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更新日は 2024年 11月 17日 です。

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フロリバンダ
スィドロ・アル・コルニョーロ 2022

フロリバンダ
スィドロ・アル・コルニョーロ 2022

税込価格¥2,937(税抜き¥2,670)

*Sidro al Corniolo 2022 / Floribunda

*スモモやプラムの様な果実感に酸味の効いた
 個人的にお好みの味わいでした。
 少しタンニンを感じながら
 熟したほんのり柔らかいプラムの印象
 しっかりと存在感のあるリンゴと相まって
 美味しい味わいです。
 7/12/2023試飲

*リンゴ(ゴルドラッシュ、トッパス)、
 樹齢20年。収穫後、破砕・圧搾。
 醗酵が始まる タイミングで、
 カステルユヴァルより収穫した
 コルニョーロ(セイヨウサンシュユ)を加えて
 一緒に醗酵。
 遅れて収穫したリンゴを圧搾、
 果汁を加えてボトル詰め、瓶内2次醗酵。
 スボッカトゥーラ(オリ抜き)せずにリリース。

 そして今年、新しく仲間入りした
 シードルがこちら!
 コルニョーロと呼ばれる木の実
 (和名セイヨウサンシュユ)を加えて
 造られた赤いシードル。
 完熟するとコーヒーベリーのように赤くなり、
 強い酸と果皮にはタンニンを持つコルニョーロ。
 一般的にはジャムやリキュールに漬け込み、
 薬用酒として親しまれている果実です。
 今回ははボルツァーノにある
 中世の古城「Castel Juval カステルユヴァル」との
 コラボレーションとして造られたシードル。
 標高1000mの絶景に 立つユヴァル城、
 そこに植えられているコルニョーロを用いて
 シードルを醸造したフランツ。
 「コルニョーロは非常に色素とタンニンが強く、
 リンゴにはない特徴を秘めている。
 カリンのように、タンニンによって
 熟成することが出来る、
 シードルの赤ワイン的存在」と
 考えているそうです。
 2021 年に実験的に造ったものを含めると、
 2度目の醸造となるコルニョーロ。
 他のシードルに比べ、味わいに複雑さや
 奥行きを感じます。
 まるでサイズが一回り大きくなったような。
 シードルのベースにコルニョーロの持つ
 タンニンと酸、骨 格、幅広さを感じる
 まさに赤ワインのような存在かもしれません。
 インポーターはエヴィーノさん 12本

容量:750ml

生産年:2022年

生産国:イタリア・トレンティー ノ・アルト= アディジェ・ボルツァーノ・サロルノ

生産者:フロリバンダ

葡萄品種:リンゴ(ゴルドラッシュ、トッパス)

フロリバンダ/エッゲル・フランツ
FLORIBUNDA/EGGER FRANZ

ボルツァーノから車で30分、
 アディジェ川沿いにある町エーニャ(ノイマルクト)。  
 スプマンテの生産やマルツェミーノを代表として昔から
 盛んに栽培・醸造が行われてきた土地。
 1982年から、リンゴ栽培を行うエッゲル。
 彼は一風変わった経歴の持ち主。大学で植物学を専攻、
 その後農業博士として、ヨーロッパはもちろん、中南米や
 アフリカで植物の調査・研究をしてきたといいます。
 「熱帯の植物について研究したり、各地域の農業について調査して
 自然環境や植物を学ぶことで、農薬や化学肥料に依存しない栽培を
 専門的に研究してきたんだ。」
 大学を引退した後、故郷のリンゴ農園を引き継いだフランツ。
 それまでは周囲と同じように農薬や肥料漬けだった畑から、
 10年以上の時間をかけて土壌の改善、生物環境、
 植物環境を本来の形に戻したという。
 畑は大きく伸びた野生のブドウ樹(フラゴリーノといって、
 現在イタリアで醸造用としての栽培が禁止されている品種)は
 近接するリンゴ園から守るカベとして使っています。
 農薬や化学肥料は一切使用せず、堆肥についても3年以上かけて
 熟成させたものを数年に一度使う程度、
 しかもボルドー液は全く使用せず、
 唯一使用しているのは天然由来の硫黄物を年にたった1度。
 その他、これまでの研究で培った薬草や
 ハーブを使った煎じ液を散布するのみ。
 「リンゴの品種は現在3種類、どれも原種に近くカビや
 病気に強い品種ばかりを選んでいる。
 その分糖分も低いから収穫量を落とさなければいけないし、
 完熟までに長い時間がかかるけれど。
 カビに強い耐性があるから、銅は一度も使ったことがない、
 硫黄についてもほとんど必要ない段階まで成長してきているのさ。」
 表土についてもやはり尊重している彼、
 「基本耕転は行わない、雑草についても、
 リンゴ樹が埋もれるほどでなければ刈り取らない。
 下草の存在はただ単に樹の生育の妨げということではなくて、
 菌類や小動物の暮らす環境という役割もある。」
 エヴィーノさんの資料より
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