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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★ラ・グランド・コリーヌ
●ヴァン・ド・フランス・ル・カノン・ルージュ 2009
*ヴォルテックスさんのコメント 黄金色。
熟したカリンやマルメロ、りんごのコンポートや
蜜など芳醇な果実香に、
それに加え白トリュフを想わせる魅惑的な香りが感じられます。
2009年は暑い年だったことから、他のヴィンテージ比べ
色合いやボリュームもしっかりとあり、芳醇でふっくらとした仕上がりです。
しかしながら、醸造後約10年の歳月が流れたことにより、
膨らみのある味わいの中に他のヴィンテージにはない複雑と深い奥行きが引き出され、
豊かな風味の奥にしっかりと大岡さんのサン・ペレらしい
白葡萄を皮ごとかじったようなフレッシュな香りや風味、
爽やかな酸が今も尚感じられます。
舌先をピリッとかすめる感覚が一瞬あり、
カリンやりんごのコンポートなどの凝縮感と深みを伴う果実味、
白トリュフなど魅惑的で妖艶な味わいが口いっぱいに広がり、
それでいて完熟した新鮮な果実のニュアンスと
伸びやかな酸がバランスよく重たさを感じさせず、
アフターに僅かな塩味も伺えます。
加えて熟成由来の複雑さが絡み合う上質な
リキュールのような充実した深みが感じられます。
秀逸と断言できるほどありとあらゆる要素が詰め込まれた魅力溢れるワインです。
生産年:2009年
生産国:フランス
生産者:ラ・グランド・コリーヌ
葡萄品種:マルサンヌ
2024年11月 | ||||||
★ ラ・グランド・コリーヌ
LA GRANDE COLLINE
★若き日本人醸造家 大岡弘武氏がローヌにて作る自然派のワインです。
大岡弘武氏は自分の畑で働きつつ2003年から念願のティエリー・アルマンの下で
栽培長として栽培、醸造に従事。
師アルマンとの出会いは、大岡さんが後にワイン造りを始めるにあたって
決定的と言えるもので、
ブドウ栽培から醸造に至るまでのほとんど全てにおいて影響を受けたようです。
醸造での人的関与を必要最低限に留める自然なワイン造りを実践するために最も
大切なことは良いブドウを育てることに尽きるのですが、
花崗岩に覆われた急斜面で夏は極めて暑く冬が寒いコルナスにおいては、
畑仕事に費やす労力はいっそう厳しいものになります。
大岡さんは、アルマンの下で働くことにより栽培や
醸造に関する考え方だけではなく、
厳しい労働に耐える強靭な精神力も身につけたと言えます。
自分の本拠地を北ローヌと決めた理由について、畑における労働が
最も厳しい土地であったから、と語っていたことが印象的です。
現在の大岡さんは、アルマンから完全に独立を果たして
13種類のワインを造っております。
そして信頼のおける生産者から購入したもので構成されております。
栽培はビオロジックを実践しており、除草剤や化学肥料は使用しません。
農薬は化学合成薬品ではなくボルドー液や硫黄
(どちらもビオディナミの認証団体である
「デメテール」で認可されているもの)に限定し、
使用回数も極力減らしております。
また、2月から3月にかけて行う遅い時期の剪定で徹底して不要な芽を取り除き、
遅霜の影響を大きく受けるリスクは高まりますが、
青刈りが不要となる理想的な収量制限を実現できることも栽培における
特徴的なことでしょう。
「少量でも構わないから良いブドウだけを育てたい」、
大岡さんの畑仕事における考えです。
醸造においては、その土地に育つブドウが醸し出す、
純粋かつ繊細な果実味を楽しんでいただくことを
目的として、野生酵母による自然な醗酵と
ビン詰めに至るまでの全ての過程において
酸化防止剤を使用しないことが特徴です。
そのため、単に収量が少ないだけではなく、
収穫されたブドウを更に選別して傷んでいない果実だけを使った
醸造を心がけています。
ル・カノン・ルージュはグルナッシュ45%、シラー45%、
サンソー10%のブレンドで、畑の場所はSt Perayの南約20km、
北ローヌと南ローヌの間のあたりです。
もちろん無清澄、無濾過です。
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過去の取扱いアイテム一覧
https://www.sakemorita.com/old/lagrandecolline_a.html