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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★オーレリアン・エ・シャルロット・ウイヨン
●コート・ディ・ローヌ・ルージュ・カンヌ 2017
*今回分は2020年1月に入荷数の約半分をリリースし、
その後更に約2年間の熟成を経て再リリースとなります。
*前回販売時に比べ、熟成により更に繊細なタッチで
エレガントなスタイルへと変化しております。
除梗した葡萄をステンレスタンクで12週間マセラシオン。
フリーランジュースを使用し、ステンレスタンクで熟成。
エッジに仄かにオレンジがかった様子が伺えるルビー色。
グレナデンやフランボワーズなどのドライフルーツや
ベリーソースを想わせる赤い果実の緻密な果実香に、
時折熟した黒系果実や腐葉土の香りなどがふわりと薫ります。
熟成によるこなれた様子で品のあるしなやかなタッチ、
澄んだ赤い果実の風味が清らかに流れ込み口中を
覆うように大きく広がります。
枯れ感のある熟成の様子ではなく、ボーヌのピノ・ノワールを
彷彿とさせる可憐な果実味やエレガントな雰囲気が感じられ、
明るくピュアな赤い果実のエキスが沁み込むように伝わってきます。
この先の熟成で更に繊細さや複雑性が引き出されていくことでしょう。
*入荷は2019年3月、翌4月試飲しましたが
立野さん10ヶ月後にリリースです。
入荷本数が少ないので現時点では試飲ができそうにありません。
ヴォルテックさんのコメント
深いルビー色。苺ジャムやドライ苺などの果実香に
レーズンや黒葡萄の果皮の香りなどもやや感じられます。
心地良い果実由来の甘さと滑らかな質感で、
グレナデンのような凝縮しながらも甘酸っぱい赤い果実主体に
黒系果実のドライフルーツ、ドライいちじくなどを想わせる果実味が
混ざり合いながら広がります。
ドライフルーツのような優しい甘さとコク、そ
れに加えて新鮮な赤系果実の風味や酸が混ざり合い、
明るい雰囲気を持つスタイルです。
奥深さとエレガントな印象を兼ね備えながら余韻が長く、
ビターカカオのような風味とザラつきのない繊細なタンニンが重心を
低く感じさせ落ち着いたフィニッシュへ導きます。
2日目以降も崩れず、より香りが広がり日に日に色気や
上品さが際立っていきます。
この先の熟成でよりしなやかでピュアな雰囲気が
引き出されていくことでしょう。
生産年:2017年
生産国:フランス
生産者:オーレリアン・エ・シャルロット・ウイヨン
葡萄品種:グルナッシュ、シラー、サンソー
2024年11月 | ||||||
★ オーレリアン・エ・シャルロット・ウイヨン
AURELIEN et CHARLOTTE HOUILLON
★オーレリアン・ウイヨンは、ジュラのコンテ出身です。
彼は14歳の頃からピュピアンのピエール・オヴェルノワの元で
兄のエマニュエル・ウイヨン、姉のアデリーヌと共に
約20年間葡萄の栽培及び醸造について学びました。
幼い頃から長きにわたり目や耳、そして体全体で感じてきた自然なワインを、
現在のフォコンでも造り続けています。
ジュラで学んだことを生かして新しい葡萄品種の開発、
そしてバイオダイナミクスを用いて
葡萄畑の土壌を変える仕事をしていました。
アルジェリアのトゥアティ出身の妻シャルロットは
2つの博士号を取得した才色兼備の女性で、
古代文書の研究のため中国やエチオピアなどへ赴き、
そこで植物から紙を作る伝統的な方法や
天然色素での染色芸術なども学びました。
エチケットに使用された紙材は、シャルロットが
葡萄の枝や果梗を利用して作成したものです。
二人の劇的な出会いはシャルロットがスイスに戻り
大学でヨーロッパにおける染色技術の研究を終えた後、
次は一転して農耕馬の仲介業に就き、葡萄畑を馬で耕作している時でした。
彼らは2017年3月に、ヴォーク地方のフォコン、
ツール・ド・フランスのコースとして名高いモン・ヴォントゥの麓にある、
4haの葡萄畑と5haの森や湿原に囲まれた土地に定住しました。
カーヴはもちろんのこと家も水道も電気すらなく、
全てを自分達で作りあげ、カーヴは収穫の1週間後に完成しました。
9月27日には娘さんが誕生し、2017年は彼らにとって
変わり目の素晴らしいスタートの年となりました。
森に囲まれ他からの影響も受けない好立地で、
粘土石灰と砂が主体となっています。
砂は砂質が固まってできた岩が風化したもので、
「ラ・ロッシュ・クークルド」と呼ばれる特徴的な土壌です。
現在は樹齢約25歳から65歳のグルナッシュ 2.5ha、シラー1.3ha、
そして0.2haのサンソーを栽培しています。
馬のヴィクトワール(Victoire)とロバのカストール(Castor)が
農作業を手伝い、またコンポストも彼らの糞を利用しています。
ピエールから学んだことを生かしながらジュール・ショーヴェの醸造法を
採用し酵母や亜硫酸は一切使用せず、
葡萄の力による自然な醸造でろ過もしません。
瓶詰は重力を利用して行っています。
ヴォルテックスさんの資料より
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