003~2006年 セッラルンガでヴィーニャ・リオンダを有する、
友人トッマーゾ・カナーレと協力し、
彼の最後の4年間のワインを醸造。
・2004年 『アジリ』『モンテフィーコ』『パイエ』『ピーラ』の
4シングル・ヴィニヤード・ワインを、区画別に醸造開始。
・2007年 より優れたテロワールの表現を目指し、
より高い樹齢からなるブドウから、
別々にViti Vechie(ヴィーティ・ヴェッキエ)を醸造開始。
モンフォルテ・ダルバの歴史ある『レ・コステ』区画から、
共同でワインを生産。
・2013年 バルバレスコの歴史ある区画『ファセット』から、
その所有者と協力して、初醸造。
・2014年 バルバレスコ地区ネイヴェの歴史ある畑『アルベシアーニ』と
『ガッリーナ』の一部を、友人=オーナーから借りて、初醸造。
◆Barbaresco/ Asili
Asiliアジリは、ピエモンテの方言(アセイ)に由来し、
バルバレスコ村内に位置する歴史的なブドウ畑の一つです。
アジリは、村の南部に位置しています。 アジリにおける当社の区画は、
1961年にジョヴァンニ・ロアーニャによって購入されました。
私たちのブドウ畑は0.22haあり、海抜250mの標高、南西向きにあります。
アジリでは、2本の道路によって、丘が3つのセクションに分かれています。
私たちのブドウ畑のあるセクションは、
まさにアジリの丘の歴史的な中央の部分に位置しています。
土壌は約7千万年前の第三紀(新生代)の
期間中に形成された海底堆積物からなり、
畑の全面がこの海底堆積物で覆われていました。
このブドウ畑は要塞地区の隣にあり、Paje´パイエの丘に続きます。
私たちのアジリの畑は、当地の典型的な白亜質粘土土壌であり、
厚い砂層の脈がとおっています。
ここでは、古いネッビオーロを持っています。
◆Barbaresco/ Carso
Carsoカルソは、ピエモンテの方言(コルス)に由来する、
バルバレスコ村で最も古い歴史的なブドウ畑の一つです。
カルソのブドウ畑は、1950年代から私たちの家族が所有してきたもので、
バルバレスコ要塞の上方に位置しています。
このブドウ畑の区画は、1.10haからなり、南に面しています。
土壌は、約7千万年前の第三紀(新生代)の期間中に形成された
海底堆積物からなります。
壌の組成物は、砂や泥灰を含んでおり、
ドルチェットとシャルドネがここに植えられています。
◆Barbaresco/ Montefico
Monteficoモンテフィーコは、ピエモンテの方言(mont der fi)に由来し、
バルバレスコ村内の北西部分に位置する歴史的なブドウ畑の一つです。
この区画は、ネイヴェ村に面する円形劇場型をした地形の、
中央部分にある丘の半ばにあります。
我々のブドウ畑の表面積は0.24haあり、
モンテフィーコの畑は1929年に、私たち家族が購入しました。
私たちは現在所有する単一区画のなかで、
もっとも長い間このブドウ畑からワインを造っています。
このブドウ畑は小さな三角形状に植えられており、
海抜230mの高度で南東に面しています。
土壌は、約7千万年前の第三紀(新生代)の期間中に
形成された海底堆積物からなります。
このブドウ畑は、石灰岩粘土と多量の泥灰土があるバルバレスコ村東部にあり、
ここには、フィロキセラ来襲直後に植えた、ネッビオーロの古木があります。
◆Barbaresco/ Paje
Pajeパイエは、歴史のあるブドウ畑を意味し、ピエモンテの方言に由来します。
ロアーニャ家は、1953年からこの
バルバレスコの歴史的な土地を所有しています。
パイエは、まさしく町の地理的な中心地にあります。
このブドウ畑は南~南西に面し、
土壌は石灰質泥灰土と高活性度石灰岩の含有量の割合がともに高く、
とりわけCrichet Pajeクリケット・パイエの区画で
その特徴が著しく表れています。
この歴史的なブドウ畑パイエは、
私たちの有する畑のなかでも石灰岩が広範に集中しています。
この土壌は、約7千万年前の第三紀(新生代)の期間中に
形成された海底堆積物からなります。
パイエの丘は、いかにもランゲの丘らしい様相を呈しています。
周囲をとりまく丘とタナロ川渓谷に面し、風から守られているため、
寒い冬や暑い夏が和らげられる素晴らしい場所です。
ブドウ畑が円形劇場形で、平均標高230mという条件は、
伝統的な観点ではブドウ栽培にとって完璧な環境です。
ネッビオーロはこの丘の1.83haに植えられ、円形劇場地形の底部付近には、
平均樹齢50年以上のドルチェットが植わっています。
◆Barolo/Castiglione Falletto/ Pira
Piraピーラは、Castiglione Fallettoカスティリオーネ・ファッレット村に
位置し、もともと数百年前、
ブドウ畑と城をつなぐ私道を持っていた貴族が所有していた、
歴史的なブドウ畑です。
私たちのブドウ畑は、セッラルンガ・ダルバとペルノのそばの傾斜面にあり、
南東に面しています。カスティリオーネの岩が緩やかな崩壊途上にあることが、
ピーラの特徴となって表れています。
私たち家族は1989年にこのブドウ畑を購入しました。
カスティリオーネ・ファッレットは、バローロの格付けを有する11の村の一つで、
バローロ・ゾーンの地理的な中心部に位置するため、
ユニークな土壌特性があります。
土壌は第三紀(新生代)の期間にさかのぼる、海底堆積物が含まれています。
具体的には、私たちの土壌の地層は、
バローロ・ゾーンのなかでも最古に属しており、
同質の土壌を、カスティリオーネ・ファッレット、
セッラルンガ・ダルバとモンフォルテ・ダルバの3つの村で
見つけることができます。
岩石が風化してできたピーラのブドウ畑は、
白い石灰岩、灰色泥灰土、青色泥灰土、
砂など多様な地層が入り組んでいるため、鉄などのミネラルの含有量が高い。
ここは、私たちの所有するもっとも広大なブドウ畑です。
私たちはブドウ畑7haのほかに、4haの森をもっています。
この土地は、上部はカスティリオーネの岩によって守られ、
斜面下側ではモンフォルテ・ダルバのブッシアから発する小川が縁どる、
森によって守られています。
この立地は、土地と土壌生命を尊重するという、
私たちの考え方にとって理想的です。
ピーラには、主にネッビオーロと、少量のバルベーラおよび
シャルドネが植わっています。
そこには、石灰質泥灰岩「ロカ」から
青石(粘土質砂岩)にいたる地質構成に応じた、
6つのユニークなマイクロ区画があります。
各ブドウ樹の根は、ピーラのブドウ畑のなかで剪定後に再生されたあと、
セレクション・マサルしたピーラの古樹から採り枝した苗木を植えます。
最も古い植樹は1937年にさかのぼります。現在私たちは、
生物多様性を増やすために、
自分たちの複数の畑の中から集めた種を実験区画に植えて、
もっとも適切な苗木をみつけようとしています。
醸造について
圧搾方式:空気圧式プレス(上級キュヴェはフリーランジュースのみ)
醗酵容器の素材と容量:5~100hl
熟成容器の素材:オーク、セメント
セラー環境:バルバレスコとカスティリオーネ・ファッレットの村に、
各一か所のセラーを持つ。
どちらも斜面に建てられた半地下セラーで、
バルバレスコの方は家族が代々住んでいる家の地下部分。
カスティリオーネのセラーは2010年に建設された広大なもので
ワインの醸造と熟成に最適です。
インポーターの資料より
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