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更新日は 2024年 11月 17日 です。
2024年11月 | ||||||
★デロ・ドゥリュニー
●シャンパーニュ・キュヴェ・デ・フォンダトゥール NV(D2020/12)
*新しいキュヴェは爽快感とほんのり心地良くのった果実の膨らみがとっても優しい!
生き生きとした泡の存在感と丁度良い液体の粘度も相まって
口の中でフレッシュかつフルーティな旨味が広がりますよ!余韻の塩加減も!8/3/2021試飲
生産年:NV(D2020/12)年
生産国:フランス
生産者:デロ・ドゥリュニー
葡萄品種:ピノ・グリ
2024年11月 | ||||||
★ デロ・ドゥリュニー
DEROT-DELUGNY
★ピノ・グリはシャンパーニュの古代品種で、フロモントーとも呼ばれています。
シャンパーニュ地⽅の⻄端、クルット・シュル・マルヌに本拠を置くグローワー、
デロ・ドゥリュニーでは、4世代前からピノ・グリを栽培してきました。
ドメーヌの創業者が格別に愛していた品種で、
ドメーヌのシンボルと言える品種だったからです。
シャンパーニュには全てのピノ系品種の使用が認められています。
ピノ・ノワール、ピノ・ムニエはもちろん、
今ではピノ・ブラン100%のシャンパーニュも数多く出回っています。
しかし、ピノ・グリのシャンパーニュだけは見かけることはありません。
デロ・ドゥリュニーはシャンパーニュで唯一、
ピノ・グリ100%のキュヴェを手掛けているグローワーです。
ドメーヌでは、1929年のドメーヌ創設以来畑に点在して栽培されていた
ピノ・グリの品質の高さに注目し、
単独品種のキュヴェを造ることを着想しました。
栽培や醸造で試⾏錯誤やテストを繰り返し、10年以上の歳⽉を掛けて、
オーガニックで栽培されている0.5haの小さなリュー・ディから、
2009年に初めて、ピノ・グリ100%となるシャンパーニュをリリースしました。
キュヴェ・デ・フォンダトゥールと命名されたこのシャンパーニュは、
ラベル表記はされていませんが、二区画のブドウをアッサンブラージュした
リュー・ディを表現したキュヴェです。
少量⽣産で、これまでにまだ数回しか⽣産されていない
稀少なシャンパーニュです。
デロ家は4世代前からヴァレ・ド・ラ・マルヌでブドウを栽培しています。
1929年にフィリップ・デロとイヴォンヌ・ドゥリュニーが
お互いの名字を結び付けて、「デロ・ドゥリュニー」という
ブランドを創設したのがドメーヌの始まりです。
創業者のフィリップ・デロは、ブドウ栽培用の鋤の製造をしていましたが、
地元でドメーヌ元詰めのシャンパーニュを初めて手掛けた造り手の一人でした。
当時、醸造所は僅か数千本のシャンパーニュの醸造ができるに過ぎない
賃借りの小さなものでしたが、1933年にパリ農事コンクールで⾦賞に輝き、
ドメーヌのシャンパーニュの品質はすぐに広く認知されます。
第二次世界大戦後、フィリップはブドウ栽培用の
ハイクリアランス・トラクターを製造し、
ブドウ畑の管理を⻑男に継承します。
同時に、次男のベルナールとともに
シャンパーニュの製造を拡大させて⾏きました。
1950年には、拡張した畑のブドウを受け入れる醸造所の建設が始まり、
毎年冬の間、40年以上に亘り地下の⾃然な温度を利用した
シャンパーニュの熟成に最適な地下道を掘り進めていきました。
1975年にはディジョン大学で醸造学を学んだ
ベルナールの息子のフランソワがドメーヌを継承。
現在まで当主を務めています。
そして、2010年にフランソワの息子のローランがドメーヌに参画。
ローランは現在31歳。
シャンパーニュとマコンでブドウ栽培と醸造学を修めた後、
シャンパーニュやアルザスのドメーヌで研鑽をし、
オーストラリアのヴィクトリアやカリフォルニアの
ナパ・ヴァレーでの収穫も体験し、
現在はドメーヌの4 代目として、高品質のシャンパーニュ造りを⾏っています。
所有畑と栽培について
ドメーヌの栽培面積は約12ha で、全ての区画がクルット・シュル・マルヌと
その隣村に点在しています。
主要栽培品種は、アッサンブラージュによって
果実味としなやかさをもたらしてくれるピノ・ムニエです。
⿊ブドウですが、細やかな圧搾によって⽩ワイン用の果汁を得ることができます。
また、複数の区画でピノ・ノワールが栽培されています。
この品種には非常に早熟なテロワールが必要です。
シャルドネはドメーヌの畑の1/4で栽培されています。
シャルドネは快活さとエレガンスさをワインにもたらしてくれます。
最後にシャンパーニュでは極めて珍しいピノ・グリ(別名フロモントー)が
栽培されています。
これは、ドメーヌの創始者がこの品種を格別に愛していたため、
その敬意から植樹されたものです。
2つの区画があり、そこからピノ・グリ100%の単独のキュヴェが造られます。
ドメーヌではテロワールと環境に最大限の敬意を払って
ブドウ栽培を⾏っています。
このためオーガニックな栽培を⾏い、
施肥に使用するのは果物の⽪を堆肥と混ぜたものと
有機肥料に限られています。
除草は表⼟の部分のみ年間4〜6回⾏っています。
表⼟が⽐較的深い4haの区画では、1畝ごとに草⽣栽培を⾏い、
表⼟の浅い3haと斜度の大きい5haの区画は、完全に除草を⾏っています。
畑の耕耘、除葉なども状況に応じて実施しています。
近々、HVE(環境価値重視)とサスティナブル農業の認証も受ける予定です。
ドメーヌでは畑での全ての仕事を手作業で⾏っています。
剪定は、風通りを良くして、太陽の光によってしっかりと
熟した最上のブドウを得るための決定的な作業であると考えており、
最も入念に、そして非常に厳しく剪定(短小)を⾏っています。
VIVITさんの資料より
過去の取扱いアイテム一覧
https://www.sakemorita.com/old/derotdelugny_a.html