歴史:ニコロス・アンターゼは、1974年ワイン造りと
嗜みの伝統の根づくジョージアはトビリシで、
芸術家と言語学者の一家に生まれました。
17世紀からニコロスの家族がカヘティ地方(Manavi 村とTokhliauri 村)に
畑を所有していましたが、ジョージアがソヴィエトの政権下に落ちた時に
国に没収されました。
2006年、彼はマナヴィ村にブドウ畑を購入し、有機農法により、
クヴェヴリでのワイン造りを始めました。
栽培品種は、ジョージアの土着品種であるムツヴァネ・カフリとルカツィテリ。
ブドウ畑は海抜650m に位置し、土壌は明るい茶色で、岩の多い粘土石灰質です。
マナヴィ村の土壌は、ジョージアが君主制をひいていた
19世紀までの間、この畑でできたブドウで王室に献上されるワインを
作っていたことから、「ロイヤル・クリュ」と呼ばれていました。
2013年に、ニコロス・アンターゼは自身のマラニの建設を始めましたが、
それ以前は友人のセラーを醸造と保管場所に充てていました。
その年の気候条件が反映するワイン造りを目指し、
手入れをする前にブドウの樹を観察して極
力介入せずに済むよう心がけています。
醸造においては、常に新しい試みをもって行うため、
ヴィンテージによって味わいが異なります。
この努力が、品種とテロワールの可能性を
引き出した味わいになると考えての行動です。
ラシーヌさんの資料より。
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