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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ヴィニャイ・ダ・ドゥリネ
●IGTデッレ・ヴェネツィエ・ラ・マルヴァジーア・ラ・デュリネ・マグナム 2011
*2011年はまだ試飲出来ておりませんので
2010年のコメントを参考にして下さい。
3/28/2013試飲
綺麗な樽、花梨の様な濃厚は香り、
スパイシーな酸、綺麗な味わいとってもエレガントな粘度とアロマ、
デリケートな果実感としっとりとしたミネラル。
とっても自然体な味わい抵抗のないしなやかさのある味わいです。
余韻のしなやかさは。
生産年:2011年
生産国:イタリア
生産者:ヴィニャイ・ダ・ドゥリネ
葡萄品種:マルヴァジーア・イストリアーナ
2024年11月 | ||||||
★ ヴィニャイ・ダ・ドゥリネ
VIGAI da DULINE
★ヴィニャイ・ダ・ドゥリネはフリウーリ・ヴェネツィア・ジューリアの造り手,
ロレンツォ(39歳)とフェデリカ・モッキウッティ夫妻が造り出すワインは
飲み手の感性を覚醒し、イマジネーションを造り出し、
感動と共に飲み手の人生感を引き出してくれるワインです。
頭で飲んではいけません。こちらからアプローチをしないと答えてもくれません。
ワイン以外に面白い人生を歩んでいるか?と問われています。
その答えを持っている人がもう一つの答えを引き出すことができる
優しくないワイン、その素晴らしいワインを超えたが
ヴィニャイ・ダ・ドゥリネです。
僕自身初めての体験で覚醒しました。感動を覚えます。
こんな素晴らしいワインを素晴らしい状態で体験する為に神経を使って
輸入してくれた合田さんを始めラシーヌさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
ただ誰に渡して(販売して)よいのかがイメージ出来ません。
そんな人を選んでしまうワインです。
森田屋商店 森田秀樹
ここからは合田さんのコメントです。
二人のワインを初めて味わったときの驚きを忘れることはできません。
私の記憶の中にあるワインとまったく異なる世界を持った味わいだと、
試飲した瞬間に感じました。内側から高貴な輝きがあり、味わっていると、
とても静かで落ち着いた気持ちになります。
高潔な人格を備えているようなワインに、心から感動しました。
ワインの感じ方、評価の仕方だけでなく、
自分の持っていた基準まですっかり変わったように思いました。
優れた造り手は一様に、「ワインは畑で造るもの。
セラーでは可能なだけ手を加えず、
ゆっくりと見守るだけ」と言います。が、彼ら夫妻ほどその言葉を現実に実践し、
比類のないレヴェルで実現できている人が、ほかにどれだけいるでしょうか。
それだけでなく、ワインが本当に美しいのです。
ミネラルではなくエネルギーを感じ、
強さとエレガンス、澄んだ味わいと複雑さが同時にあり、しかも軽やかですから、
まるでワインの中にユニークな宇宙が存在しているかのように実感するのです。
用いられている品種は、ソーヴィニョン、メルロー、
マルヴァジーア、シャルドネ、ジャロトカーイ。
いずれもHistorico(歴史的、古典的)と呼ばれる、
何百年も前にフリウーリ地方に伝わり、完全に土地に適応して
馴染みきった品種を栽培しています。多雨がちな当地の湿気から守るために、
伝統的な高さの1.6mほどで仕立てます。 草は取り除かずに益虫と共存させ、
グリーンプルーニング(5~6月にする、新芽の剪定)をしなくても、
過不足なく葉が茂ります。その結果、小粒のきれいな実ができるわけです。
当地の他ワイナリーと比べて収穫が3週間遅くても、
フレッシュさは損なわれなく、
酷暑にみまわれる年でも畑にはストレスがないという具合で、
環境と絶妙なバランスがとれています。
理想的なバランスが畑の中で完結するようになるまで、
どれだけの実験とハードワークが重ねられ、経験の中からの試行錯誤が
繰り返されたことでしょうか。
畑に立つと、すがすがしさが体いっぱいに満ちてきます。
自然と調和がとれた畑だからこそ、個性的でかつ美しいハーモニーを
備えたワインが生まれるのです。考えぬかれた、献身的なワイン造りが、
飲み手に深い共感の感動を与えるのでしょう。
実は今回ご案内するワインは、昨年の7月すでに入荷していましたが、
最適なリリース時期を迎えるまであえて寝かせ、じっくりと待ってきました。
というのは、ドゥリネのワインはいずれも大変デリケートな味わいであるだけに、
イタリアはおろか地元フリウーリのレストランにおいてすら、
バランスを崩して本来の味わいを喪っていることが多かったため、
多くの失望を味わってきましたからです。
そこで、ワイン本来の素晴らしい持ち味を歪めずに実感していただくために、
半年をかけてワインを落ち着かせてきました。
「ブドウは、そだった土地と環境を記憶しています。その記憶を壊さないために、
余計な手出しをせずにワインに体現させながら、
ブドウそのものの表情を伝えたい」と、いうのが造り手二人の思いです。
きっと感じとっていただけると思います。
ヴィニャイ・ダ・ドゥリネのワインは、ラシーヌがご紹介するワインの中でも、
もっとも繊細多感なワインです。
大切に扱っていただければ、ワインの呟きが聞きとれ、
新たな世界が開けることと信じています。
ドゥリネのラベルデザインはマルベリーとブドウの株からデザインされています。
畑のところどころに植えられている木がマルベリーで、
昔から蚕のえさになっています。
ロレンツォのおばあさんも絹製品の職人で、
昔からこの地域では盛んな産業の一つ。
モルス・アルバMorus Albaとモルス・ニグラMorus Niglaは、ラテン語で、
ホワイトマルベリーとブラックマルベリーという意味です。
*2013年3月28日の試飲会時のコメント
少人数(7人+合田さんと塚原さん)で着席にて
飲み手が五感を働かせクリエイティヴな想像力をアプローチ仕掛けないと
決して答えてはくれないとっても不親切なワイン。
でも覚醒してしまえばこの上なく素晴らしいワインとなります。
個人的な感想で言えばワインのテクニカルを重視している人には
その奥にあるものは判らない。
ワイン以外の面白いこと、生活をしている人がその部分に覚醒します。
普通に飲んだら素晴らしいワインで終わってしまいます。
個人個人のフィールドで味わいがこれほど変わっていくワインに
今まで出会った事がなく 変な感動と興奮をおぼえました。
合田さんと塚原さんはこのワインを慎重に扱ってきてくれました。
試飲会は極僅か人数で着席、
ロブマイヤーのワイングラスですべての環境を整えて行われました。
感性を刺激する。 引き出しの多いワイン。
感性をくすぐりますが優しくはない。
クリエイティヴなアプローチをかけないと 答えてはくれない。
感性を覚醒する。 触発しないと凄く美味しいワインで終わってしまう。
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