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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★サン・フェレオーロ
●DOCGドリアーニ・サン・フェレオーロ 2013
*DOCG Dogliani superiore 2013 / San Fereolo
*2013年は酸が乗っていて今までと違う
キラキラした美味しい味わいになっています。
個人的にはこちらの方が好みですね〜。
軽快感もあり旨味のあるチャーミングな酸が
フィニッシュまで印象的に残り、
目の詰まった果実感は角が取れ中盤から円やかに
膨らんで行きます。
その後はとろける様な果実感に酸が絡む、
複雑で繊細な味わいなのです。
ある意味うっとりとしました。
2/7/2022試飲
生産年:2013年
生産国:イタリア・ピエモンテ
生産者:サン・フェレオーロ
葡萄品種:ドルチェット
2024年11月 | ||||||
★ サン・フェレオーロ
SAN FEREOLO
★「ドルチェットにこれほど愛情と情熱を注いだ造り手は、
彼女をおいて他にいるだろうか?」そう言っても決して過言ではない、
ドルチェットを最大表現する造り手。
ピエモンテ、ドリアーニ北部、ニコレッタ ボッカは1992年、
念願であったブドウ畑を手に入れた。
畑は大きく分けて標高の高いサン フェレオーロ(500m)、
少し低い位置のアウストリ(400~420m)、非常に高い標高を持ちつつも、
砂質やシルトが多いドリアーニらしさ。
この特徴が「ネッビオーロではなく、ドルチェット」という
裏付けといってもいい。
また、彼女の畑はモンフォルテ・ダルバまで近いため、
モンフォルテらしさともいう強烈な石灰質も併せ持つ特殊性も持つ。
より寒冷で過酷な環境だからこそ、適応力の強いドルチェットが好まれた背景。
しかしさらに言えば、他の土地では見えてこないドルチェットの魅力を
表現できるのではないだろうか?
そうした揺るぐことのない探求心と表現力こそが、
彼女の魅力でもあります。
彼女にとって、父であるジョルジョ・ボッカの影響は大きかった。
畑との関わりは当然の如く自然環境を重視したものであった。
当初より段階的に有機的な栽培へと移行し、農薬や化学肥料はもちろん、
銅や硫黄についても極力使用しない栽培を徹底している。
50年を越えるものが大半を占め、区画によっては
70年を越えてくる樹も少なくない。
そしてこの古いドルチェットは、現在のように
量産化・画一化されたクローンではなく、
古くより残るクローンが混在した状態(セレクション マッサール)であり、
プロヴィナージュやピエディ・フランコ(自根)のまま残る樹ばかり。
しかし、これだけではサン・フェレオーロを説明するには不十分でして、、、。
ニコレッタの考える「ブドウの完熟」、そして「時間のかけ方」について、
知ってもらう必要があります。
まず、彼女にとっての「完熟」とは、果皮でも果実の糖度でもない。
果実本来の役割ともいえる「種子の熟成」にあります。
よって収穫を決めるのは種子が熟すかどうかにあるというニコレッタ。
当然ながら収穫時期は遅くなります、樹上で果粒はしぼみ、
脱水まで始まるほどの熟度、、、。
樹上での極限に達したときのみに収穫されたブドウのみが
サン・フェレオーロとして醸造するに値すると話すニコレッタ。
当然ながら収穫量は恐ろしく少ない。
現在8ha の畑からわずか10000~15000 本程度。
醸造においてはピエモンテ、特にアルバ周辺の伝統的といえる
手法を守るとともに、長い熟成期間をとる彼女。
除梗した果実を開放式の大樽にて、
約3週間を越えるマセレーション(果皮浸漬)。
当然のことながら酵母添加や温度管理を行わず野生酵母による醗酵を促す。
圧搾後大樽にて約2年間の熟成、適宜オリ引きを行った後にボトル詰めを行う。
そして、彼女の考える「時間のかけ方」について。
「ドルチェットは一般的にタンニンが少ない(酸も少ない)といわれるブドウ。
だけど、それは酸とタンニンの質が違うだけ。
果皮の要素をゆっくりと引き出そうとすれば、
十分なタンニンと酸を得ることができる。
他のどんなブドウにもない深みと奥行きが感じられるの。」。
高次元まで凝縮した果実と種子から、
間をかけてゆっくり抽出されたタンニンやエキス分には、
時やはり同様に長い熟成期間が必要とされる。
彼女は完成するまでに相応の年月がかかることを、誰よりも考えています。
ボトル詰めしてからも4年以上熟成期間を取ってからリリースされる、
彼女の最大表現ともいえるドルチェット。今
回到着した2008 年が今年の春にリリースしたばかり、、、
この事実に衝撃を覚えてしまいます、、、汗。
しかも、さらに2004、2001と当たり前のようにストックしているんです!
早飲みと言われるドルチェット、しかし彼女のドルチェットには
10年を越える熟成にも十分に耐える力があること、
そしてネッビオーロやバルベーラにはない個性と
繊細さを持っっていることを証明しています。
現時点で6~7 年のという、長いサイクルでリリースをしているニコレッタ。
こうして生まれる圧倒的な存在感を持ったドルチェット。
凄まじい果実の凝縮でありながら、驚くほどの繊細な香り。
柔らかさを持ったタンニンと酸ながら、
しっかりとワインを支えるに十分なバランス。
これほどの質感をもったドルチェットは、他に出会ったことがありません。
ドルチェットのもつ可能性を最大限表現するサン フェレオーロ、
対照的にヴァルディバは、ドルチェットの純粋さ、
素直な果実味、ドリアーニらしさを十分に表現。
また、唯一造られている白 コステ ディ リアーヴォロは、
ニコレッタの遊び心が垣間見られるワインでもある。
リースリングとトラミネールという個性的な組み合わせでありながら、
果皮と共に醗酵したリースリングの持つ圧倒的な個性と、
トラミネールの濃密さ、個性的でありながら他では決して味わえない
奥行きを持っています。
インポーターのエヴィーノさんの資料より
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