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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ルードヴィック・アンジェルヴァン
●ヴァン・ド・フランス・ブラン・エスポンタネオ 2013
*辛口なのに膨よかなライチや白桃の柔らかい、
甘みさえ感じる様な味わいが鼻から抜けていく感じ。
ふわふわとした余韻が繊細で美味しい!
3/8/2017試飲
コクのある厚みを感じる液体は
辛口なのにライチや熟れた白桃の様な果実感からくる
甘みを心地よく感じます。
エレガントで少し苦味を感じる余韻は
長く漂いながらアプリコットに変化します。
ふわふわと漂う感じは気持ち良い。
生産年:2013年
生産国:フランス
生産者:ルードヴィック・アンジェルヴァン
葡萄品種:グルナッシュ・ノワール
2024年11月 | ||||||
★ ルードヴィック・アンジェルヴァン
DOMAINE LUDOVIC ENGELVIN
★2010年が初ヴィンテージとなるまだ新しい生産者ルードヴィックは、
3つ星レストラン「ミッシェル・ゲラール」にてソムリエとして働いていました。
まだ化学物質が使用される以前のボルドー古酒や偉大なブルゴーニュを
日常的にサービスしていた彼は、近年のボルドーワインが画一的な味わいになり、
感動がなくなってきたことに疑問を抱いておりました。
そんな彼は、グラムノンのワインを飲んでその美味しさに驚き、
昔のように心を動かされるワインを
いつしか自分で造ることを夢見るようになりました。
ルードヴィックは、アンリ・ジャイエについては
特別の思いを持っていたようです。
アンリ・ジャイエのワインには他のワインからは
なかなか感じ取ることができない心揺さぶられるものを強く感じており、
それが一体どこから来るのか、とても興味を持っておりました。
人はワイン造りに秘密はないと云いますが、アンリ・ジャイエに関しては、
彼は間違いなくワイン造りの秘訣を知っていたはずだ、と断言しています。
今となっては本人に聴くことが叶わなくなってしまったことに、
残念さを滲ませておりました。
さて、月日が経ち彼が見つけた理想的な畑は、
ラングドック最東部の奥地ヴィック・ル・フレスク村にあります。
ここはラングドックにありながら
とても涼しいクリマであることが特徴で、
内陸の盆地で冷気がこもる特異な
気候風土を有しております。
グルナッシュ・ノワールを主体に、
ムールヴェードルが植えられており、
特にセレクション・マサルにて植えられた樹齢の古いグルナッシュが
多く存在していたことが彼にとっては大きな魅力でした。
ここで彼が始めたのは循環型農業です。
ぶどうの木が最大限活発に成長できるようビオディナミを行い、
堆肥は用いず羊を畑に放し飼いにしています。
畑の草を食べた羊がその場で排泄し、その土を肥やします。
他所から必要なものを持ってくるのではなく、
その場だけで生態圏が完結するという
新世代の農業を目指していました。
そうすることにより、最大限この土地のテロワールが表現でき、
この土地ならではのワインが生まれると考えたのです。
醸造においても一切の妥協はありません。
畑でぶどうに自然と付いた野生酵母の働きにより自然に醗酵させ、
醸造中の亜硫酸の使用は一切なく、
ビン詰め時に1g/HLとごく僅か加えるのみ。
ポンプは使用せず重力を利用して醸造を行います。
出来ることはすべてやり尽くした
2つのTOPキュヴェは傑出した味わいです。
ルードヴィックに言わせれば、
グルナッシュ・ノワールからはどんなタイプのワインでも造れるのです。
彼の白ワインは、実にグルナッシュ・ノワールを
そのまま絞った果汁から醸したブラン・ド・ノワール。
シャトー・ヌフ・デュ・パプに代表される濃厚な赤ワインは、
典型的なグルナッシュから造られた赤ワイン。
そして、モーリーやバニュルスの様に過熟させた
ぶどうから造られた甘口ワインなど、実に多様です。
そして彼の造るグルナッシュ・ノワールから造られた
2つのTOPキュヴェは、まるでブルゴーニュの様!
どこまでも優しくしなやかでエレガント。
卓越したフィネスは、もしかするとアンリ・ジャイエからの贈り物….?
なんて思わせてしまう深い味わいです。
ルードヴィックの目指す想いと仕事の結晶が、ここにあります。
ラヴニールさんの資料より
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過去の取扱いアイテム一覧
https://www.sakemorita.com/old/ludovicengelvin_a.html