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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ドメーヌ・ルイ・モーラー
●ヴァン・ダルザス・ゲヴュルツトラミネール・レトランジュ・オランジュ・マグナム 2020
*Vin d'Alsace Gewuerztraminer Ltrange Orange 2020 Magnum / Domaine Louis Maurer
*750mlの試飲コメントです。
*杏の様な酸が鼻から抜ける
心地良いメリハリのあるオレンジ。
冷涼感のあるドライで香ばしい味わいは
とってもジューシーですがスパイス感に
ほんのりタンニンが効いた印象。
塩気のある旨味が余韻に残り
長く飲み続けたい気持ち良さなのです。
4/12/2022試飲
生産年:2020年
生産国:フランス・アルザス
生産者:ドメーヌ・ルイ・モーラー
葡萄品種:ゲヴュルツトラミネール
2024年11月 | ||||||
★ ルイ・モーラー
LOUIS MAURER
★ルイ・モーラーは1996年生まれ。
アルザスでも最も若い世代のヴァン・ナチュールの造り手です。
彼はルファックの醸造学校でBTS(醸造栽培上級技術者のディプロマ)を取得。
在学中にマルク・クライデンヴァイスとドメーヌ・セルツで研修し、
ビオロジック農法のワインへの影響の重要性を学びました。
高校卒業後はルカ・リーフェル(カトリーヌ・リスが醸造所を
間借りしているドメーヌ)の下で1年半修行し、
ヴァン・ナチュールについて実践で学びました。
2016年から実家のドメーヌに参画。
当時わずか20歳ながら、家族のワインとは別に、
自身の名で3種類のヴァン・ナチュール(2016ヴィンテージ)を醸造しました。
実家のドメーヌは⻑年ビオロジックでブドウ栽培を行っており、
2009年からはビオディナミも導入しているため、
ルイはさらに先に進みたいと考え、ブドウ以外には何も加えない
ヴァン・ナチュールの醸造(SO2 も無添加で、必要な場合に限り瓶詰め時に
最低限のみ添加する)に挑戦したのです。
ルイはドメーヌの三代目になりますが、
ドメーヌの創始者である祖⽗⺟も両親も彼の挑戦を
強く後押ししてくれたそうです。
2017ヴィンテージではピノ・グリのキュヴェも醸造し、
リースリング、ゲヴュルツトラミネール、
ピノ・ノワール、ピノ・グリの4種類のキュヴェがリリースされました。
ルイは、カトリーヌ・リスやジャン・ピエール・リエッシュ
(二人とも隣村のミッテルベルクハイムに住んでいます)、
パトリック・メイエと非常に仲が良く、頻繁に会ってワイン造りについての
考えや哲学について意見交換をしています。
ラベルデザインは彼のガールフレンドがデザインしたものだそうです。
ルイの実家のドメーヌはルイの祖⽗によって設立。
現在はルイの⽗のフィリップが当主を務めています。
ストラスブールとコルマールのほぼ中間のエイコフェンに本拠を置いています。
栽培面積は16ヘクタールで、細分化された40の区画がエイコフェンと
隣村のアンドロー、エプフィグ、イッタースヴィラーに点在しています。
ドメーヌでは昔から除草剤や化学肥料は一切使用しておらす、
15年以上前に完全なビオロジックに転換。
2009年からはビオディナミも導入しました。
これによって、ブドウ木の生命力が劇的に向上し、自然に収量が低くなり、
ブドウ中のエキスも最上の状態で凝縮されるようになりました。
ドメーヌの畑は全て耕耘され、中耕除草も行います。
ブドウ畑の畝の間には下草を生やし、ライ⻨と野菜を栽培しています。
そして、初夏に下草を抜いて、畝の間に敷き詰めてカバークロップにしています。
こうすることによって、草が自然の覆いの役割を果たし、
過剰な暑さや雨から土を保護してくれるのです。
また、地中の温度が低く保たれることによって微生物の活動と、
土中の水の浸透能力が維持されるという効果もあるのです。
ブドウの病害予防には、イラクサ、トクサ、ヤナギなどのハーブや
植物の煎じ薬を用いています。
また、堆肥や牛糞、ブドウの搾りかすや藁などをベースにしたコンポストを
自前で作って畑に撒いています。
生命力に満ちたこのコンポストによって土が活性化され、
健康で成熟した果実を造るために必要なあらゆるミネラル成分が
ブドウ木に行き渡ります。
ドメーヌでは、生きた土壌とブドウ木から、
成熟のピークに達したブドウを低収量で収穫することが
テロワールを表現するために必要不可欠な条件であると考えています。
醸造と周辺環境について
醸造に関しては、何よりもブドウを尊重することを大切にしています。
ワインがテロワールとその独創性を最大限に表現できるように、
人為的介入を最小限にしています。
ブドウは野生酵⺟で自発的に醗酵され、
スーティラージュも必要な場合にしか行いません。
SO2も必要最低限のみ添加するだけです。
ワインはアルザス伝統のフードルで醸造されます。
フードルでは大きな澱が樽の底に沈殿し、
細かい澱が通常の樽よりも広がるといい利点があります。
ドメーヌのワインは全てエコサートの認証を受けています。
このように、ルイの実家のドメーヌのワインは
ビオディナミ栽培と人為的介入の少ない醸造で造られていますが、
カトリーヌ・リスやリエッシュ、パトリック・メイエなどとの交流で
触発されたルイは、家業に参画した2016年から、
それをさらに進めたヴァン・ナチュールの醸造
(ブドウ以外に何も加えず醸造。SO2も無添加。
必要な場合に限り瓶詰め時に最低限のみ添加)に挑戦することを決断したのです。
祖⽗⺟も両親も、ルイの挑戦を後押してくれ、
ルイはドメーヌの約3ヘクタールの区画の栽培の全てを委ねられ、
自分の手で栽培したブドウから自分自身の名前でナチュラルワインを
2016ヴィンテージから醸造しています。
ルイのドメーヌは、マルク・クライデンヴァイスの本拠アンドローや、
カトリーヌ・リスやジャン・ピエール・リエッシュが本拠を置く
ミッテルベルクハイム、オステルタグの本拠エプフィグなどの村に
隣り合わせています。
ルイ・モーラーは、現在のアルザスで最もエキサイティングな場所に生まれた
最新世代のヴァン・ナチュールの造り手と言えます。
ViVITさんの資料から
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過去の取扱いアイテム一覧
https://www.sakemorita.com/old/louismaurer_a.html