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*ホームページからのご注文は常時受け付けています。
更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ダミアン・ポドヴェルシッチ
●DOCヴェネツィア・ジュリア・ビアンコ・ピノ・グリージョ 2019
*DOC Venezia Giulia Bianco Pinot Grigio 2019 / Damijan Podversic
*今回は入荷数の少ないピノ・グリージョです。
でも24本確保しました。
*可愛らしさに、少し小悪魔的な魅力のある
ピノ・グリージョです。
このキュヴェのみ抜栓直後から開き出し
魅力的でしたが30分後の試飲では
複雑さとコクも出てきて全開になってきました。
酸がとっても可愛らしく、
さくらんぼや熟れたすもも、
少しヨーグルトっぽいニュアンスもあり、
とってもスムーズに口の中に広がって行きます。
後ろ髪を引かれるようにチャーミングで魅力的な1本です。
エヴィーノのに新津くんのコメントを添えます。
そして昨年に引き続き、
今回もピノ グリージョはDOCの申請を
パスしてのリリースとなりました。
「唯一残な点といえば、昔のように
2つのヴィンテージを混ぜることができない事」、
そう話すダミアン(DOC の規定上、
単一ヴィンテージしか認められません)。
今回は2019年がリリースとなります。
ピノ・ グリージョだけ他のワインよりも
早くリリースしているダミアン。
それは、リボッラやマルヴァジーアの様に、
「貴腐の恩恵」を得られない。
そして同様の長いマセレーションに、
あまり向いていないと考えており、
「そのブドウに適した方法と時間をかけた」
結果だといいます。
完熟を迎えると、白ブドウには見えないほどに色付き、
まるで黒ブドウのように変貌。
そのことからも、他の白ブドウとは
全く異なるアプローチで造られるピノ・グリージョ。
果皮と共に約1ヶ月の醗酵を行い、
ロゼに近い色合いを持ったワイン。
2019年は日照に恵まれ、
果実・フェノールの熟成が素晴らしかったヴィンテージ。
果皮まで良く完熟したピノ・グリージョは、
果実味、酸、熟成香ときれいに
バランスが取れた味わい。
貴腐の影響がない事がネガティヴに働くことなく、
むしろ明るさとストレートな美味しさ、
現時点ですでに完成している印象。
単一のヴィン テージでありながらも、
他の白ブドウに見劣りしない、
素晴らしい味わいを持っております。
容量:750ml
生産年:2019年
生産国:イタリア・フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア
生産者:ダミアン・ポドヴェルシッチ
葡萄品種:ピノ・グリージョ
2024年11月 | ||||||
★ ダミアン・ポドヴェルシッチ
DAMIJAN PODVERSIC
★1998年よりカンティーナを立ち上げ、
リボッラジャッラをはじめとしたフリウリ特有のブドウを栽培。
1985年、フリウリのワインに造りの「定説」に一石を投じたヨスコのもとには、
多くの造り手が集まり
(今では素晴らしい造り手ばかり、
のちにそれぞれの価値観を持ち、離れていくことになる。
当時の彼のカンティーナには溢れんばかりの熱意と信念、
才能が集まっていた。)、
濃密な時間を共に過ごすダミアンは、自身今までにないほど多くの事を学び、
(本人曰く、技術的なことではなく、
より内面的な部分で学ぶことの方が多かったという。)
自身のフィロソフィを築いていくこととなる。
土地への最大限の敬意、概念に囚われない醸造、果皮の本質を見せるワイン、
揺るぎない信念(頑固さ)をもつダミアン。
「畑での仕事量こそがワインの根幹を成す」その言葉通り、
畑仕事への追及はどの生産者よりも激しい(恐ろしい)。
マルヴァージアイストゥリアーナ、フリウラーノを主に
ピノ・グリージョ、カベルネ、メルロー栽培、
祖父から受け継いだサンフロリアーノの2haの畑にはシャルドネ、フリウラーノ、
メルローを栽培。畑では年により必要最小限の銅と硫黄物を使うのみで、
一切の肥料、薬品類を使用しない。さらには土壌の耕転さえも行わない。
春から夏にかけての徹底した除葉と摘房、果実の収量制限を行う。
また、収穫に至っては樹上に極限まで残し熟成を促す、
結果収穫は10月以降、雨が少なく条件が整った場合は
11月に至ることも少なくない。
コッリオ周辺特有の湿度の高さは、一定の条件を満たすことで、
ボトリティスノービレ(貴腐)の恩恵を受けることができる。
そうしてボトリティスをまとった白ブドウを収穫。
畑での徹底的なこだわりと作業量の多さ(過酷さ)は、
他のどんな造り手にも引けを取らないほど。
貴腐化した果実を含むため、非常に厳しい選果を行ってから除梗。
縦型の開放式大樽の中にて2か月以上のマセレーションを行いつつ、
野生酵母にて醗酵。
圧搾後、大樽にて熟成。4年以上のサイクルにてボトル詰め。
土地の持つ強烈なミネラル、完熟した果実、骨太な酸、
さらにはボトリティスの恩恵を受けた彼のワインは、
豊かさと旨みはもちろんの事、
他のいかなるワインとも異なる個性を持つ。
インポーターのエヴィーノさんの資料より
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