“Sonser Vins”は二人の苗字を組み合わせて作った造語です。
修業を積みながらも二人は2016年からプロジェクトの準備を始め、
非公式ながらもいくつかのキュヴェを仕込んでいきます。
この時期、彼女はオランダ、ベルギー、ロワールを
行ったり来たりしながら
昼間は他の生産者の畑や醸造所で働き、
夜はモンルイのワインバーで働いたりと
忙しい修業時代を乗り越えていき、
2017年にようやくロワールに定住します。
アンボワーズとモンルイ・シュール・ロワールの中間あたりの
ヴーヴレイ側(ロワール川右岸)の
ノワゼという村にシェはあります。
石灰でできた崖に通路や 階段が造られており、
いくつもの小部屋や家ができており、
その中の一つの奥行きある洞窟を借り、
シェとして使用しております。
発足時からずっと畑を持つことができなかったため、
2018年にロワールとアルザスの買いブドウを使って
4つのキュヴェをつくります。
これが初ヴィンテージ となります。
もちろん選ぶのはビオのブドウで、
収穫から自分たちで行いました。
自然酵母での醗酵はもちろん、
酸化防止剤の添加もごく少量もしくは無添加、
濾過や清澄はワインを見極めながら判断していきます。
初ヴィンテージ2018年の生産量は約15,000本。
リザンヌは自らの畑を持たないことを逆手に取り、
1月・2月にワインの醗酵が落ち着くと、
南半球のオーストラリアに飛び出します。
なんと南半球でもワインを造っているのです。
収穫から自ら畑に入りブドウを収穫、
自らのキュヴェを仕込んでいます。
すでに数ヴィンテージお世話になっている醸造所は、
あのヤウマの醸造所を間借りしております。
ブドウは、ジェームズ・アースキンも自らのワインによく使う
マクラーレンヴェールのフィオナ・ウッドのものを使用しています。
このキュヴェも非常に興味深いですが、
これはオーストラリアのみの販売だそうです。
ディオニーさんの資料より
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