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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ダミアン・ポドヴェルシッチ
●IGTヴェネツィア・ジュリア・ビアンコ・リボッラ・ジャッラ 2017
*IGT Venezia Giulia Bianco Ribolla Gialla 2017 / Damijan Podversic
*最後の12本入荷!
*抜栓直後はエッジは丸くボリューム感がありましたが
液体自体は閉じて硬い印象でしたが、
30分後くらいから開き始め
びっくりするくらいの質感と
芳醇な味わいに変化していきます。
嬉しくてメモを取ることも忘れるくらい。
厚みのある貴腐からくるあふれ出す様な
ボリューム感は熟した花梨や洋梨、
少し青みのあるハーブ感が底にあり
心地良いコントラストを生みます。
思いの外、クールで繊細さを持ち
キレの良いドライな残像を残します。
これはやられたな〜って印象です。
2017年のスケール感は本当に凄い!
ひとクラス上にステージが上がった印象です!
9/8/2022試飲
エヴィーノの新津くんの感動のコメントも添えます。
一般的にいえば、2017年は春先の雨が少なく、
夏の猛暑、高温でブドウが凝縮。
さらに、暑すぎて果実の成長が止まってしまう、、。
そんな事が起きたヴィンテージでした。
もちろんダミアンの畑でも、例外なく凝縮したといいます。
「ヴィンテージの特徴は1年間の気候に左右されるものではない、
収穫前1ヶ月間の気候(気温差、雨、日照)によって
色付けされる」、その言葉を裏付けるように、
8月後半からまとまった雨が降り、
それにつられ気温も一気に下がります。
湿度も上がり、完熟した果実には
ボトリティス(貴腐)が
ほぼ全体に広がったと話すダミアン。
結果、収穫も遅らせることができ、
果実の成熟も 申し分ないというヴィンテージ。
2017年の年末にカンティーナに訪問した時、
まだ絞った直後という状態でしたが、
今までのダミアンのワインには
感じたことがないくらい、
ワインとして完成していたのを
今でもはっきりと覚えております。
あれから5年近い年月が経ち、樽の中で完成し、
ボトルの中でゆっくりと休ませたリボッラ・ジャッラ。
個人的には今までで2014年が
本当に素晴らしいと思っていたのですが、
その2014年を上回る奥行きと複雑さ、繊細さ、、。
とめどない貴腐の香り、余韻の終わりが見つかりません。
間違い なく今までのダミアンを越える
素晴らしいヴィンテージ、
ぜひ皆さんに飲んでいただきたいワインです。
生産年:2017年
生産国:イタリア・フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア
生産者:ダミアン・ポドヴェルシッチ
葡萄品種:リボッラ・ジャッラ
2024年11月 | ||||||
★ ダミアン・ポドヴェルシッチ
DAMIJAN PODVERSIC
★1998年よりカンティーナを立ち上げ、
リボッラジャッラをはじめとしたフリウリ特有のブドウを栽培。
1985年、フリウリのワインに造りの「定説」に一石を投じたヨスコのもとには、
多くの造り手が集まり
(今では素晴らしい造り手ばかり、
のちにそれぞれの価値観を持ち、離れていくことになる。
当時の彼のカンティーナには溢れんばかりの熱意と信念、
才能が集まっていた。)、
濃密な時間を共に過ごすダミアンは、自身今までにないほど多くの事を学び、
(本人曰く、技術的なことではなく、
より内面的な部分で学ぶことの方が多かったという。)
自身のフィロソフィを築いていくこととなる。
土地への最大限の敬意、概念に囚われない醸造、果皮の本質を見せるワイン、
揺るぎない信念(頑固さ)をもつダミアン。
「畑での仕事量こそがワインの根幹を成す」その言葉通り、
畑仕事への追及はどの生産者よりも激しい(恐ろしい)。
マルヴァージアイストゥリアーナ、フリウラーノを主に
ピノ・グリージョ、カベルネ、メルロー栽培、
祖父から受け継いだサンフロリアーノの2haの畑にはシャルドネ、フリウラーノ、
メルローを栽培。畑では年により必要最小限の銅と硫黄物を使うのみで、
一切の肥料、薬品類を使用しない。さらには土壌の耕転さえも行わない。
春から夏にかけての徹底した除葉と摘房、果実の収量制限を行う。
また、収穫に至っては樹上に極限まで残し熟成を促す、
結果収穫は10月以降、雨が少なく条件が整った場合は
11月に至ることも少なくない。
コッリオ周辺特有の湿度の高さは、一定の条件を満たすことで、
ボトリティスノービレ(貴腐)の恩恵を受けることができる。
そうしてボトリティスをまとった白ブドウを収穫。
畑での徹底的なこだわりと作業量の多さ(過酷さ)は、
他のどんな造り手にも引けを取らないほど。
貴腐化した果実を含むため、非常に厳しい選果を行ってから除梗。
縦型の開放式大樽の中にて2か月以上のマセレーションを行いつつ、
野生酵母にて醗酵。
圧搾後、大樽にて熟成。4年以上のサイクルにてボトル詰め。
土地の持つ強烈なミネラル、完熟した果実、骨太な酸、
さらにはボトリティスの恩恵を受けた彼のワインは、
豊かさと旨みはもちろんの事、
他のいかなるワインとも異なる個性を持つ。
インポーターのエヴィーノさんの資料より
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