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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★オーレリアン・エ・シャルロット・ウイヨン
●コート・ディ・ローヌ・ルージュ・トノー 2017
*ヴォルテックさんの最新コメント!
深いガーネット色。グレナデンや赤いりんご、
カシスやレーズンなどの赤や黒系の果実が
ミックスされたような香りが感じられます。
オーレリアンのワインは全体的に酸が綺麗に残っており、
瑞々しくすっと流れるような飲み口で、
そのうえ緻密なエキスがしっかりと広がり
余韻にも長く続きます。
フリーランとプレスの両方を使い樽で
8ヶ月熟成していることから
複雑な様子や骨格の強さも加わり、
明るさをもつカンヌに比べ、
甘さは控えめで若い果実味と奥行きの両方が感じられる
落ち着いた雰囲気です。
ピンと張りのある綺麗な酸が流れの中心となり、
果実味と共に雑みがなく上品な印象を
感じさせながら滑らかに広がっていきます。
南のワインですがパワフルなのもではなく冷涼感が感じられ、
味わいや要素、エキス分はとても密度が高く、
控えめながらグルナッシュ由来の甘さや
風味の記憶が残っており、
南の雰囲気は綺麗に表現されています。
アフターにコクとカカオのような
ビターな風味が感じられ充実感のある足跡を残します。
生産年:2017年
生産国:フランス
生産者:オーレリアン・エ・シャルロット・ウイヨン
葡萄品種:グルナッシュ、シラー
2024年11月 | ||||||
★ オーレリアン・エ・シャルロット・ウイヨン
AURELIEN et CHARLOTTE HOUILLON
★オーレリアン・ウイヨンは、ジュラのコンテ出身です。
彼は14歳の頃からピュピアンのピエール・オヴェルノワの元で
兄のエマニュエル・ウイヨン、姉のアデリーヌと共に
約20年間葡萄の栽培及び醸造について学びました。
幼い頃から長きにわたり目や耳、そして体全体で感じてきた自然なワインを、
現在のフォコンでも造り続けています。
ジュラで学んだことを生かして新しい葡萄品種の開発、
そしてバイオダイナミクスを用いて
葡萄畑の土壌を変える仕事をしていました。
アルジェリアのトゥアティ出身の妻シャルロットは
2つの博士号を取得した才色兼備の女性で、
古代文書の研究のため中国やエチオピアなどへ赴き、
そこで植物から紙を作る伝統的な方法や
天然色素での染色芸術なども学びました。
エチケットに使用された紙材は、シャルロットが
葡萄の枝や果梗を利用して作成したものです。
二人の劇的な出会いはシャルロットがスイスに戻り
大学でヨーロッパにおける染色技術の研究を終えた後、
次は一転して農耕馬の仲介業に就き、葡萄畑を馬で耕作している時でした。
彼らは2017年3月に、ヴォーク地方のフォコン、
ツール・ド・フランスのコースとして名高いモン・ヴォントゥの麓にある、
4haの葡萄畑と5haの森や湿原に囲まれた土地に定住しました。
カーヴはもちろんのこと家も水道も電気すらなく、
全てを自分達で作りあげ、カーヴは収穫の1週間後に完成しました。
9月27日には娘さんが誕生し、2017年は彼らにとって
変わり目の素晴らしいスタートの年となりました。
森に囲まれ他からの影響も受けない好立地で、
粘土石灰と砂が主体となっています。
砂は砂質が固まってできた岩が風化したもので、
「ラ・ロッシュ・クークルド」と呼ばれる特徴的な土壌です。
現在は樹齢約25歳から65歳のグルナッシュ 2.5ha、シラー1.3ha、
そして0.2haのサンソーを栽培しています。
馬のヴィクトワール(Victoire)とロバのカストール(Castor)が
農作業を手伝い、またコンポストも彼らの糞を利用しています。
ピエールから学んだことを生かしながらジュール・ショーヴェの醸造法を
採用し酵母や亜硫酸は一切使用せず、
葡萄の力による自然な醸造でろ過もしません。
瓶詰は重力を利用して行っています。
ヴォルテックスさんの資料より
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