エネルギーに満ちたブドウを収穫し、そのブドウがワインに
進化していくプロセスを信じて待つ。
それがシャルロット・バテのワイン造りのスタイルです。
シャルロットは畑での時間を特に大切にしています。
自分一人で畑に立ち、ブドウ樹一本一本と向き合いながら
作業する剪定が最も幸せを感じる瞬間であると言い、
常にブドウの声に耳を傾けています。
当然ながら化学肥料や除草剤といったものを用いる事はなく、
ただただ健全なブドウを得る為に努力を重ねます。
平均的な収穫量もこの地の一般的な生産者と比べて極端に少なく、
果実ひとつひとつが凝縮し、大地からのミネラルをしっかりと
感じる良質なブドウが得られます。
そのエネルギーに満ちたブドウをごくごくシンプルな方法で醸造し、
彼女でしか表現し得ない特異な個性を備えたワインを生み出しています。
ここまでピュアで、ここまで自然なスタイルのワインを経験も
ほとんど無かった彼女が どのようにして生み出す事ができたのか。
類まれな研ぎ澄まされた感性がその最大の理由ですが、
ではその感性はどうやって獲得したのでしょうか。
その理由の一端は彼女のキャリアから垣間見られます。
シャルロットは、ワイン造りに携わる前には柔道選手として活躍しており、
しかもかなり上位の成績を収めていたと言います。
相手の呼吸を読み、心を読む柔道の心得が、彼女の卓越した直感に通じており、
畑や自然との対話にいかされているそんな気がしてなりません。
シャルロットの卓越した個性を備えたワインは、飲み手である私たちにも
ある種の感性を求めているようにも感じられ、
遠く離れた土地で生まれたブドウたちの声に耳を傾けるように
促されているような感覚にさせてくれます。
インポーターは野村ユニソンの資料より
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