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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
2024年11月 | ||||||
★ アンセストラ /シリルアロンゾ
DOMAINE de L`ANCESTRA/CYRIL ALONSO
★ まずは合田さんのコメントから
『シリル・アロンゾの名前を初めて聞いたのは、
ビュジェ・セルドンの最上の造り手である
ラファエル・バルトゥッチに会うためジュラを訪ねた2000年のことでした。
甘く てフルーティが持ち味であるこの地区で、
一風代わったシリルのセルドンは一部のファンから
熱狂的に愛されていましたが、シリルはワイン造りをやめてジュネーヴで
ヴァン・ナチュールの輸入の仕事に携わっていました。
もう、彼のワインは楽しめないのかと、シャントレ村にある
シリルの両親が営む美食家の間で名高い「ラ・ターブル・ド・シャントレ」で
わずかに残っていたセルドンを何度か味わいました。
すっかりワイン造りから離れてしまったと思っていたのですが、
実は近隣の友人のセラーの片隅で、彼はワインを造りつづけていました。
モンペリエの大学でワイン醸造を学び、
ボーヌでエノローグの資格を取得後は、いくつかのレストランで
ソムリエとして経験を積んできた。
その後、スイス・ジュネーブ近郊のドメーヌ・ヴィーニュ・ブランシュで
17品種の栽培を経験、
1998年にはフランス・サヴォア地方ビュジェに4haのブドウ畑を手に入れ、
シャルドネ種、ガメイ種、ピノ・ノワール種のほか地品種モンドゥーズ種や
アルテッス種でヴァン・ナチュレルを造り、現在の醸造の基礎を築き上げた。
その当時アロンゾ氏が造ったワインは「幻のワイン」と称され
現在では入手不可能となっている。
そんなアロンゾ氏が、マコンとボジョレーの間のロマネシュ・トラン村に
最愛の伴侶・キャリンヌさんと共に「ドメーヌ・ド・ランセストラ」を
立ち上げたのは、2004年のこと。
畑を買おうと奔走していたアロンゾ氏が目の当たりにしたのは、
想像を越える畑の値段であった。
「高すぎて畑は買えない」。
そこで思いついたのが師である故ジュール・ショヴェ氏の、
ネゴシアン(ブドウやワインを農家や生産者から購入するワイン商)
としてのスタイルであった。
ドメーヌ名は、自身のワイン造りに採用した先祖代々伝わる方法
「Ancestrale(アンセストラル)」から名付けた。
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