Rudiは07年以来Rieslingについてはアルコールが13.5%以上にならないよう、
しかし果実の生理学的熟成を犠牲にすることのなくこれを達成するために、
各畑を従来より細かいプロットに分けて収穫回数を増やし、
より細かいバッチでの醸造をしています。収穫バッチを増やしたことの効果で、
よりテロワールの個性がコンパクトな風味の中に凝縮されていると言えます。
2010年度ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー受賞!
オーストリアで最も権威あるワイン雑誌Fallstaffでの評価この賞は、
過去10年のワイン評価をもとに選出され、一生に一度しか与えられないもので、
オーストリアを代表するワイナリーとして認められたことを意味します。
クラシカルなヴァッハウのスタイルと言われるルーデイーのワインは、
収穫の際に徹底して貴腐果を取り除くことにより、
シャープで透明感のある味わいに仕上がることが最大の理由です。
まさに完璧主義から生まれる高貴な辛口白ワインといえます。
『新・自然派ワインを求めてオーストリアワインの魅力』
オーストリアこの生産者を買えば間違いない!冒頭写真にも取り上げられております。
2010年: 生産者の力量が顕著に現れる年であり、
また間違いなく"ルーディの年"であると言えます。
霜、雹、雨や低温による花振るい、
日照不足による遅い成熟など難しい年でしたが、
自然な収量減のおかげで、少なめな日照&積算温度にもかかわらず、
ブドウは完熟することができ、酸とエクストラクト(ミネラルの凝縮度)、
完熟した果実味の3拍子揃った質のいいブドウを得ることができました。
特にRudiの場合、いつもの豊かなミネラル感と、この豊かで完熟した酸、
冷涼な年らしい研ぎ澄まされた果実味が相まって、
本当に彼らしい透明度の高い、凜として芯のあるワインとなっています。
2013年: 大雪の冬を越し大地は十分な水分を蓄えることが出来ました。
発芽は遅く、また開花期の天候は不安定で
収穫量減につながりました。短い夏でしたが非常に暑い日が続き、
9月初頭は雨が多く降りましたが、
低温だった為に病害が蔓延することはありませんでした。
9月半ば以降は涼しく晴天の多い理想的な”黄金の秋”が訪れ、
収穫期の冷涼さと晴天がブドウの香味を育むには理想的で、
アップ&ダウンの激しかった2013年は、
結果的に健全でやや酸が高めな“クールな果実味”が魅力の年となりました。
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