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更新日は 2024年 10月 24日 です。
2024年10月 | ||||||
★ダミアン・ポドヴェルシッチ
●IGTヴェネツィア・ジュリア・ルージュ・プレリット 2017
*IGT Venezia Giulia Rosso Prelit 2017/ Damijan Podversic
*実はダミアンの赤は毎年素晴らしくお美味しいのです。
本当は赤の造り手なんじゃないかと錯覚してしまうほど、
とっても綺麗で伸びのあるボルドータイプの
スムーズな味わいの赤です。
あの感動的な2016年を彷彿させるエレガントさを持つ
舌触りの良い味わいなのです。
そしてとってもドライでクールな印象なのです。
ダミアンの隠れアイテムで、
知る人ぞ知る1本です。
角が取れ心地良く溶け込んだタンニンがお出迎え。
素晴らしい味わいなのです。
9/8/2022試飲
エヴィーノのに新津くんのコメントを添えます。
ダミアンの造る、唯一の赤ワインであるプレリット。
フリウリのメルローといえば、
国際品種というより、馴染み深い土地のブドウ、
そう言われても良いくらい
土地に根付いたブドウでもあり、
素晴らしい味わいと、他にはない個性が
表現されています。
ボトリティスに対してあまり良い恩恵を
受ける事ができないと いう黒ブドウ。
ダミアンも「貴腐の少ないVTの方が、
メルロー、カベルネは良い成熟を迎えられる」と
言っています。
2017年は過去2番目にボトリティスが多い年、
ただ今までと異なるのは「貴腐だけじゃなく
果実の完熟も素晴らしいVT」という事。
収穫前の気温の低下によって、
収穫を遅らせ果皮・種子まで理想的に熟した
メルローとカベルネから生まれる完熟した香り。
複雑さ、妖艶さ、そして酸を失っていない
理想的なプレリット。
前回の2016年に負けない、 素晴らしい味わい、
いつも他の白ワインの陰に隠れてしまうダミアンの赤、
その質の高さを感じていただける素晴らしい味わいです!
生産年:2017年
生産国:イタリア・フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア
生産者:ダミアン・ポドヴェルシッチ
葡萄品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン
2024年10月 | ||||||
★ ダミアン・ポドヴェルシッチ
DAMIJAN PODVERSIC
★1998年よりカンティーナを立ち上げ、
リボッラジャッラをはじめとしたフリウリ特有のブドウを栽培。
1985年、フリウリのワインに造りの「定説」に一石を投じたヨスコのもとには、
多くの造り手が集まり
(今では素晴らしい造り手ばかり、
のちにそれぞれの価値観を持ち、離れていくことになる。
当時の彼のカンティーナには溢れんばかりの熱意と信念、
才能が集まっていた。)、
濃密な時間を共に過ごすダミアンは、自身今までにないほど多くの事を学び、
(本人曰く、技術的なことではなく、
より内面的な部分で学ぶことの方が多かったという。)
自身のフィロソフィを築いていくこととなる。
土地への最大限の敬意、概念に囚われない醸造、果皮の本質を見せるワイン、
揺るぎない信念(頑固さ)をもつダミアン。
「畑での仕事量こそがワインの根幹を成す」その言葉通り、
畑仕事への追及はどの生産者よりも激しい(恐ろしい)。
マルヴァージアイストゥリアーナ、フリウラーノを主に
ピノ・グリージョ、カベルネ、メルロー栽培、
祖父から受け継いだサンフロリアーノの2haの畑にはシャルドネ、フリウラーノ、
メルローを栽培。畑では年により必要最小限の銅と硫黄物を使うのみで、
一切の肥料、薬品類を使用しない。さらには土壌の耕転さえも行わない。
春から夏にかけての徹底した除葉と摘房、果実の収量制限を行う。
また、収穫に至っては樹上に極限まで残し熟成を促す、
結果収穫は10月以降、雨が少なく条件が整った場合は
11月に至ることも少なくない。
コッリオ周辺特有の湿度の高さは、一定の条件を満たすことで、
ボトリティスノービレ(貴腐)の恩恵を受けることができる。
そうしてボトリティスをまとった白ブドウを収穫。
畑での徹底的なこだわりと作業量の多さ(過酷さ)は、
他のどんな造り手にも引けを取らないほど。
貴腐化した果実を含むため、非常に厳しい選果を行ってから除梗。
縦型の開放式大樽の中にて2か月以上のマセレーションを行いつつ、
野生酵母にて醗酵。
圧搾後、大樽にて熟成。4年以上のサイクルにてボトル詰め。
土地の持つ強烈なミネラル、完熟した果実、骨太な酸、
さらにはボトリティスの恩恵を受けた彼のワインは、
豊かさと旨みはもちろんの事、
他のいかなるワインとも異なる個性を持つ。
インポーターのエヴィーノさんの資料より
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