歴史:ニコラゼ家のマラニ(ワイナリーのこと)は、西ジョージアにある
イメレティ地方はナフシルゲレ村にあります。
標高150m、亜熱帯湿潤気候で土壌は重い粘土質。
ブドウ畑と屋外にあるマラニは、20世紀初頭にラマスの曽祖父の
ミナ・ニコラゼ氏が造りました。
当時のマラニ、ブドウ畑とその他の所有地の総面積は10haありましたが
ソビエトがジョージアを併合した際、そのほとんどが没収され、
0.8haだけが残されました。
2007年、ラマス・ニコラゼは“Nikoladzeebis Marani”
(ニコラゼェビス醸造所)を設立し、
その畑で、2種のブドウ(ツィツカ、ツォリコウリ)を栽培しています。
ブドウ畑では、有機農業規格で使用が許される農薬(銅と硫黄)のみを使用。
醗酵や保管はクヴェヴリで行われ、その過程で添加物は
一切使用しません。醗酵の工程として、ツィツカは果汁のフリーランのみ、
ツォリコウリは果汁に種子と果皮も含めて醗酵させます。
マセレーションは2~6ヶ月間行います。
スローフード運動のサポートとして、ニコラゼは
他の10名の小さなオーガニックワインメーカーと共に
「クヴェブリワイン協会」を創立しました。
そのブドウ畑とマラニに対する行動規則は、
クヴェヴリワイン協会のマニフェスト(規定)に定められ、
彼らの造るワインは、ジョージア(ワインバーVINO Underground) 、
イタリア(I AM WINE), フランス(Puzelat & Bonhomme),
日本 (RACINES)などで販売されています。
ラシーヌさんの資料より。
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