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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ルナール・デ・コート
●ヴァン・ド・ターブル・ガメイ 2005
*ヴァンクールのA君が昨年末に
あの不思議で美味しいジル・エ・カトリーヌ・ヴェルジェと
一緒に紹介してくれたワインです。
A君は「秀さん(僕をこう呼ぶ)しか理解出来ないででしょう。」の
殺し文句でね!
ちなみに売り切れてしまったジル・エ・カトリーヌ・ヴェルジェの
ペテイアンは来月少し分けてもらえました。
好評で下ので乞うご期待!
ちなみにあまりにも少なく飲めなかったので
ヴァンクールのテイスティングコメントをご紹介。
「ミュールやクローブなどのスパイシーな香り。果実の
凝縮味と魅惑的なフレーバ、余韻の芳ばしさが残る赤。」
めちゃウマ!との事。飲みて~!。
インポーターはヴァンクールさんです。
生産年:2005年
生産国:フランス
生産者:ルナール・デ・コート
葡萄品種:ガメイ
2024年11月 | ||||||
★ ルナール・デ・コート
DOMAINE RENARDS des COTES
★インポーターのヴァンクールさん紹介コメントから。
「ピエール・ボージェに勝るとも劣らないすごい白ワインをつくっている
生産者を紹介してあげる!」
オーヴェルニュのつくり手パトリック・ブージュからこう紹介され、
いったいどんな人間なんだろう?と興味津々で会ってみた
最初のティエリ・ルナールの印象は、
とても物静かでハンサムな男!という感じだ。
話す時も、言葉を選んでいるのか、朴訥で口数が少なく、
それが却ってこちらの心理を見透かされているような気にさせる。
また、ミシュランをはじめ地元レルモンフェランの企業を中心に
ワインセミナーを主催するなど、ビニョロンとセミナー講師のふたつの顔を
持つと聞いていたので、先生とか講師といった威厳を持った類の
人間に弱い私にとっては、 正直「解けこみにくいな~」という印象があった。
でも、試飲などしながら、ゆっくり時間をかけて話し込んでいくと、
何てことない、実際の彼はただ内気なだけで、
慣れてくると冗談も言うとてもいい兄ちゃんという感じで、
とても親しみやすい人間だ。
ドメーヌ名である Renards des Cotes も
Renard(ルナー)=キツネ(陰でイタズラするのが好き)というイメージ、
そして自らの姓を掛け合わせてエチケットに表現している。
また、ルナー・デ・コートは「海賊」という意味があり、
家族を含めた自分たちの仲間はみんな美味しいものをこっそり捕獲する海賊たち
という遊び心満載のネーミングだ。
彼のワインづくりにおけるモットーは
「自然なかたちで美味しいワインをつくる」で、
補糖(シャプタリゼーション)は一切行わない。
「美味しいワインとなるには完熟したブドウが必要」と考える彼の収穫は、
しばしばまわりの生産者より2週間から時には
1ヶ月近くも遅いのが当たり前だという。
また特に驚くべきところはブドウの潜在アルコール度数で、
他の生産者が補糖をしてやっと12~12.5%とという度数に対し、
彼のブドウは平均が14%以上で、しかも補糖ナシなのである。
たとえば2004年のEntre Chiens et Loups 白は、
エチケットの表示アルコール度数が 13.5%となっているが、
実際の度数は14.6%で残糖が25g!
それでいて飲み口にアルコールの重さを感じさせない適度な
バランス感があるのだからスゴイ!
ネクターのようなワインとはまさに彼のようなワインのことを言うのだろう。
(ちなみにEntre Chiens et Loups のネーミングには、
「犬(ペット)と狼(野性)の間=ワインの特徴にワイルドさと
従順さの両面がバランスよく出ている」という意味が隠されている
彼のつくるワインは赤も白もテーブルワインだが、
これは INAO(フランス国立原産地呼称研究所)の規定で、
VDQSはアルコール度数が12.5%までと決まっているらしく、
彼のように毎年13%を補糖なしでも超えてしまうワインは
オーヴェルニュのVDQS では認められていないという
何とも皮肉な理由からだそうだ。
「補糖をしなければワインにオーヴェルニュの地方らしさが出ないと
INAOは考えている。
13%以上のワインを補糖なしでつくるのは彼らは不可能だと思っているのさ」と
皮肉たっぷりに言う彼の言葉の裏には、
自らのワインに対する確固たる自信がうかがえる。
ティエリ・ルナール…イタズラ好きでお茶目なキツネちゃん。
またひとつオーヴェルニュという土地から個性あるすばらしい生産者が現れた!
乞うご期待!
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過去の取扱いアイテム一覧
https://www.sakemorita.com/old/renardsdescotes_a.html