パリではミランネスタレッツに続く若き天才醸造家としてワインは大人気。
「ヴェールヴォレ」のような老舗店から「シャンブルノワール」など最近流行の店、
一つ星の「サチュルヌ」「セプチーム」などのガストロノミーのレストランでもひっぱりだこ。
2018年パリのナチュラルワイン最高峰レストラン「サチュルヌ」はパレット単位で
ブランド・ブロスのワインを購入したとも。
NYCやメルボルンなど世界の重要ワイン都市で
若き兄弟が造るワインのクオリティの高さが話題となっています。
ワインは冷涼地ならではのフレッシュさがあり、
のどごしも良いドリンカブルなものですが、
同時に、ひとしずくへ向き合えるシリアスさ、深い底力が感じられるものです。
そのワインのクオリティの高さと地味なラベルから、
まるで長いキャリアの熟練した醸造家ようだと想像される20代の二人。
田舎街に住んでいるものの、オフの姿はシティーボーイでテクノ好き。
収穫終了時にはブドウ畑にDJブースと照明を設置してイベントを行うほどです。
弟ヨナスは、2081年の収穫後、オーストラリアに渡航し、
ヤウマのジェームズ・アースキンと一緒に収穫をし、素晴らしい経験をしたとの事。
ブドウ畑について
ワイナリーとブドウ畑のあるボッケンハイムはファルツ地方のどこよりも涼しい気候で、
ブドウはゆっくりと熟します。
またドナースベルク山(650m)が雲をブロックするため雨がとても少なく(年間450mm)、
谷沿いに常に風が吹くため、ブドウは病害にかかりにくく健康に育ちます。
畑ではハーブから抽出したエッセンスや紅茶など自然の力を用い、
ブドウの木に強さを与えます。
またクローバーや野生のハーブは蜂や益虫を呼び寄せ、
多様な生物が住む環境ができ、健全で肥沃さを保った土の畑になります。
ワイン醸造について
醗酵は野生酵母で自然に始まり、瓶詰タイミングは、
兄弟のテイスティングによってのみ決定されます。
ワインは添加物なしのブドウだけで造られ、
無濾過で生き生きしたワインになります。
ワインのラベルは彼らの祖母にほる手書きイラスト。
彼ら曰く「おばあちゃんのデザインはかっこよくてクール」だそう。
5代続く家族経営のワイナリー。
2007年から兄ダニエルが、2014年に完全に兄弟が引き継ぐ。
醸造/栽培:ダニエル&ヨナス・ブランド
トータル栽培面積:20ha
2018年生産量:約80000本
土壌:レス、ライムストーン
ぶどう品種:ピノ・ノワール、ポルトギーザ、
カベルネ・フラン、ミュラートゥルガウ、
シルヴァネール、リースリング、ピノ・ブラン、
シャルドネ、ケルナー、シュレーベ
標高:150m〜350m
クロスワインさんの資料から。
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