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更新日は 2024年 10月 24日 です。
2024年10月 | ||||||
★オリヴィエ・カルル
●カール・ラ・ナチュール・エ・フォルト 2021
*Car La nature est Forte 2021 / Olivier Carl
*柑橘系の果実に紅茶の香ばしさのある味わい。
少し粘度のあるミネラル由来の液体の舌触りに、
可愛らしい酸と塩気を感じるわさしい味わいは
余韻まで続きます。
7/2/2023試飲
容量:750ml
生産年:2021年
生産国:フランス・アルザス
生産者:オリヴィエ・カルル
葡萄品種:シルヴァネール、ミュスカ、ピノ・グリ
2024年10月 | ||||||
★ オリヴィエ・カルル
OLIVIER CARL
★オリヴィエのドメーヌは、アルザスの中心都市である
ストラスブールとコルマールを結ぶ
ワイン街道の中程に位置する村、
「ダンバッハ・ラ・ヴィル」にあります。
ダンバッハは、ローマ時代よりぶどう栽培が
行われている伝統ある村で、
一番の特徴は花崗岩の土壌にあります。
それには象徴的なモニュメントがあり、
1323年に建設された厚い花崗岩の壁による城壁です。
この花崗岩が、ワインに華やかさを
もたらしてくれます。
もうひとつは、とても乾燥した気候で、
アルザスの特徴でもある
ボトリティスが殆ど付かないことから、
ぶどうの成熟期にじっくりと健全にぶどうが
完熟するという点です。
したがって、辛口ワインの生産にはとても向いた
テロワールであると云えます。
現在ワイン造りを行うオリヴィエは、
7代目に当たる伝統ある家系の育ちです。
20世紀初頭、祖父母に当たるマリールイーズと
アドルフの時代には複業農業を営んでおりました。
つまり、羊飼いをしたり、家畜を飼ったり、
野菜の栽培をしたりしながら、
ぶどう栽培を行いワインを造っていたのです。
元々は造ったワインを樽に詰めて売っていましたが、
1923年、当時としてはとても珍しかった、
瓶詰めで販売することを始めたところ、
地域のレストランでとても好評を博しました。
1960年代には、父アンドレが
品質の高いワインを瓶詰めし、
ドメーヌに人を招き試飲会を開催したところ、
大繁盛となりました。
カルル家には、高品質なワインを造り多くの人たちに
喜んでもらいたいという伝統があったのです。
オリヴィエの活動
オリヴィエは2000年からドメーヌの仕事に携わり始め、
2004年19歳の時にワイン造りを
父アンドレから引き継ぎました。
オリヴィエは、農薬がぶどうの栽培に
悪影響を与えているのに気付き、
化学合成農薬の使用を減らしていきました。
そして完全に有機栽培に移行し、
2015年ヴィンテージからラベル上にも「AB認証」と
「エコセール認証」を表示し始めました。
またオリヴィエはヴァン・ナチュールの
取り組みも始め、
2015年ヴィンテージで初めて酸化防止剤を
一切使用しないキュヴェを造り出しました。
その働きが評価され、2016年からは
ビネール率いるピルーエットのワインも造りました。
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